ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
プロローグ22
 ふと思ったが、何か新しい現象や具現化を起こす度に、俺や美羽さんが疲弊していると言う事は、剛鬼丸も疲弊しているんだろうか?……見た感じ、疲弊してそうにはないな……そもそも、具現化の動源力(?)となっている田村さんから離れているのだから……時間が経てば、自然消滅するんじゃないか?………まあ、その間に、多大な被害が町とかに出そうだよな……会って間もないが、それを美羽さんが許すとは……到底思えない。何と言うか……どう見ても、美羽さんは、ヒーロー気質だろうし……う〜ん。何にせよ、面倒な話だ。
 俺はつい深い溜め息を吐いてしまった。
 ………そろそろいけそうだな。
 「次の一手を仕掛けます」
 「わかりました。お願いコウリュウ!」
 美羽さんの命令に、一定の距離を保って剛鬼丸をかく乱していた防御鱗が、一斉に剛鬼丸へと密集し始める。
 それを好機と見たのか、剛鬼丸のスピードが落ちる。
 あの必殺の閃光を使う気なのだろう。
 だが、鎧は開かなかった。
 どこか戸惑った様な感じになる剛鬼丸。
 どうやら、オウキに撃たせた接着弾が上手くいった様だ。まあ、剛鬼丸のパワーから考えると、そう長い事持たないだろうが………その一瞬で、十分!
 「行けサーバント」
 俺の言葉に、剛鬼丸の前で突然、巨大なアームが付き棒が組み込まれた円盤が出現した。その上には、半透明の円盤が、装甲を開いて浮いている。
 仕掛ける前に準備しておいた二機の特殊サーバントだ。
 半透明なサーバントは、自らのみならず、指定した空間・物体を不可視にするステルスサーバント。
 そして、もう一つが、CA(クラッシャーアーム)サーバント。硬い相手に最適なサーバントだ。
 剛鬼丸の胸にサーバントがアームで取り付く。
 引き剥がそうとする剛鬼丸の両腕、両足、を密集した防御鱗が封じる。
 流石の剛鬼丸も二十枚にも及ぶ防御鱗の力に身動きが取れなくなる。
 「穿て!」
 俺がそう言った瞬間、サーバントに組み込まれている棒の後部に爆発が起きた。


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。