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どうもー!
戦闘シーンのグダグダ感に定評のあるがぶりえるです!

もっと迫力のある戦闘シーンが書けるようになりたいですね・・・どなたか矮小なる私めに文才をください・・・(´;ω;`)

あ、補足ですが。
セラの一人称である私はワタクシと言っています。分かりづらくて申し訳ありません(´・ω・`)
第8話
サーベルウルフ達を殲滅し終えた俺達───といっても、実際に倒したのはセラだけだが───は一先ず遺跡の中に会った使用人達が使う1室に集まっていた。

戦闘終了後からこの部屋に移動するとき、そして今にかけてまでクレアさんはセラのことをじーっと見ている。
しかしそんな視線を物ともしないのか、にこにこと俺の隣に座っているセラ。
さて、どう説明しようかな・・・。

「え、えーと・・・」

「ツクモ君」

「ひゃい!」

とりあえず、大部屋に来る前に会ったと言えばいいかなと思っていた俺は、いきなりクレアさんに名前を呼ばれ変な声が出てしまった。

「その子は一体・・・?」

「こいつはですね、そのー・・・」

なぜクレアさんに本当のことを言わないかというと、俺が語り手と知った場合における二つのマイナス面を考えたからだ。

第一に、クレアさんが国とつながりがあった場合、城に連れて行かれて王に会い、勇者とかしてか英雄としてか担ぎ出され、国にいいように使われてしまう可能性。

そして第二に、クレアさんは歴史学者だ。そこに遥か昔からある伝承の中に登場する者が現れたら、どこぞの研究機関に連れて行かれて、研究というなの実験動物にされてしまうかもしれないじゃないか!

(一つ目はわからんでもないが、二つ目は考えすぎじゃ)

(いやいや!ここは慎重に行かないとだめだ!)

(主様、私はこの人に話しても大丈夫だと思いますよ?)

(む、なんで?)

というか、人型でも念話出来たんですね。

(この人からは邪まな気は感じませんから)

(へぇー、そういうのもわかるのか)

(えぇ、ですから信用してもよろしいかと)

うぅむ、まだ一抹の不安は消えないが話してみるか。

「えぇとですね。こいつとは、この遺跡の地下で会ったんです」

「地下?そんなものはないはずだけど・・・」

「大きい部屋を調べてたんですけど、そこの岩陰から階段が出てきて、降りたら居たんです」

すごいさっくり説明してしまった。通じるかな?

「大きい部屋・・・大神官の部屋かしら?ちょっと案内してもらえる?」

「あ、はい」




※※※※※※※※※※




大神官の部屋に入り、中にあった階段を下り、扉の前にたどり着く。

「こんなところが・・・ここも書き写さないと!」

「と、とりあえずそれは後にして中に入りましょう!」

「あ、え、えぇ・・・そうね」

なんだこの人、壁画書き写したい症候群にでも患っているのか。
そう思いつつ中に入る。大丈夫、今度は転ばないさ!

「す、すごい・・・地下なのに明るいし、何よりもこの壁画・・・!」

「えーと、ここで会ったんですよ」

「でも、何だってこんなところに?ツクモ君より早く見つけてたのかしら」

「いえー、私はそこに刺さってたんですよ」

「さ、刺さって・・・?どういうこと?」

セラは自分が刺さっていた場所を指差す。しかしクレアさんは意味が分からなかったみたいで、説明して欲しそうにこちらをみる。
間違えじゃないけどさ、その説明じゃ誰にもわからないと思うぞ・・・

「とりあえず、見てくれれば早いと思います。セラ、一回剣に戻ってくれないか?」

「わかりました」

とてとてとこちらに歩いてきて、にこにこしながら目の前で止まる。動きが一々可愛すぎるんだよ!
セラの肩に手を置き、集中する。

「送還」

すると一瞬光ったあと、俺の手には剣の感触があった。

「え、あの、え・・・?」

「まぁ、驚きますよね」

「え、えっと、どうなってるの・・・?」

「えーと、神の語り手の伝承について知ってますか?」

「え、えぇ、大陸中に知られてるし、私達歴史学者の最大の研究対象だから・・・ま、まさか!」

「何か俺が語り手みたいです」

あ、クレアさんが固まった。




※※※※※※※※※※




それからクレアさんが復活するまでしばらくの時間が掛かった。
そして復活したクレアさんはというと・・・

「語り手様とは露知らず、大変無礼なことを致しました・・・」

「だから、そういうのはやめてくださいって!」

「そういうわけには!」

ずっとこんな調子である。困ったな。

「と・に・か・く!さっきみたいな口調でいいですから!」

「わ、わかりました・・・いえ、わかったわ」

やっと戻ってくれた。しかし語り手って偉いのか?
でもあの家族は・・・そういえばミレルちゃん以外は敬語だった気がする。

「クレアさん、語り手ってひょっとして偉かったりする?」

「えぇ、伝承にも残されているくらいだしね。それに実在したという記録は残されているから、恐らく大陸中の王よりは偉いはずよ」

「うひゃー・・・」

そんなに偉かったのか・・・実感がわかないなぁ。前の世界の家では一番地位が低かったし。
それにしても、俺が語り手とわかっても態度を変えなかったミレルちゃんは大物になるな。

「びっくりするのはこっちのほうよ、まさか本物の語り手に会えるとは思いもしなかったわ・・・」

「本物のってことは、偽者がいたってことですか?」

「えぇ・・・それこそ山のようにね。ただの錆びた剣を持って、偉そうにしている奴とかたくさんいたわよ」

「その人達ってどうなったんですか?」

「死刑ね」

ひぃいいいい!?
そんな重罪になるの!?

「とりあえず私は壁画を書き写す作業に戻るわ。ここも書き写さないといけないからね」

「あ、すいません。護衛は俺の仕事だったのに、作業を中断させてしまって」

「謝らなくていいわ、それに貴方のおかげでわかったことがあるから」

申し訳ない気持ちで謝った俺を止めたクレアさん。
わかったことってなんだ?

「わかったことって?」

疑問に思い聞いてみると。

「この遺跡が語り手のために作られたってことがわかったからね」

クレアさんは見惚れるような笑みを浮かべ、ウィンクしながら言った。
惚れちゃいそうです。

((浮気者ー!))

えぇい、黙れ!




※※※※※※※※※※




クレアさんが書き写しているのを見守りながら、俺は思ったことをセラに聞いた。

「そういえばセラ、お前って鞘はないのか?」

(鞘ですか?ありますよー?)

「む、どこにあるんだ?美しい剣と言っても、流石に抜き身のまま持てないからな」

(いやん!もぅ、美しいなんて主様ったら)

ここで装飾のことって言ったら怒るだろうなぁ。まぁ人型でも恐ろしく美しいんだが。
そんなことを考えてると桜華がちょっと焦ったように聞いてきた。

(九十九よ、わらわはどうなのじゃ!)

「ん?あぁ、もちろん桜華も綺麗だよ」

(うむうむ、そうであろうっ)

あぁ、可愛いなぁ・・・この子達。

「それで、鞘はどこにあるんだ?」

(あ、えっと、刺さっていた所の近くにあったはずです)

どれどれ・・・お、あった。
セラのインパクトが強すぎて忘れてたなぁ。

セラを鞘に入れ、ベルトに挿す。
ちなみに桜華は後ろのほうに挿している。
しかし後でこっちの服買わないとだめだなぁ・・・旅をすることも考えて、マントとかも欲しいな。

(確かにのぅ、そのてぃーしゃつとじーんずとやらも格好いいんじゃが、旅には不向きじゃな)

(そうですね、それにその姿じゃ寒そうですし)

「そうなんだよなぁ、バートさんの古着ってもらえたりしないだろうか?」

そんな何気ない話をしていた俺達に、全て書き終わったのかクレアさんが声をかけてきた。

「何の話をしているの?」

「あぁ、クレアさん、終わったんですか?」

「えぇ、もう全て書き写したわ。それで?」

「旅に出るための服装とか、道具とか何があったらいいか話してたんですよ」

「ふふ、なるほどね」

む?何かおかしかったか?

「あぁごめんなさい、伝説の存在がそんな話をしてるのが面白くって」

「むぅ、伝説とか言われてますけど、俺はただの人間ですよ?」

「ふふ、はいはい。そうだったわね」

何か釈然としないぞ!




※※※※※※※※※※




俺達が村へと戻った頃にはもう夕方だった。そしてギルドで依頼完了の手続きをした。武器が一つ増えていたが、タイプを戦士にしていたので特に不審に思われなかった。
ちなみに、サーベルウルフの群れのことは、セラのジャッジメント・セイヴァーで大半が消滅していたので報告だけ済ませた。

「なんか、終わってお金貰うのって嬉しいなぁ」

「ふふ、ツクモ君はすぐに旅に出るのかしら?」

「いえ、旅の道具や服とか集めないとダメですし、お金もある程度ためないとダメだと思うんでここを拠点にしばらくいるつもりですよ」

そう答えるとクレアさんは「そうなのね」と考え込んだ。
そしてなぜか若干頬を染めながら提案してきた。

「よ、よかったら明日道具や服とか見繕ってあげましょうか?」

「え、いいんですか?」

「もちろん、ツクモ君の都合が良かったらだけど・・・」

「喜んで!・・・と言いたい所ですけど、お金足りるかなぁ」

一応バートさんにゴールドの価値を教えてもらったが、不安が残る。

「500ゴールドもあれば旅の服くらいなら簡単に揃えられるわ、それにもし足りなくても私が貸してあげる」

「む、流石にそれは悪いような・・・」

「いいのよ、気にしないで」

そう言われてもなぁ、自分でいうのもなんだが、謙虚な日本人としては中々受け入れられない。
そんな気持ちがわかったのか、クレアさんは俺の額を指で軽く突きいった。

「人の気持ちは素直に受け取っておくものよ?」

「はい、じゃあお願いします!」

そんな言葉を受けた俺は、これ以上遠慮するのも悪いと思い、笑顔で承諾した。
どこまでも着いて行きます!姐さん!と言ってしまいそうになったのは俺達だけの秘密だぞっ♪

(でーとじゃ・・・)

(デートですね・・・)

うるさいよ!
っとそうだ、クレアさんに言っておかないと。

「クレアさん、俺が語り手っていうことは秘密にしてもらえませんか?」

「あら、どうして?公表すれば何もかも思うがままに出来るのよ?」

「んー、実感わかないっていうか、偉いってことに慣れてなくて・・・それに、偉くなったら自由がなくなるじゃないですか」

確かに金とか美味い物食べれるのとかは魅力だが、自由がなくなるのは嫌だ。
フリーダムで居たいんだ、I'mフリーダム!・・・フリーダムの綴りがわからなかった訳じゃないぞ!本当だぞ!

「ふふふ、貴方って不思議ね」

「む、どうしてですか?」

「普通は権力というものは魅力的なはずなんだけど・・・でも貴方のそういうところ、私は好きよ」

これは所謂、フラグというやつでしょうか?

(何をー!わらわのほうが好いておる!)

(私だって負けません!)

あー、はいはい。ありがとう。

「それじゃ、私は宿に戻るわ。明日の昼頃来てくれる?」

「あ、はい。わかりました、昼頃ですね」

「えぇ、それじゃまた明日」

そういい残し颯爽と去っていったクレアさんを見送り、明日のことを考える。
うーむ、そう言われると確かにデートか・・・だからクレアさんは照れてたのか?

(九十九!わらわも行くぞ!顕現せよ!)

(私も行きます!顕現してください!)

さてさて、明日が楽しみになってきたぞ~。

((きーー!!))

そんなこんなで、俺の人生初の冒険は終わった。
ということでしたー!

いやー、戦闘シーンだと行き詰まるけど、日常シーンだとこんなに書けるのは何ででしょう!不思議っ!

次回ですが、新たなる可愛いあんちくしょうが増えるのでお楽しみに!

では、感想などなど、お待ちしております!


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