これが最後の恋だといい。
私にとって最初で最後の真実の恋。
雨なら、やまなくていいよ。
このままずっと雨でいい。
雨がいい。
私は、太陽なんか見たくない。
私には、君が居れば十分なんだ。
私の想いが君に届かなくたってかまわない。
たとえば雨がやまなくたって、私は大丈夫よ。
たとえば二度と、君が振り向かなくたって。
「あのね…好きなんだよ」
タイミングなんてたくさんあった。
声に出そうと思えばきっと、きっといつだって君に伝えられたはずなんだ。
これは私が選んだ答えなの。
私がそれでいいって思った結果だから。
後悔なんてするはずない。
だから、たとえば君の無邪気な笑顔が、私以外の誰かに向いてたとしたってかまわない。
君の優しい視線も、
君の柔らかな口調も、
私にはきっと届かない。
触れることは出来ないの。
たとえばとても、雨が冷たく寒くても…
私は全然つらくなんてないの。
雨が降り続いても…
光が見えなくても…
出口がなくたって…
雨が好きなの。
私は雨がいい。
やまなくていいの。
苦しくたって、哀しくたって、君を想っていたいの。
君が好きなの。
君が好きなんだ。
光なんて見たくない。
私には君以外の何も必要ないんだ。
だから、雨はやまなくていい。
ずっとずっと雨でいいの。
苦しみさえも愛おしい。
哀しみさえも、涙さえも手放したくはないの。
どうか…
どうかお願い。
雨よ。
降ることをやめないで… |