今、このときを平和に縦書き表示RDF


今日は終戦の日ということで、戦争について書いてみました!!そんなに、明るい話ではないですが残酷な言葉などはそんなに入っていませんのでご安心ください。でも、戦争の話なのである程度の言葉は入っていることをご了承ください。
一般的に戦争の話が嫌いな方には、おすすめいたしません。
今、このときを平和に
作:ミルクココア


8月15日
今日が何の日か知っていますか?
今日は、終戦の日です。この話は、探偵団のみんなに戦争のことを伝える話です。皆さんも戦争についてあらためて考えてみませんか?


















今日は、阿笠博士と探偵団のみんなが広島にある原爆ドームにきている。歩美ちゃんと元太君の2人にはここが何なのかまだよく分からないみたいだ。
「おい、博士〜!!こんなの見ててもつまんね〜よ!!それより、うまいもん食いにいこ〜ぜ!!!!」
元太君には食べ物のことしか、頭にないだろうか?
「ワシはもう少し見ていたいのじゃが・・・・・・。」
博士はまだ、原爆ドームにきて5分ぐらいしかたっていないのに元太君にそんなことを言われて困っているようです。
おやおや、歩美ちゃんと光彦君の声も聞こえてきたようだ。
「歩美もつまらない!博士、ほかのところ行こうよ!!」
「歩美ちゃんも元太君も、原爆ドームをみてつまらないなんて言っちゃいけませんよ!!」
光彦君、なかなかいいことを言うな。コナン君と哀ちゃんも感心しているようだ。
「なんで〜??」
光彦君、元太君と歩美ちゃんの2人同時に聞かれたから困っているようだ。
ここは、コナン君に説明してもらわなきゃいけないようだ。
「この原爆ドームは、平和を誓うためにある場所だからだと思うぜ。な、光彦?」
「はい!!その通りです!!」
元太君と歩美ちゃんも少しだけ分かってきたようだ。だけどまた、歩美ちゃんが不思議そうな顔をしている。
「なんでここが、平和を誓うところなの?」
ずっと外国で暮らしていた哀ちゃんには、少し難しい質問だった。博士は、ただただ原爆ドームをみつめていた。
「さあ、知らないわ。江戸川君にきいてみたら?」
哀ちゃん、大人っぽくフッと笑って歩美ちゃんに返事をしている。だれがみても、小学1年生の笑い方とは思えないよ、哀ちゃん。おっと、コナン君が話し始めたようだ。
「歩美ちゃん、戦争って知ってるよな?」
「うん!!知ってるよ!国同士がケンカをすることでしょ?!」
歩美ちゃん、コナン君相手だからか、すごく嬉しそうな顔をしているぞ。
「ああ、その戦争のせいで何百万人って人が死んでしまったんだ。この広島からも、多くの人がな。」
コナン君の顔は、すごく真剣だ。つられて、歩美ちゃんの顔も真剣になった。元太君、光彦君、哀ちゃんの3人も興味を持ち始めたようだ。博士は少しみんなの方をみながらも、原爆ドームをみつめている。
「何百万人もの人が、死んじゃったの・・・・?」
歩美ちゃんは、声を少し震わせている。
「マジかよ。」
元太君も、顔が険しくなっているようにみえる。
「・・・・・・・・・。」
光彦君は言葉を失っているようだ。大きすぎる数字に驚いたのだろう。
「何百万人も・・。この日本で・・・・。」
哀ちゃんまでもが驚いている。
「そして、原子爆弾という一瞬で何万人もの人の命を奪ってしまう爆弾が、長崎と・・・・この広島に落とされたんだ。広島に落とされた原子爆弾は、ちょうどこの原爆ドームの真上あたりで炸裂したんだ。」
この言葉は、哀以外のみんなに言うのは早すぎたかもしれない。だけど、1人ひとりしっかりと受け止めているようだ。


「この先からは、実際に体験をした私に話させてくれんかのう?さっきから、君たちの話を聞いていたら、君たちに戦争の・・原子爆弾の恐ろしさを伝えたくなってしまったのじゃ。」


声のする方をみんながみた。そこには、70才ぐらいのおじいさんがいる。
「本当ですか!?」
探偵団のみんなが声をそろえて言った。もちろん、コナン君と哀ちゃんもだ。
「ワシも、聞いていいですかな?」
お、博士もやってきたようだ。
「それでは、話そうかのう。この広島で原子爆弾が落とされた日のことを。」

「あれは、私がまだ小学1年生の夏の日のことじゃった。まだ小さかったが、あの日のことは

はっきり覚えておる。昭和20年、8月6日。朝から暑い日じゃった。私は、8時すぎに5才

の妹と、母親、父親を家に残し学校に行ったんじゃ。まさかその数分後に原子爆弾が落ちるな

んて夢にも思わずに。・・・・8時15分じゃった。B29エノラ・ゲイ号から、原子爆弾が落と

されたのは。雲ひとつない空から、落ちたんじゃ。学校に着く直前に落ちたんじゃ。気づいた

ら、周りは焼け野原じゃった。さっきまで隣で話していた友達が、死んでいた。たった一瞬

で、たった1発の原子爆弾であたり一面真っ黒になって、しかばねの町になってしまっ

たんじゃ。すぐに、家に帰ったけど家は崩れていて呼んでも、誰も返事をしてはくれなかった

んじゃ。私の家族はみんな、死んでしまったんじゃ。私はそのあと、親戚のおじに引き取られ

て暮らしたんじゃが家族を失った悲しみを癒してくれる人はいなかった。そして、8月9日長

崎に原子爆弾が落とされ、62年まえの今日、8月15日に戦争が終わったんじゃ。長かっ

た戦争が終わった。戦争をしている間は、本気で日本が勝つと思っていたよ。だけど、日本

は負けたんじゃ。戦争が私に与えたのは、悲しみだけじゃった。家族を失う悲しみだけじゃっ

た。私は幼いながらに考えた。戦争はあんなにも長かったんだから、きっと何かいいこともあ

ったはずじゃと。しかし、考えれば考えるほど戦争ほど馬鹿らしいものはないということし

か分からんかった。だけど、戦争は恐ろしかった。あれをみればわかるじゃろ?」

おじいさんは、原爆ドームを指差した。

「今でも、たまに夢に妹が出てくるよ。8月15日は、妹の誕生日だったんだ。原子爆弾が落

ちなければ、いや、それ以前に戦争なんかしなければ今ここに妹がいたはずじゃ。私の父親

も、母親も。もう、絶対に戦争をしないように、この原爆ドームをみて平和を願えるように、

原爆ドームがあるのじゃ。君たちは生きているんじゃ。喜ぶことも、悲しむこともできる。だ

けど、私の家族のように戦争で死んでいった人たちは何にも出来ない。平和を願うことすら出

来ないんじゃ。でも、君たちは色々なことが出来る。この原爆ドームをみて平和を願うことが

できる。だから、君たち若い人に伝えてほしいのじゃ。今、このときを平和に生きることが

どれだけ大切なことなのかを。」

おじいさんはそれだけ言うと去っていったようだ。最後に”少し難しすぎたかな”と言っていたようにみえた。だけど、みんな理解していたようだ。コナン君や哀ちゃん、博士はもちろん、歩美ちゃんや元太君、光彦君もちゃんと理解しているようにみえる。歩美ちゃんは、下をむいてないているのかな?
「可哀想だよ、おじいさんの妹・・ヒック・ヒッ・・何にも悪くない人たちが死んじゃうなんて・・・・。」
おや、コナン君が歩美ちゃんの頭をなでながら慰めているようだ。
「歩美ちゃん、戦争や原子爆弾で死んでしまった人たちのためにも、俺たちは平和を願う気持ちを忘れないようにしようぜ。そして、戦争の恐ろしさや馬鹿らしさを俺たちが伝えていこうぜ。これからの、日本の未来のためにな。」
みんなが、原爆ドームをみつめているぞ。来たときの子供たちの顔とは違って、博士が原爆ドームを見つめていたときの顔に似ている。だけど、博士も子供たちもただ見つめるだけではなくて、強い意志をもった目をしているようにみえる。


久々に新しい小説をかきました!!学生なので、勉強などが忙しく、小説をかく暇があまりないのですが、どうしてもこの話がかきたくなりかきました。自分自身では、わりと気に入ってる作品です!!つまらなかったら、ごめんなさい。
新しい作品をかくのはいつになるか分かりませんが、こんな私をどうか宜しくお願いします!!
評価&感想も待ってますので♪













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