00:プロローグ
「どうして別れちゃったの?」
興味深々なオンナノコたち。私はいつも、この質問に戸惑ってしまう。
理由と言える理由はないのだ。私だってなぜ別れてしまったかわからない。
しいて言うならば『別れなければいけないと思ってしまったから』だろうか。
なんて馬鹿げた理由!
しかしよく考えてみれば、私、いつもその『馬鹿げた理由』で別れちゃっている。これはいけない。
私だって好きな人とはずっと一緒にいたいんだ。
別れなければいけないと思って別れても、彼のことが嫌いになってしまったわけじゃない。
事実、無意識にほら、あの人を目で追っちゃってる。
自分で振ったくせに、ふっきるのにも時間がかかる。
なら振らなきゃいいんだよって思うでしょ?私もできればそうしたい。
別れなきゃいけないって私が思うとき、彼と一緒にいるってことが苦痛になってしまうの。
そのくせ、離れていると彼のことで頭がいっぱいになっちゃう。そして彼が気になって仕方がなくなる。そのうちまた一緒にいたくなる。
そんなことを繰り返し繰り返し行っちゃってるってわけ。
ああもう、どうして私ってこうなっちゃうんだろう。
かくして、私の私による私のための恋愛研究が始まった。
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