その7:知らないと言う罪
誰かが教えなければ、知り得ようの無い事実がある。
例えばそれは、時を支配する列車の存在。
例えばそれは、バトルファイトの勝利者への祝福…
「ほう?トライアルAがな。」
電話越しに行われる部下の報告に、思わず天王寺は目を細めた。
昨日、烏丸を襲わせていたトライアルAが、何者かに倒されたと言う報告。トライアルシリーズを倒せるのは仮面ライダー位だろうが、彼らが烏丸を助ける事ができたとは、時間的にも考えにくい。
どちらにしろ、今この時点で烏丸とライダー達が接触するのは不都合だ。
今は部下達が妨害しているが、所詮は人間。烏丸に確実に死んでもらいたい身としては、人間がそれを行うのは心許ない。
ならば…
「確かまだ、トライアルCが残っていたな。それで何とかし給え。」
それだけ言うと、彼は煩わしそうに電話を切って懐にしまい、今度は陶酔した様に天王寺がカードに語りかける。そこに描かれた、ケルベロスに。
「ケルベロスよ、お前の本当の力を見せる時が来た。ライダー達を超える、真の力を!」
ここは昨日、ケルベロスが破壊した部屋。
天王寺の背後にある壁には穴が開いており、人1人位なら優に出入りできる。
「私の周りをこそこそ嗅ぎまわっていた様だな、カテゴリーキング。」
気配を消す事もせずに入ってきた金居に、天王寺は小さく振り返って声をかけた。椅子にはかけたまま、だったが。
「このバトルファイトを始めた者に、興味があったのさ。」
…それは、彼が随分と以前から天王寺を調べていた事を示していた。
愚かしくも賢しい「ヒト」であれば、ジョーカーを…アンデッドにとって最大の脅威を封印する手段を開発する…そう見込んでいたのかもしれない。
「これが欲しいのか。」
「そのカードを使えば、アンデッドを封印できるんだろ?」
天王寺の見せたケルベロスのカードを見つつ、金居は自分の推測を述べた。
推測…にしては、声に確信めいた物があるのは、先の戦いにおいて仮面ライダー達がカードを奪われ、苦戦していたのを見ていたためだろう。
「その通りだ。お前とジョーカーを封印するその時、地上に残るアンデッドはケルベロス一体のみ。」
金居の言葉を肯定すると同時に、天王寺はゆっくりと席を立ち目の前にあるあの漆黒の石の前で歩みを止める。
石を見るその表情は、まるで愛しい者を愛でるかのようであった。
「そして神が現れて、ケルベロスに祝福を与える。バトルファイトの、勝利者に…!」
「ジョーカーを封印するのは俺だ。そのカードさえあれば。」
ゆらりと、金居の周囲の空気が歪んだように見えた。同時に彼の姿が、金居からギラファアンデッドの姿へと変貌した。
…元の姿に戻った、と言った方が正しいのかもしれないが。
純金に近い色の体。その両手にはそれぞれヘルター、スケルターと名付けられた大剣が握られている。
「さあ、カードをよこせ!」
「フフフフフフ…君はまだ、ケルベロスの本質を理解していないようだねぇ。」
「何…?」
剣を喉元に突きつけられているにも関わらず、何の動揺も見せないどころか、余裕すら見せている天王寺に、ほんの少しだけギラファアンデッドは不信感を抱いた。
自分の知らない何かを、まだ天王寺は隠しているのかも知れない。
そう思ったその時。やおら天王寺が左袖を捲り上げ、自分の腕を見せた。
そこにあったのは、彼の腕に「融合」している銅色の「何か」。
「変身。」
天王寺がそう言うと、持っていたケルベロスのカードをその「何か」に差し込む。
すると…カードは吸い込まれるように「何か」の中に入っていき、天王寺の姿をケルベロスそのものへと変えていった。
いや…ほんの少し、最初に見た姿とは異なっている。左肩にあった顔が一回り大きくなり、胸の辺りから天王寺の顔の上半分が覗いていた。
…Aのカードの特徴はチェンジ。即ち変身。
天王寺がケルベロスのカテゴリーをAとした理由が、今になってようやくギラファアンデッドには理解できた。
「アンデッドと…融合しただと…!?」
「いや。私はアンデッドになったのだ!」
ギラファアンデッドの言葉を否定し、心底嬉しそうに響く天王寺の声。
同時にギラファアンデッドは「それ」を危険な存在だと判断したのだろう。持っている大剣で斬りつけようと襲い掛かったが、その攻撃はあっさりとかわされ、逆に攻撃を喰らった。
その反動でギラファアンデッドは建物の外に飛ばされ体勢を立て直そうとした所に再び散弾の様な攻撃が彼を襲い、吹き飛ばされる。
それを悠然とした足取りで追うケルベロス。それからは、天王寺の高らかな笑い声が響いている。
その声が気に障ったのか、それともアンデッドとしての本能なのか。ギラファアンデッドは体勢を立て直すと、再び大剣を振りかざしてケルベロスに挑む。
ケルベロスと融合しているとは言え、相手は実戦経験の無い天王寺である。ギラファアンデッドの敵ではない…はずだった。
だが、ケルベロスは素早い動きで攻撃をかわし、逆にギラファアンデッドにダメージを与えている。そして大きく彼を突き飛ばすと、両肩から高エネルギーを発射。命中させた後、爆煙で濁った視界をものともせずギラファアンデッドを捕らえ、壁に叩きつけた。
「君を封印すれば、残るはジョーカーのみ!」
「封印する…?」
一瞬、訝しげな声をギラファアンデッドはあげ…天王寺の目的に思い当たったのだろう。普段は冷静な彼が、声を荒げた。
「それがお前の目的か!」
何とかケルベロスの魔手から逃れたものの…相手の放ったエネルギー波が、彼に命中した。
だが煙が引いたあとには、寸前で逃げたのか、ギラファアンデッドの姿は無かった。
「逃がしはせんよ…カテゴリーキング。神の祝福を得るのは…私なのだから。」
*
モモタロス達が白井邸に迷い込んでいた頃、一方のウラタロス達もあてもなく彷徨っていた。
彼らの行き先は、やはりジークの気の向くままではあったが、何も指標が無いよりはマシであった。
「…やっぱり、アンデッドって言う存在が今回の件の鍵かもね。」
「いきなりやな。何でそう思うんや、ウラの字?」
「何となく、ね。」
自分達の前を歩くジークを見つつ、キンタロスの問いかけに応える。
ウラタロスもハナと同じように、アンデッドに関する情報の多さに不自然さを感じていた。
…時間と空間を分け隔てる壁に開いた穴、か…
オーナーの言っていた「トンネル」の定義を反芻し、もう1度よく考える。
「キンちゃん、トンネルの向こう側はどうなってるんだろう。」
「そんなん、普段と変われへんやろ。ずぅっと時間の中のままやないか。例え降りても何も変わらん。」
「線路があるトンネルの場合は、ね。でも線路のつながっていないトンネルはどうかな。」
デンライナーの中で何度か見かけた「山に開いた穴」を思い出し、ウラタロスはキンタロスに問いかけた。
「簡単な事だ。異なる時間、異なる空間とつながっている。」
さも当たり前のようにそう答えたのはジーク。まるで、その向こう側を見てきた事があるかのようなその回答に、一瞬ウラタロスの思考も止まった。
「確かにオーナーが、時間の中の山は時間と空間の『壁』や言うとったけど…」
「そうだ。姫の時間に続く路線も、壁の向こうから続いていただろう。あれは姫の生まれた日付がずれた時間…異なる時間とつながった証拠だ。」
ジークに言われ、2人は小さく声を上げた。
確かに、ハナが小さくなった時に現れた路線は、山…即ちオーナーの言う『壁』の向こうから続いていた。そしてその向こうには、2007年8月以降にハナが生まれた時間が存在している。
ではもし、ハナが予定通り2007年8月に生まれたとしたら…?
答えは簡単。壁の向こうにあった時間はつながる事無く、今も壁の向こう側にあったに違いない。そんな時間がある事など、自分達は知らぬまま。
「線路のつながっていない壁の向こう側は…分岐の時に、選ばれなかった時間がある…って事かな?」
「そうだろうな。それがどうかしたのか、お供その2。」
ジークの言葉に返す事無く、ウラタロスはそのまま黙り込んでしまった。
彼が口元を弄る仕草をして考え込んでいる時は、相当真剣な証拠だ。まあ、大体は嘘を考えている時の方が多いが。
「気になる事でもあるんか?」
「まあ、ね。」
壁の向こうにあるのが、分岐の時に選ばれなかった時間ならば、当然…
ウラタロスがそこまで考えた時だった。キンタロスが不審そうな声を上げたのは。
「緑色の血ィ流す人間なんて…おるか?」
「え…?」
言われて2人はキンタロスの視線の先にあるものを見る。
そこには満身創痍の男が、キンタロスの言う通り、緑色の血を流しながら近くのトンネルに逃げ込む所だった。
「ふむ。あれを追うぞ。」
「ええ?マジで?」
「下手に関わらん方がええんとちゃうか…?」
2人の言葉を無視し、少し離れた所からその男を観察し始めるジーク。
そして結局は、キンタロス達もそれに付き合う事になったのである。
まさか追っている男が、アンデッドだとも知らずに…。
*
橘と睦月が、トンネルの中に差し掛かった時、1人の男が彼らの前によろよろとした足取りで現れた。
服はボロボロ、顔からは緑色の血が流れている。
今、睦月や橘の知る者の中で、緑色の血を流す者は2人しかいない。
1人はジョーカーである相川始。
そしてもう1人は…
「カテゴリーキング…!」
そう。本来の姿からヒトの姿に擬態している金居であった。
「そうか、こいつが…!」
「待ってください!…何があったんだ?」
睦月の言葉に、橘はバックルを取り出し臨戦態勢に入る。だが、それを睦月は静止し、心配そうに男…金居に近付いた。
「来るな!…封印などされてたまるか!」
「その傷はどうした?」
「少し油断しただけだ。まさか天王寺が!」
その場に座り込みながらも、悔しげに金居はそう言った。
「天王寺にやられた…?」
訝しげに橘が声を上げる。天王寺の野望は、ケルベロスを封印した時点で潰えたはず。それなのに、カテゴリーキングである金居が、天王寺によってここまでのダメージを受けている事が不思議だったのだろう。
「とにかく話を聞いてみましょう。…来るんだ。」
睦月が言ったその瞬間。睦月たちが来た方向とは逆の方から、高らかな笑い声と共に怪物が現れた。
その姿は、2人にも見覚えがある。昨日、自分達が苦戦を強いられた相手…
「ケルベロス…!解放されたのか!」
「そんな馬鹿な…」
『変身!』
考えていても仕方ないと判断したのか、2人同時に変身してケルベロスに攻撃を仕掛ける。
だが、以前よりも格段に早い動きでギャレンとレンゲルの攻撃をかわし、確実に反撃を加えてくる。
半ばケルベロスに吹き飛ばされるように、2人は距離を取って何とか隙をうかがおうとした時…
「アンデッドを渡せ。」
ケルベロスが、喋った。それは聞き覚えのある声。
「その声は…」
「まさか!」
「天王寺…!?」
「何故です?何故天王寺がアンデッドに…!?」
2人の間に動揺が走る。
だが、じっとしている訳にも行かないと思ったのか、レンゲルは近付いてきたケルベロスに殴りかかる。
それがきっかけと言わんばかりに、一時的に中断されていた戦闘が再開される。だが、ケルベロスの圧倒的なパワーに吹き飛ばされる。
「一旦退くぞ!奴を連れて行く。」
ちらりと金居の方を見て、ギャレンが言った。
レンゲルは了解と言わんばかりに金居の腕を取って立たせる。
それを確認するや否や、ギャレンはカードを1枚持っている銃に読み込ませ…
『FIRE』
読み込ませたカードはダイヤの6。その効果である火力強化を施した銃撃は、ケルベロスに命中したものの、効いていないらしくケルベロスの笑い声がトンネルの中で高らかに響く。
だが、爆煙が引いた後には…既にギャレン達の姿は無かった。
「…やはりライダー諸君から始末するしかないか…。」
仕方ない、と言わんばかりに小さく呟き…ゆっくりと後ろを振り返った。
そこに現れた、見知らぬ3人の青年を始末するべく。
*
昨日ウラタロスが見た、赤い戦士と緑の戦士が男を連れて退却したのを見届け、これ以上男を追うのは無理だと判断した時。
ゆっくりとした足取りで、ジークがケルベロスに向かって行った。
それに気付いたのだろうか、ケルベロスもこちらに向き直った。
「…何者かね?」
「ただの通りすがり。…でも、見逃してくれそうに無いねぇ。」
「こっちから出向いた、言う節もあるけどな。」
ケルベロスの問いに曖昧に答えつつ、ジークに付き従うかのように彼の後ろを歩く2人。
ジークが何を考えてケルベロスの方に歩を進めているのかは定かではないが、今の状況が非常に良くない物である事だけは確かだ。
ウラタロスとしては、できればケルベロスに見つかる事無くやり過ごしたかった。無論、キンタロスとてそうである。
何が時間に影響するか分からない以上、下手にこの時間の者と関わるのは得策ではない。
だが、そんな2人の思惑とは裏腹に、ジークは更に歩を進める。
「私の通る道を塞ぐな。邪魔だ。」
目の前に立ち塞がるケルベロスに対し、ジークは心底不快そうに言い放つ。
ジーク達を、ただの人間だと思っているのだろう。ケルベロスは小さく笑い、唐突にジークを裏拳で殴りつけた…はずだった。
しかしジークはその攻撃をあっさりとかわし…不愉快の極みと言わんばかりの表情でケルベロスを睨みつけた。
「…不愉快だ……実に不愉快だ。」
「ならばどうすると言うのかね?」
挑発するようなケルベロスの言葉。
いつの間にかジークの手にはパスケースに入ったチケットがある。腰にもベルトが巻きついている。
「…これ、止めようが無いよね、キンちゃん?」
「無理やろ。それに、そいつから無事に逃げるには誰か変身せなあかんかったやろうし。」
諦めたように言う彼らの言葉が終わるかどうかの内に。ジークはパスケースをベルトにセタッチしていた。
「変身。」
『WING FORM』
電子音と共にジークのチャクラが、金のオーラスキンの上から白を基調としたオーラアーマーに変化する。電王、ウィングフォームの降臨である。
他の電王のオーラスキンが黒であるのに対し、彼のみ金色のオーラスキンを纏うのは、彼なりの「王子」としてのこだわりなのかもしれない。
「降臨。…満を、持して。」
「ほう…BOARDのライダーシステムでは無いな。」
ケルベロスの声に、驚愕は無い。むしろどこか嬉しそうですらある。
「どこで作られた物かは知らんが、私には勝てんよ。」
そう言うと、ケルベロスは両肩から高エネルギー波をジークに発射する。
だがジークはそれを軽やかにかわし、デンガッシャーをハンドアックスモードとブーメランモードの2種類に素早く組み上げ、ブーメランの方を投げつける。
動きの中に優美さはあるものの、ジークが短期決戦に持ち込もうとしているのが、見ている2人には分かった。
それはトンネルと言う狭い空間の中ではウィングフォームの機動性が生かしきれないと考えたためか、それとも単純に早く終わらせてしまいたいだけなのかは定かではなかったが。
「フフフ…無駄だよ。言っただろう?私には勝てん、と。」
ブーメランをかわして、ケルベロスが小馬鹿にしたように言う。
その言葉に、普段ならば怒りそうなジークだが…返した声は、ウラタロス達の予想を裏切るような、静かで冷静な物だった。
「別に、勝とうとは思っていないぞ。」
「何…?」
「要は、お前が退けば良いのだ。勝つ必要は無い。」
そう宣言すると、ジークは瞬時にケルベロスの懐に飛び込み、胸の辺りにある白い顔をハンドアックスで斬りつけた。同時に、ケルベロスの口からくぐもった悲鳴が聞こえる。
それ程重くは無いはずのその攻撃に、2、3歩後退るケルベロス。
それは、思っていた以上に今の攻撃がダメージとなった証だろう。
「オデブちゃんと違って、胸の顔は飾りじゃ無かったって事かな?」
くすっと笑いながら、ウラタロスが言った。
既に彼らにはわかっていたのだ。
今回の勝負の行方が。
『FULL CHARGE』
パスをセタッチした後、もう1度、今度はエネルギーのチャージされたハンドアックスをケルベロスの胸部の顔へ、半ば投げつけるように振り下ろす。
だが、同じ攻撃が通用するはずも無い。紙一重でケルベロスはその攻撃をかわした。
「…残念だったな。そう何度も当たる私ではないのだよ。」
肩で息をしつつも、ケルベロスは不敵に宣言する。今の攻撃が、ジークの渾身の一撃であった事に気付いていたのだろう。
しかし、ジークも、そしてその様子を見ているウラタロスとキンタロスも、かわされた事に焦った様子は無い。むしろ余裕すら感じられる。
「残念だったのはお前の方だ。」
「何…?」
ケルベロスが訝るような声をあげたその時だった。
その背中に、鈍い音と共に激しい衝撃が走ったのは。
「こ…これは…!?」
ケルベロスが、驚愕の声をあげる。
彼を襲った物の正体が、最初にかわしたブーメランだと、今更のように気付いて。
「世界は、私のために回っているのだ。…分かったらそこを退け。」
腰の後ろに手を当てながら、悠然と言い放つジーク。
一方のケルベロスは、予想外のダメージだったのか、その場にがくりと膝をついた。同時に彼の足元に1枚のカードが落ち、姿がケルベロスから人間へと変わる。
それに満足したのか、ジークはベルトを外し、男の方を見向きもせずにその横を通り過ぎる。
「ちょっとジーク!こいつどうするのさ?」
「放っといたらまた襲ってくるかも知れんで?」
「世界が必要としていないなら、いずれ排除されるだろう。私が手を下すまでも無い。襲って来たらお前達で何とかしろ。」
ウラタロス達の言葉に、彼独自の論理で返すジーク。
「行くぞ。お供その2、その3。」
「……はいはい。」
「しゃあないなぁ…。」
そう言って、彼ら3人はその場を後にした。
後ろで悔しそうに何かを言っている男の言葉など、気にも留めずに。
*
自分を見向きもせずに行ってしまった3人の後姿を悔しげに見つめつつ、天王寺は上がっていた呼吸を整え始めた。
…今のは、油断したからだ。相手を甘く見すぎていた。彼らは、自分が神になった時に消せばいい。当面の目的はアンデッドの封印。ほんの遊びに過ぎない…
そう思う事で、自分の心の平静を取り戻そうとしていた。
自分を迎えに来た黒い車に乗り込み、彼はもう1度ケルベロスのカードを見つめる。
…BOARDの作りし仮面ライダー達を、この世から葬り去るために…
モノリスの支配は完了した。これでヤツが現れることは無い。
時間稼ぎと囮の役目を担ってくれた事は感謝しているよ、天王寺博史。
だから…もう少しだけ、終焉の前振りをさせてやろう。お前の出番はそこまでだろうがな。 |