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第二章『カウントする悪魔』37
  ★飛矢折★
 あいつが再び、自分の武霊を具現化させた。
 でも、その姿は、『半透明で、何故かあいつが身に纏う様に具現化』していて………そう言えば、聞いた事がある。武霊の具現化には段階があって、第一段階で普通に具現化。第二段階で巨大化して具現化。……第三段階で……身に纏って具現化。
 そして、こうも聞いた。
 第三段階と第二段階の武霊の具現化には、『大きな差』がある。って。
 あたしは、思わず、まだ握っていた彼の腕を強く握ってしまい。攻撃と判断されたのか、彼の腕が硬くなった。

  ★夜衣斗★
 刀を持っている方の腕が不意に硬くなった。
 ………振り向かなくても分かる。飛矢折さんが俺の腕を強く握ったのだろう………飛矢折さんは、俺より長く星波町に関わっているのだ。『この危機』は、俺より強く実感しているのだろう………ただでさえ、余計な恐怖を抱えているんだ。PSサーバントが攻撃と判断してしまうほど強く握られるのは……仕方のない事だと思う………もっとも、無意識に頼られている俺にしても………頼れる人がいるなら………俺も頼りたい。
 何故なら、俺の武霊での戦闘経験は、『全てレベル1』。
 なのに、レベル2の武霊と戦った事すらないのに、いきなりレベル3を相手にしろと?最悪以外の何物でもないが………都雅はレベル1の武霊使いじゃなかたのか?…………考えられるのは、あの注射器か………そんな薬品があるなんて……なお、聞いてない………っとなると、この町の武霊使いはもちろん、最後の敵も知らないか言えなかったって事になるが………今は、それを深く考えている余裕はないな………
 緊張が一気に高まる。
 レベル3となった都雅が動き出したからだ。


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