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辺境の老騎士 作者:支援BIS

第4章 中原の暗雲

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第9話 恋歌(中編)





 2

「バルド・ローエン様。
 パルザム国王軍大将軍にご就任とのこと。
 まことにおめでとうございます」

 バルドとシャンティリオンにあいさつしたあと、ドリアテッサが口にしたのは将軍就任の祝いだった。
 すぐにも将軍を辞める予定なのだが、発令されていない人事を口にするわけにもいかず、バルドは曖昧に答えた。
 ドリアテッサが妙に改まった言葉遣いをするので、前の通りでよいと言うと、王軍の責任者に登られたかたに対してそうは参りません、と怒られてしまった。
 剣をはずして椅子に座ったドリアテッサは、カーズとジュルチャガは不在かと訊いてきた。
 今は王太子の供をして遠征に同行している、と言うと、

「えっ?
 それでは、カーズ殿とジュルチャガは、パルザム王国に仕官なさったのですか?」

 とひどく驚いた様子をみせた。
 特に仕官したわけではなく、臨時に側仕えをしているだけで、遠征から帰ったらわしの所に戻ってくる、とバルドは答え、ドリアテッサの仕事はどんな具合かを尋ねた。

「どんなもこんなも、まだ何も始まっておりませぬ。
 私が指導する者は三人なのだそうです。
 五人の候補がいるそうですが、王太子殿下がご帰国なさって人選を行われるまで、私には何もすることがないのです」

 夜会への招待が多いらしいから忙しいのではないか、と訊くと、美しい眉をしかめて困った表情をした。

「お耳に入りましたか。
 わが国でも貴族というのは夜会好きですが、この国のかたがたはそれ以上ですね」

 王宮での舞踏会では、一人と踊ればそれで済むと思っていた。
 ところが予想外にも大勢の姫からダンスの申し込みを求められ、誰を断っていいか分からなかったため、結局すべての姫と踊り続けたのだという。
 おかげで見知らぬ貴族たちと言葉を交わす苦労は免れたものの、腹は減るし、体は疲れるしで、さんざんであったらしい。
 もともと夜会は嫌いなので、申し出はすべて断っているという。
 王太子が戻られきちんと着任するまで勝手なことはできないという理由をつけて。

「ところで、シャンティリオン殿がおられるので、少々驚きました。
 いつのまに仲良くなられたのですか」

 と、いかにもドリアテッサらしい直截(ちよくさい)な質問を発したので、辺境競武会の前から顔見知りであったこと、二人で任務を受け、三か月ほど旅をしてきたことを説明した。
 どの程度中身を話してよいものか悪いものか判断がつかなかったので、曖昧な言い方をしたのだが、舌足らずの部分をシャンティリオンが補った。

「これはご内聞に願いたいのですが、北のほうの砦が多数の魔獣に襲われたのです。
 私は中軍正将たるバルド殿のお供をして、ともに大いに魔獣を討ち果たしました。
 それから南部のいくつもの村を回り、民情を調査し、悪人を懲らしめる旅をしてきたのです」

 ドリアテッサは大いに興味を引かれ、詳しい内容をあれこれ質問した。
 シャンティリオンは、具体的な地名や人名は伏せながら、おおむね出来事が分かるように説明していった。

「ああ、何ということだ。
 バルド様の周りにはいつでも冒険がある。
 正義があり、気高い志がある。
 シャンティリオン殿。
 かく申す私も、バルド様に出逢って救われ導かれたことを生涯の幸運と感謝する者なのです」

「存じ上げておりますとも、ドリアテッサ殿。
 ジュルチャガなる者が語った冒険談を、わが家門に縁のある者が詳しく教えてくれたのです」

 それから二人は旅と冒険の話でひどく盛り上がった。
 シャンティリオンのもとにバルドの冒険の記録があると知ると、ドリアテッサはその写本を欲しがったが、バルドは咳払(せきばら)いと目線でその話題を封じた。
 また、お互いの帯剣が魔剣であると知ると、〈夜の乙女〉と〈青ざめた貴婦人〉を見せ合って、相手の剣の美しさに感嘆していた。
 バルドが、〈夜の乙女〉は家に返さなかったのか、と訊くと、

「一度返したのですが、このたびのパルザム出向が決まると、兄上が再び渡してくださったのです。
 ふらち者がいたらこれで斬れ、とおっしゃって」

 という答えが返ってきた。
 なぜかシャンティリオンが少しひきつった顔をして、口ごもりながら、ドレスをプレゼントしたいのだがお受けくださいますか、とドリアテッサに申し出た。
 一瞬きょとんとした顔をしたドリアテッサは、この国にいるあいだドレスで夜会に出るつもりはないので、せっかくですが無駄になるでしょう、と言って断った。
 それを聞いてシャンティリオンがしゅんとしている様子が気に掛かった。

 そして考えた。
 そういえば、前にドリアテッサの話をしたとき、シャンティリオンの反応はよすぎるほどよかった。
 ひょっとして、あれは好敵手に出逢えた喜びではなく、心ときめく女性(によしよう)に出逢えた喜びだったのだろうか。
 今日もわざわざ訪ねてきて、妙にぐずぐずすると思ったが、さてはドリアテッサがここに来るだろうと見当をつけてのことだったのか。

 だが、バルドは自分のこの考えに、そう確信は持てなかった。
 男女間の機微についてバルドの(にぶ)さには定評がある。
 若いころには恋の橋渡しを頼まれたこともあったが、バルドがあいだに入ると、なぜかうまくいかない。
 そのうち〈恋を壊す男〉なるあだ名を付けられてしまい、大いに憤慨したのだが、実際取り持とうとする努力はことごとく失敗した。
 しまいには、自分自身でも色恋に関する感度の低さを認めざるを得なくなったのである。




 3

 すっかり話に花が咲いたので、二人に夕食を食べていくように勧めた。
 まるで準備していたかのようにすぐに晩餐(ばんさん)の準備がなされた。
 主菜は魚料理だった。
 客がいるからか、わざわざ給仕が、

「デーケズの牛乳油(ブイユ)焼きでございます」

 と断って皿を並べていった。
 料理をあらかじめ皿に盛ってくるやり方はこの家独特である。
 というよりカムラー式だ。
 普通は料理は大皿か鍋のまま食卓に運ばれ、主賓にはあるじみずからが取り分けるものだ。
 ここでは料理は皿に盛られ、適度なソースと付け合わせを添えて美しく飾り立てられて晩餐室に運ばれる。
 皿を持って疾走する給仕の邪魔にならないよう、晩餐時間は用のない者は廊下に出ることを禁じられる。
 給仕役の使用人は、料理を崩さずに走る訓練までさせられるという。
 なぜかというと、カムラーは、「温かい料理は温かいうちに、冷たい料理は冷たいうちに召し上がっていただく」ことを信条にしているからだ。
 ここで給仕が務まれば従軍などは楽なものだと使用人たちは言い合っているという。

 それにしても、デーケズのブイユ焼きとは、失礼な話ではないか。
 デーケズは大味な白身魚だ。
 大切な客に出すような食材ではない。
 しかもこの家では平鍋で焼くときは必ずブイユを使うのだから、今夜は手抜きですと宣言しているようなものだ。
 少し腹を立てながらバルドはその料理を口に運んだ。

 何だ、これは。

 口の中で香辛料がはじけ回った。
 何とも派手な香りと刺激の大競演である。
 料理の上にかかったソースをナイフですくい取って、デーケズがどういう状態になっているのかを見た。
 デーケズの切り身の表面をびっしりと香辛料が覆い尽くしている。
 カムラーが実に多種多様な香辛料を仕入れて使いこなしているのは前から知っていた。
 香辛料というのはこんなに種類があるものかと、ずいぶんバルドは驚かされたのである。
 この魚の表面には恐ろしい種類の香辛料がびっしりとすり込まれている。
 そしてその上から小麦粉を掛けて焼いてあるのだ。
 しかも切り身の下側だけでなく、上側もこんがり焼けている。
 以前別の料理でこの焼き方をしてあったのが不思議で、カムラーに訊いた。
 するとあの男はすかした顔で、

「焼けたブイユをすくって上から何度も何度も掛けているだけのことでございます」

 とぬかしおったのだ。
 ああ、切り身が。
 デーケズの切り身が。
 なぜかぷりぷりだ。
 うまみもたっぷりではないか。
 どうしてこんな味になるのだろう。
 中原のデーケズは辺境のそれとは違うのだろうか。
 しかもこの白いソースがよい。
 牛乳から油気を抜いたものに魚の煮汁を混ぜて軽く焼いた小麦粉を合わせたソースだったろうか。
 ソースをからめた状態と素の状態を交互に食べると、また一段とうまさが引き立つのだ。
 さらにその合間には、パンを一口ちぎってソースにつけて食べる。
 これがまた!
 今夜のワインは白だ。
 アリアンフィッセの早摘みで、極辛口だ。
 ほどよく冷やしてある。
 かつーんと喉の奥を直撃する爽快感がたまらない。
 シャンティリオンとドリアテッサも、盛んに驚きの声を上げながら、大いに晩餐(ばんさん)を楽しんでいる。
 カムラーめ。
 自分のことで大変だろうに、あの男はいつも料理のことしか考えていない。
 カムラーめ。
 くそっ。
 料理にも騎士道というのはあるのだろうか。





 4

 若い二人の話題はバルドの豪傑ぶりに移っていた。
 心からくつろいでいるのだが、それでいて二人の振る舞いは上品である。
 見目も麗しいし、話す様子を見ているだけでも楽しい。

「カーズ殿の技の奥深さは、私では計ることもできません。
 ましてバルド殿の強さは、ただただ仰ぎ見るばかりです」

 と、とんでもないことをシャンティリオンが言い出した。
 いや、おぬしはこの三か月わしの手の内を見てきたのじゃから、よく分かるじゃろうに。
 技ははるかにおぬしが上じゃ。
 とバルドは言ってみたが、シャンティリオンは、見たからこそますますそう思うのです、と返してきた。
 ドリアテッサまでが、

「私も同じ思いです。
 カーズ殿も、おやじ殿のあの強さはめったにない種類のものだ、とおっしゃっていました」

 などと言い出した。
 バルドは苦笑いしながら、カーズの攻撃をわしがしのげるのは百回に一回だと、やつ自身が言っておったではないか、と言った。

「私もあの言葉は聞いていたので、辺境競武会でのバルド様の圧倒的な強さを目にして、疑問に思いました。
 それで皇都への道々聞いてみたのです。
 すると、カーズ殿はこう言われました。
 そのときはそうだった。
 だが、今のおやじ殿は違う。
 もともとおやじ殿は希代の名剣士に基礎をたたき込まれた。
 だがその後、力で戦う騎士の戦法を訓練した。
 剣を持つ者は、力で戦うか技で戦うかを選ばなくてはならない。
 この二つは訓練方法も戦場でのありようもまるで違うため、両立は難しいのだ。
 だからおやじ殿の中で技の教えは眠ったままだった。
 だが、老いて力が衰えるとともに、きっかけを得て技が目を覚ましたのだ。
 といっても、本格的に長年技の修練を積んだわけではないから、一時的なものかもしれない。
 また、体力のほうも年とともに衰えて、やがて戦えなくなるだろう。
 だが、今のおやじ殿は、なぜか体力も反応の鋭さも若返っている。
 それに最高度の技までを知っているのだから、手のつけられん戦士だ。
 このカーズ殿の言葉を聞いて、なるほどと思ったのです」

 ドリアテッサがこう言うのを聞いて、バルドは驚きながらもふに落ちる点もあった。
 シャンティリオンまでが、こんなことを言い出した。

「そうですとも。
 辺境競武会でバルド殿が剣と盾を持って立ったあのお姿。
 ただ立っているだけのお姿に、私は身震いするほどの武威を感じました。
 みながそう思ったはずです。
 初めてナパラ・フジモ将軍のお姿を拝見したときの、いえそれ以上の感銘を受けました。
 それに、あのエネス・カロン殿を打ち据えた技。
 何とも不思議な美しい技でした」

 エネス・カロンという名はどこかで聞いたような気がするが、どこでだったか。
 シャンティリオンに尋ねると、第四部門の優勝者だという。
 そう言われて思い出した。
 バルドは模範試合でそのエネス・カロンという騎士と対決し、二本を連取したあと、(かぶと)の頭頂部に軽く落とした剣が相手の意識を刈り取って勝利を収めた。
 打とうと思って放った一撃ではなく、体が勝手に動いた一撃だった。
 だが、鎧の上から打撃を加えて中の人間に痛手を与える攻撃は、シャンティリオンこそ得意とするものだ。
 バルドがそう言ってシャンティリオンの技を褒めると、ひどく居心地の悪い様子をした。

「お褒めいただいても恥ずかしく思うばかりです。
 あれは、お気付きのように鎧の中の骨や筋肉の動きを推測して打つ技で、打つ場所の見当とタイミングが非常に難しいのです。
 辺境競武会ではうまくいきましたが、相手がもう少し腕がよいかあるいは馬に乗っていたりすると、とたんに成功率が下がります。
 現に、剣匠ゼンダッタ殿の所で会ったならず者には、この技が失敗しました」

 そうだ。
 なぜ失敗したのか疑問に思っていたのだった。
 そういうことだったのか、とバルドは得心した。
 すると、ドリアテッサが口を挟んだ。

「シャンティリオン殿。
 私もあのバルド様の技は不思議でした。
 それでカーズ殿にお訊きしました。
 するとこう教えてくれました。
 お前はおやじ殿が滝のほとりでカチュアの枝を落とすのを見ただろう。
 あれができればできる技だ、と」

 それは何のことですか、とシャンティリオンが訊き、ドリアテッサが説明を始めた。
 それを聞きながら、バルドも思い出した。
 今からちょうど一年前のこと。
 ドリアテッサの修行を行うため、カーズとバルドとゴドンとジュルチャガは、辺境の山奥の滝のほとりでしばらく過ごした。
 ある日、ドリアテッサの技が一段進み、カーズは見事な技でカチュアの花を枝ごと斬り落として祝儀とした。
 その場合の祝儀とは、花ではなくそれを斬った技のほうなのであるが。
 それを見たバルドは、過去に師から見せられた技を思い出した。
 そして自分でも思わずカチュアの枝を斬った。
 無骨な古代剣は無造作に振られ、しばらくして思い出したように枝ははらりと落ちて水に舞った。
 自分自身でもどうやって繰り出したか分からない、不思議な技だった。

 そうだ、あれは師の、カントルエッダの見せてくれた技だった。
 カントルエッダの思い出が、バルドにあの技をふるわせてくれた。
 なるほど。
 これからカントルエッダの記憶が薄れていくにしたがい、バルドの技も色あせていくだろう。
 また、技を知っているからといって、バルドはカントルエッダやカーズのように素早く動くことはできない。
 そのような訓練は積んできていないからだ。
 しかし今は。
 これからしばらくのあいだは。
 魔剣スタボロスが体力と気力を与えてくれ、カントルエッダの教えが技を与えてくれる。
 自分は何と恵まれていることか、とバルドはあらためて思った。

 しばらく話をしてドリアテッサは帰って行った。
 シャンティリオンは送って行きたそうな様子を見せたが、なにぶん、

「シャンティリオン殿は私を女扱いせず、ちゃんと騎士として接してくださる。
 何よりありがたいことです」

 と言われたばかりだったので、切り出しにくかったようだ。
 ドリアテッサを見送ったあと、バルドはシャンティリオンに、おぬしはドリアテッサ殿に会いにここに来たのか、と訊いた。
 シャンティリオンは顔を真っ赤にしてうろたえながら、

「いやっ。
 そ、その。
 いえ。
 バルド殿にお会いするために来たのです。
 来たのですが、ひょっとしたらドリアテッサ殿が来られるかもしれないとは。
 予測というか、期待しておりました」

 と、真っ正直な答えを返してきた。
 話題がそのことに及んだのに勢いを得て、シャンティリオンは、どうしたらドリアテッサ殿の気持ちをこちらに向けていただけるでしょうかと相談してきた。
 バルドはその手のことに(うと)い、という自覚がある。
 今まで助言してろくな結果になったことがない。
 だからあまり踏み込んだことも言えず、おぬしのおやじ殿はおふくろ殿をどうやって口説いたのだ、と訊いてみた。

「確か窓の下で恋歌を歌ったとか。
 そうか、歌か!
 バルド殿っ。
 よいことを教えていただきました」

 と勢い込んで帰って行った。
 館の外に出て見送りながら、街中であんなに速く馬を走らせたらいかんのではないか、とバルドは思った。
 そしてぽつりとつぶやいた。
 恋歌か、と。






 5

 夜遅くバリ・トードが帰って来た。
 ひどく疲れているようだ。
 難しい会議だったのかと訊くと、それもそうだったがそのあと事件が起こったのだという。
 なんと、後宮に侵入者があったのだという。
 くせ者は、近衛の騎士たちにまったく気付かれず女官たちの居住区に忍び入り、大胆不敵にも庭で歌を歌ったのだ。
 しかも甘い甘い恋の歌を。
 庭で男が歌っていると報告を受けた騎士隊は仰天し、何人かの騎士が後宮の中に入った。
 騒ぎを大きくしないため少人数で向かったのがあだになった。
 くせ者は、宵闇の暗がりの中、茂みを利用して近衛騎士の手をかわし剣をかわしながら歌い続けた。
 あげくに騎士二人を打ち据えて気絶させた。
 そして歌い終えると、ゆうゆうと王宮内部の庭深くに姿を消してしまったのだという。
 シャンティリオンが近衛隊長を引いてから三か月がたつが、後任の選定は遅れている。
 王宮の維持管理運営の責任者には、パウクルス侯爵が今夜就任したばかりである。
 パウクルス侯爵はアーゴライド公爵の長男であり、アーゴライド本家に籍を移したシャンティリオンにとっては義父にあたる。

「シャンティリオンが近衛隊長のままでおれば、こんなくせ者は侵入できなかったであろうに」

 と言って憤慨していたそうだ。
 女官居住区は王宮と庭でつながっており、柵の門が開いていれば通れてしまうため、ときどき迷った使用人やいたずら好きの公子が入り込んで来ることがある。
 今回も、何かと取り込んでいる時期だったから大事(おおごと)になったが、たぶん誰も責任を取らずに済むことになりそうだ、とバリ・トードは言った。
 隠しておくわけにもいかず、バルドはシャンティリオンとの会話について説明した。
 バリ・トードは長い沈黙のあと、このことは二人の秘密にしておきましょう、と言った。
 そんなことより、とバリ・トードが声を潜めてバルドに言った。

「王太子殿下がすぐ近くまで帰って来ておられます。
 明日は王都に触れが出され、明後日凱旋パレードを行って王宮に帰還なさいます。
 バルド大将軍には、明日朝のうちに王宮にお入りいただきたい、とのことです。
 明日の夜か明後日の朝、王太子殿下が将軍にお会いになります」









6月4日「恋歌(後編)」に続く
+注意+
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