挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
辺境の老騎士 作者:支援BIS

序章 旅立ち

19/184

〈序章あらすじ〉

序章「旅立ち」あらすじ

[第1話 ガンツの娘]
 老騎士バルド・ローエンは、長年仕えたテルシア家にいとまごいをして旅に出、とあるガンツ(食堂宿)に泊まる。ガンツのあるじの姪が、街を牛耳るならず者たちに連れ去られそうになるのをみて、ならず者たちを制して娘を助けるのだった。娘は学校に入るため、無事ミスラへと旅立ってゆく。

[第2話 剣鬼]
 バルドは、主家の宿敵コエンデラ家の騎士ヨティシュ・ペインと、コエンデラ家が雇った流れの騎士〈赤鴉〉ヴェン・ウリルに命を狙われる。ヴェンの腕はすさまじいもので、到底太刀打ちできない。しかし老馬スタボロスの助けを借りてヨティシュを倒したところ、ヴェンは勝負を収めて引き下がり、バルドはからくも命を拾う。

[第3話 薬師の老婆]
 奇妙な花のため行き倒れたバルドは、薬師の老婆に助けられる。その花は人間の体を苗床として胞子を飛ばし、国すら滅亡の危機に追い込むという、恐るべき植物ゲリアドラだった。ゲリアドラを焼き払おうとする老婆に危険な野獣が迫る。無事老婆を守りきったバルドが見たものは、美しく若い女に変化して炎を操る薬師の姿だった。

[第4話 勅使と盗賊]
 新王の戴冠を広めに辺境に来た勅使バリ・トード司祭。一夜熱という風土病にかかった司祭をバルドは救う。勅使や、随行のザイフェルトとシャンティリオンという手練れの騎士と交流を深めるバルド。その夜、盗賊ジュルチャガが勅使の宿に忍び込む。一行がしびれ薬のため身動きできないなか、バルドはなんとかジュルチャガを取り押さえる。

[第5話 襲撃]
 リンツ伯の屋敷でジュールランと再会したバルド。ジュールランはバルドが剣を捧げた貴婦人アイドラの息子で、バルドはアイドラの死を知らされる。リンツ伯を殺して家督と財産を奪おうとする養子オズワルドと、この機に乗じてバルドを狙うコエンデラ家の騎士ギエンザラ。バルドの必死の奮戦により狼藉者たちを倒すが、アイドラの手紙はジュルチャガに盗まれてしまう。ギエンザラは死ぬ前に、「二重の渦巻きとは何だ。印形というのはどこにある」と、謎の言葉を残す。

[第6話 ひだまりの庭]
 アイドラは小さなころからバルドに懐いた。バルドに命を救われたこともある。そのアイドラは十五歳のときバルドにスタボロスを贈り、カルドス・コエンデラに嫁いだ。しかしカルドスはアイドラを正妃に迎えることなく、子どもを産んだアイドラをテルシア家に送り返す。その後アイドラの子ジュールランはバルドに見守られて立派に成長したのだった。

[第7話 二重の渦巻き]
 盗賊ジュルチャガと再会したバルドは、ジュルチャガとリンツの屋台で食い歩きをする。ジュルチャガはそのままバルドについて来てリンツ伯邸の客となった。リンツ伯とバルドは、ジュルチャガからカルドス・コエンデラの狙いを聞く。なぜカルドスはアイドラの手紙を欲しがったのか。二重の渦とか印形とは何のことなのか。カルドスはそれらを探す理由を側近たちにも話していないという。

[第8話 印形のありか]
 バルドはかつてアイドラの侍女をしていた女性を訪ね、カルドスに嫁いだとき何があったのかを聞く。三十年前の出来事についておよその真相を知ったバルドは、コエンデラ家に向かった勅使一行が危険であると気付く。おりしもその村にジョグ・ウォードがやって来る。バルドを付け狙うコエンデラ家の騎士だ。対決するバルドとジョグ。右手が動かなくなったバルドをジョグは見逃す。バルドはアイドラにもらったフォークの中に隠された印形を発見する。

[第9話 嘘と真実]
 コエンデラ家の城に乗り込み、カルドスと対決するバルド。対話から過去の秘密が明らかになる。三十年前、アイドラは大国パルザムの王子ウェンデルラントに見初められた。ジュールランはウェンデルラントの息子だったのだ。王となったウェンデルラントに取り入ろうと、自分の息子をジュールランの息子に仕立て上げたカルドスの陰謀をバルドは暴く。カルドスは陰謀の破綻を知って崩れ落ちるのだった。

[第10話 手紙]
 コエンデラ家の脅威は去り、バルドが旅に出た直接の理由も消えた。テルシア家に戻るかどうか悩むバルドは、カルドスから取り戻したアイドラの手紙を開く。そこには、今こそ自由な世界に飛び立つよう、バルドの背中を押す言葉がつづられていた。そしてバルドはあらためて放浪の旅に出る。死者の魂が集うといわれる霊山フューザを目指して。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ