ここは『邪無荘』。まんまアパート。
ここにはどこか頭のネジが外れたり余計にくっついてたりする住人がいっぱいというかそんなのしかいない。
まあとりあえずそういう話なので、ここの生活を覗いてみようじゃないか。そこの暇人さん♪
* * *
主人公、カスガ(14男無職)の朝は……え? 名字? 名前? 呼び名がカスガなんだよ。そうしておいて。
朝は、ペットに餌をやる事から始まる。
「おはよう、蕎麦」
「ギョボルルルルッルゲェェェェ!」
蕎麦→ペットの名前
「そんなに慌てて食べると喉につまるよ」
果たしてこのペットに喉とかあるんだろうか。いや……それより口、何個あるんだよ。
ああ、適当な化け物を想像してくれ。
「ギャルゲェェェェェ!」
「はいはい」
ちなみに餌は牛ニ頭。
「ギューブェッエエエルルゥゥイイイイイ」
「え? たまには安物の牛がいいって? もー、ブルジョワだなあ」
松坂牛。
何で言葉通じてるの?
「いっつもハイテンションだねえ蕎麦」
この人はお母さん(14〜180女仕事はしてる)。誰のかって、別に。ただひたすらお母さんだから。
外見? 君のお母さん。
「おはようございまーす」
カスガはお母さんに挨拶をした。
「おくびかじりむし〜♪」
かぷっ
ぼきっ
にょきっ
「どーしてカスガの体はこんなに硬いの? おしえて〜お母〜さん♪」
「きっと化け物だからよ」
この少女はスパイ(1882女無職)。え? いや、呼び名がスパイ。
ちなみに吸血鬼だそーです。
「お母さん、化け物はないよ〜」
カスガ……生身で大気圏突破しても平気な癖に。
ついでに宇宙いけるくせに。不死身な癖に。
「スパイはりょ〜ぷ〜のおくびをかじりにいきまぁすですよ〜」
「いってらっしゃい」
「僕もついてくよ」
「りょ〜ぷ〜」
スパイは七号室をノックした。
「……」
ちゃらちゃらした格好の高校生っぽいのが出てきた。
こいつはりょ〜ぷ〜(17男高校生)通常ピアスへそピアス舌ピアス舌タトゥーネックレス×5髪ツンツン超金。
でも顔は大人しい。
「おくびかじりむし〜♪」
かぷっ
じるじるじるるるるる……じゅるっ
「いたい」
「ごち!」
ホントに吸いますよスパイは。
「おはよう カスガ」
「おはようりょ〜ぷ〜」
「蕎麦 元気か」
「うん凄く」
「何か 言ってたか」
「たまには安いのも食べたいって。ブルジョワだね」
「手配 しておく」
「ごめんね」
りょ〜ぷ〜はお金持ち。ムカツク。
「ヘアバン! ヘアバン!」
「やめて」
スパイがキャッキャっと笑いながらりょ〜ぷ〜のヘアバンドを取ろうとする。りょ〜ぷ〜は飛んでいるスパイを振り払おうとするが、全然だ。
「スパイ、りょ〜ぷ〜が困ってるよ」
「でもヘアバン!」
「スペアなら 前もやった」
「今つけてるやつが欲しいの! 欲しい欲し〜い!」
スパイは叫んだ。
「魔王様〜! しょ〜うか〜ん!」
上空に巨大な魔法陣があらわれ、そこから黒髪黒目の青年が落ちてきた。
「あり? 勇者呼んじった」
マジかよ。
「世界は広いな、ギャーッハッハッハ!」
そしていなくなった。
「カスガカスガカスガ〜」
「何?」
「カスガの血が飲みたいよう!」
無茶言うね。
「僕自分の血とか見た事ないからなぁ……」
あ、りょ〜ぷ〜は学校に行った。
「カスガの血はきっと藤色だよ!」
「怖いね」
「わたしは金色だよ!」
「凄く怖いね」
二人(?)で笑った。こいつらの方がこえーよ。
「キョキョォリリリリリフッッベェェェェェ!!」
「蕎麦はメミーテンパッテ色だってさ」
どんな色だ。
「美味しい? 美味しい?」
「美味しいんじゃない?」
断言させてもらうが、絶対に美味しくないぞ。
「お母さんとりょ〜ぷ〜は赤♪ カスガはふめーで予想は藤色♪ わたしはわたしは金色でぇ〜、蕎麦はメミーテンパッテ色!」
頑張ってドラえ〇んの歌(初期)にのせて歌ってみて。出来た人は是非教えて欲しい。
「ナレーターは?」
「赤」
今の? 俺。正体? ナレーターという生き物だ。 |