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本格派右腕は剣よりも強し

作者: 数波周

『三球目インコース、打ったァ!! バウンド高い!!』


 グラブを伸ばしても到底間に合いはしない勢いで、打ち付けられた白球が砂埃を撒き散らしながら高く飛び跳ねた。しかし二度目のバウンドをする寸前に、後方から掬うようにして突き出されたグラブが白球の後逸を阻止する。


『ショート前進、取った!! そのままファーストにランニングスロォーッ、アウツ!! ナイスプレイッ!!』


 全力前進した勢いを殺さず一塁へと投げられた白球は、懸命に走り最終的にヘッドスライディングを仕掛けた打者の手の先よりも早く、決して取り逃さないとばかりに腕を伸ばしたファーストのミットへと吸い込まれた。塁審が拳を振り下ろすと共にスタンドからの歓声、そして管楽器と打楽器の音が一層勢いを増す。一連の流れを見届けた彼は、マウンドの小山の上で雄たけびを挙げながらグラブを叩いた。


「ツーアウト!!」


 青年の咆哮にも似た叫び声に、内外野全体から同様の雄たけびが返って来る。指を二本上げた拳を突き上げて、内野を巡ってきたボールをグラブに収めた青年は再びバッターボックスへと向き直った。


『九回裏ツーアウト、両者譲らずの投手戦、ドラ1確実と称される中川に対し青島も全く譲らず、あと一人押さえれば延長戦です!!』


 次の打者が右側のバッターボックスへ小走りで駆け付けると同時に、フィールド全体に独特の間延びしたアナウンスが流れた。


『次の打者は三番センター大橋、二打席目にヒットを放っています』


 大柄なバッターが軽くバットを振るごとに、球場内のボルテージがぐんぐんと上がっていく。一度はアウトコールに打ち負けそうになった攻撃側の応援団も場内を揺るがさんばかりに勢いを取り戻した。打楽器の音と共に球場に響き渡る拍手と歓声が深呼吸をしてマウンドを見据えるバッターへと注がれ、負けじとばかりに至る所から飛ばされる応援が白球を握りしめる青年へと浴びせられた。

 審判がプレイを宣告すると同時に、バッターの後ろに構えるキャッチャーのミットが少しだけ外側へと寄った。青年は軽く息を吐きながら、グラブに隠された中で白球の網目を探し当てベストポジションで握りしめた。初球は今まで幾度となく使用してきた、全国から集まった強豪達のバットから何度もすり抜けて逃げてきた変化球。ストライクゾーンのギリギリから入り、そこから急角度でボールゾーンへと逃げ延びる鋭いスライダー。

 今大会で自身でも驚くほどに制球が定まったこのスライダーと中々の球速のストレート、そして打ち気のバッターのタイミングを乱すチェンジアップ。この三本柱を起点として、決して実績があるとは言えなかった彼の高校は日本全国の球児が集まるこの大会で頂点を決める戦いまで上り詰めたのだ。その中でも最も自身のある球種を初球に選択してくるあたり、キャッチャーからの信頼も一押しだと青年は感じていた。


『さあ大橋結果を出せるか。ピッチャー振りかぶって一球目――』


 大きく腕を振りかぶり、バッターボックスを睨みつける。大きく外に構えられたキャッチャーミット、得物を待ち構えて揺れるバットのヘッド。初球は空振りを取るつもりで、見極められてボールになっても構わない。胸元へと両手を移し、片足を限界まで振り上げる。狙うはバッターボックスの左下だ、ランナーもいないから気楽に投げて行ける。体全体をバネのようにしならせて、右腕を後方へと移してから限界まで伸ばす。さあ振れ、当てられるものなら当ててみろ。

 バネが一気に力を放出するが如く、腕は大きく弧を描きながらマウンド上を躍動する。網目に這わせた指から白球が離れる直前、よりバッターの目を狂わせようと、球速を落とさないために人差し指の握りを強くして押し出そうと力を込めた。


「あっ!?」


 その瞬間彼の顔は驚愕に歪んだ。人差し指で押し込み過ぎ、中指を縫い目へ引っ掛ける前にボールが中途半端に手から離れ始める。瞬時に何とかコントロールをしようと中指を押し込もうとするが、むしろ中途半端な回転が掛かった状態で白球が手から完全に離れた。

 雄たけびを挙げるどころか情けない叫び声を放った青年を置いていくように、白球はホームベースへと突き進む。インコースのボールゾーンへの逆玉なら、バッターは下手に手を出さずにボールカウントを有利にしようとするだろう。だが一旦はインコースへ向かったボールは、中途半端な変化を伴って外側へと向かう。行くつく先はストライクゾーンの外側どころか、真ん中やや高めの完全無欠のレッドゾーン。キャッチャーは驚いた様にミットを真ん中へ構え直そうとするが、白球がそこへ到達する前に、芯でとらえたことを意味する明るく響き渡る金属音がマウンドの上まで到達した。


『――投げまし、っと打ったァァァッ!!』


 確信したようにバットを放り投げて一塁へと駆け出すバッター、轟音のように辺り一面から沸き起こる歓声と悲鳴、マスクを外して打球の行方を呆然と見つめるキャッチャー。その全ての情報が一度に頭の中へ叩き込まれ、青年は後ろを振り返る事もなくその場へ蹲った。

 グラブを外すことなく彼は両手で頭を抱える。あたり一面は爆弾でも落ちたのかと思うくらいに多種多様な大声で埋め尽くされているはずなのに、彼の頭はまるで無音状態に居るかの如く全ての外音を聞き入れない。まるで頭の上から全身に氷水を掛けられたように、思考は停止し体全体が震えだす。無様に頭を抱え、引きこもるかのようにその場に蹲る。それはどんな場面であろうとエースが晒していい姿ではない。しかし青年の肩の上には、それまで誇りと信じてきた物が一気に重りの如く伸し掛かっていた。

 好守で見せたショートは、試合前に面と向かって最後まで頑張ろうとこっ恥ずかしい事を述べてきた。センターを守りながらリードオフマンに座る小柄な少年は、試合中はマウンドに寄れないからと九回のイニングの前に拳を突き合わせてきた。スタメンで数少ない二年生のファーストは、ベースカバーで一塁に入った時に生意気ながら大声でナイスプレーと叫んできた。マネージャーの眼鏡は、毎試合ベンチに戻るたびに興奮した様子で投球のストライク率を意気揚揚と伝えてきた。エースの座を奪い合った左腕は、さっぱりとした様子で任せたよと背中をグラブで引っ叩いてきた。そしてそんなチームを纏める監督は、決勝に至るまでの試合を投げ続けてきた彼に慣れぬ気遣いを見せてきた。言葉少なく彼の投球の要点を纏めて、最後にはごつごつとした手で肩を叩いて褒めてくれた。

 誰一人が彼に期待を抱き、そして彼は全てを感じずエースの責任と考えて誇らしげに担っていた。だからこそここまで投げぬけてこれた。こんな大歓声の中でも今まで自分を見失わないで来れた。

 そして今、その全ての期待は瞬時に重りへと変わり、栄光のエースをただ一人の青年へと戻してしまった。


「う……うぁ」


 自分の口から漏れ出た言葉になりきれない呻き声だけが耳を打つ。

 一体どう顔を向ければいい。ただボールゾーンへと逃げるスライダーを投げる筈だったのに、エースという誇りを持っていた自分は鋭い曲りと共に球速も求めてしまった。

 要らぬ場面での欲張りが堅守で盛り上げていた皆の頑張りを無に帰した。つまりはエースが自らの欲張りで試合をぶち壊したも同義だ。スコアボードにゼロが並んだ九回裏ツーアウト、ホームランを打たれたらもはやどうしようもない。


「ちくしょう……」


 一体どれくらいしゃがんでいただろうか。

 マウンドに屈みこんだ彼によってくる人影は皆無で、いつの間にか本当に音というものが消え去っていた。

 チームメイトは誰一人声もかけてくれないのか、それともこの状態は完全に妄想の中なのか。彼は目蓋を開いて周囲を確認することもせず、ただ放心し続けて無音空間を享受し続けた。


――ァ――


 そんな切れ間の中で、ようやく彼の耳へと到達する音が響いた。


――ヮァァ――


 ようやくこの逃避空間からも追い出される時が来たのか。未だ顔面蒼白な青年は大きく深呼吸をして足へ力を込めた。


――ワァァァァ――


 まるで試合開始前の歓声のようにも聞こえる怪しげな音たち。もはや試合は終わったというのに、一体どうしたというのだろうか。

 震える足に鞭を入れてゆっくりと立ち上がり、帽子のずれを直しながら頭から両手を離す。段々と目を開き、先ほどとは変わらない強い日差しに、思わず彼は顔を顰めた。


――ワ ア ア ァ ァ ァ ア――


『さあ、皆さまお待ちかね!! 最終回の裏が始まります!!』


 大歓声と共に、場違いに軽快なナレーションが彼の周囲の空間へと響き渡った。それはまるでプロ野球の試合のDJの如く、ただひたすらに観客を盛り上げるナレーションに乗せられて、歓声はとどまる幅を知らないように大きくなるばかりだ。


『この回の先頭バッターは、皆さんおなじみ女性の身にもかかわらず国中でも屈指のバッター、シェリエル!!』


 そのナレーションを耳にした瞬間、青年はありえない物を聞いたように顔を上げてマウンドの先を見つめた。その視線の先に居たのは、不敵にバットを肩へ担いで大股でバッターボックスへと歩み寄る大きな人影だった。つい先ほど対峙した大橋というバッターにも勝るとも劣らない長身だ。しかし此方を見据える顔つきは男というには無理がある女性顔、背中の中ごろまで伸びた銀色の髪の毛、そもそも胸元が男にはない膨らみを持っている等、どう見ても女性だった。


「……は? え、何で女性がバッターボックスに……?」


 凛々しい顔つきはどう控えめに見ても美人の枠から外れることは無い。しかしそんな事は彼にとってどうでも良かった。サヨナラホームランを打たれた自分の眼前に何故ネクストバッターが居るのか、しかもなんで女性なのか。甲子園という大会は女性選手を禁じていた筈だ。


『対する挑戦者は期待の新人、レーベン……え、なんですか』


 挑戦者とは果たして自分の事だろうかと彼は考えるが、レーベンなんて名前で呼ばれた事など生まれてこの方ありはしない。一体何なのか詳しく聞こうとしたナレーションも途中で止まる始末だ。もう訳が分からない。

 そしてふと足元を見れば、こんもりと盛られたマウンドの周囲に、太陽の光を反射してるにしては不自然な発光をしている三角形が描かれていた。直前までこんな物は無かったはずなのに、さも当然のように存在している謎の幾何学模様に彼は頭を悩ませた。


『今入った情報ではなんとレーベン選手は途中棄権したようです!! ならば魔法陣の上で不敵に構える青年は一体誰だ!!』


 誰だじゃねーよ。魔法陣ってなんだ、それに不敵に構えている訳じゃなくて放心しているだけだ。何かしら反論しようと周囲を見渡した青年は、ようやく周囲の光景の異常さに気が付いた。

 バックスクリーンは電光形式が妙に古めかしく高級そうなアナログボードに差し替わっており、満員の客は相変わらずだかどうにも観客席がワンサイズ大きくなったように見え、そもそも形状が大きく異なっている。周囲を守る内野手をそれぞれ見渡しても、ユニフォームが自分の着ている物とは大きく異なり、全員の顔が高校球児の無骨な物から西洋風に変化している。

 困惑を隠せない青年だったが、バッターの女騎士か何かと見まごう女性に急かされてしょうがなくボールを投げてきたキャッチャーには気付くことが出来た。慌ててグラブの中にボールを収め、そのボールの形状も先ほどまで投げていた物に比べるとどことなく手作り感が大きい所に首を傾げた。


「打たれたショックでおかしくなったか……?」

『さあ、未知の挑戦者を前にしてシェリエルはどうする!! 代表候補筆頭として意地を見せるか!?』

 

 首を傾げていても、周囲の状況は把握できないままに流れ続ける。

 既にナレーションや途絶えることの無い歓声によって、自分はこの女騎士バッターと対戦しなければならない流れへとなってしまった。


「……もう妄想でも何でも良い。投げてやるよ。押さえてやんよ!!」


 考えるのもどこか面倒になってきていた。今自身が見ている風景はサヨナラ敗北した現実から逃避した自分が見ている妄想か何かなのだろう。ならばそもそも考えるという行為そのものが無為だ。味方の誰かが引っ叩いて起こしてくれるまでこの妄想に浸ってやる。今まで投げ抜いてきたんだ、ここで文句を言われる筋合いはない。

 彼は握りしめた白球をグラブの中へと隠す。網目はやや粗めだが、コントロールに支障をきたすかどうかは投げてみないと分からない。そしてたとえ打たれたところで妄想の中なのだから実害など皆無に決まっている。


『審判がプレイを告げました!! さあ挑戦者よ、この巧打に強打の怪物をどう抑える!!』

「ハッ、色々抑えようがあんだよ!!」


 ようやく投げる気を見せた彼の姿に、小柄なキャッチャーはホッと一息を着いてミットを外へと構えた。そしてアウトローへと投げるように彼へと指示を出した。しかし青年はそのサインへ憮然と首を振った。

 彼は目線をアウトローからバッターのすぐ傍へと移す。それに対してキャッチャーは驚いた様子で再度外側へのサインをだしたが、青年はまたもや首を振った。


「どうせ妄想なんだ。ならば今度は安全策じゃなくて真っ向勝負でいってやる」


 腕を振り上げた彼の顔は、エースの自覚を持った誇らしげな表情ではなく、いたずらを考え付いたようなニヤニヤした笑いが浮かんでいた。

 仕方ない様子でやや内よりに構えたキャッチャーミットを見つめ、彼はしっかりと筋に中指を這わせて勢いよくボールを投げだした。あろうことか"バッターの方向"へと。


「――ッ!?」


 驚いたように女騎士風のバッターがのけ反る。強打者として知られる自分に対して、初球にアウトローへ投げ込む投手はたくさん存在している。だがあろうことか実績もなにもないルーキーがインコースに投げ込んでくるなど彼女にとっては初めての経験だった。

 本能的に身を引いた彼女は、次にあり得ない物を見たように顔を強張らせた。自身の懐へ一直線に向かってきたはずの白球は、強烈な切れ味をもってして真ん中の低めに構えられたミットへと寸分違わず吸い込まれたからだ。後に残るのはパシンというあっけない音だった。


「ットライ!!」

『何と初球の真ん中やや低めのストライクボールをシェリエル見逃したー!?』


 青年は投げ返されたボールを掴むと、呆然とした表情で此方を見つめる銀髪のバッターへ笑いかけた。

 そして今度こそアウトローへ構えようとしたキャッチャーに対して、今度は力強く頷いて再度大きく腕を振りかぶった。


「くそっ!!」


 テンポの良さに歯ぎしりをしたバッターは、今度は渾身のフルスイングを繰り出した。まるで女性の物とは思えない力強い動き、たとえ150km/hに達するであろう直球も弾き返せそうなしっかりと体芯を固定したスイングは、アウトローへと逃げようとするスライダーに触れることは出来た。しかし芯で捉える事は出来ず、一塁側の観客席の方向へ弾いただけであった。


「うわぁ……何でもありだな」

『シェリエルのフルスイングも、スタンドインどころか前にも持っていけません!! 凄い挑戦者だ!!』


 幾ら妄想の中とはいえ、女性にしてはスイングが完璧過ぎないか。煽るようにしゃべり続けるナレーションを右から左へ聞き流し、あと少しスライダーが内に入っていたらどこまで吹っ飛ばされるか分かったものではないと冷や汗をかきながらも、更に笑みを深くした。

 審判がポケットから取り出したボールを受け取ると、彼は大きく一つ深呼吸をした。もう一度アウトローへ構えようとするキャッチャーを首を振って制止し、渋々ながらインコース低めへと構えさせる。


『さあ三球目……ピッチャー投げた!!』


 腕を大きく振り上げることなく、今度はクイックモーションで白球を投げ込む。

 青年は実戦ではランナーの居る状況でしか使わなかった搦め手を遠慮なく使用し、焦りを隠すことも出来ない女バッターへ挑戦状をたたきつけた。

 球の出るタイミングが完全に狂い、また鋭く横に曲がるのではないかと思った彼女は、もはや強打者であるというプライドを捨て置き、せめてファールにしようとバットをコンパクトに繰り出し――空を切った。


「な、なんだと……」


 ボールが来ると完全に信じていたコースを叩いたバットは何も触れることが出来ず、彼女は中途半端なスイングを晒した状況で背後からキャッチャーにタッチをされた。タイミングを完全に逸らした上に、余り投げ慣れていなくとも幸運にも落ちが激しいフォークがインローに鋭く決まり、彼女はカットをする事も許されなかったのだ。


『三球三振!! 一体どのように投げ込んだらこうも鮮やかに料理できるのか!!』


 ワンテンポ遅れて場内を拍手と歓声が響き渡り、至る所から賞賛の声がマウンドで佇む青年へと浴びせられた。

 気分を良くしたように帽子のずれを直す彼は、ふとバッターボックスから向けられる視線に気が付いて顔を上げた。バットを持ち直して引き上げていく途中の彼女は、凛とした目つきで青年の姿を見据えていた。そしてベンチに入る寸前、彼女は小さく彼へと笑いかけた。


「……妄想にしちゃ随分とリアルで達成感があるな」


 いまだ歓声は鳴りやむ様子もなく、次のバッターもどこかおどおどとした様子でバッターボックスへ向かう始末だ。

 しかしいくら外野が騒ぎ立てようと、彼がやることが変わることは無い。どこかぼんやりしてボール回しを始める様子の無いキャッチャーに白球を要求した彼は、肩を冷やすなと言わんばかりに呆然とした様子の一塁手へ投げつけた。





*  *  *




『なんと、この回を三者連続三振で抑えました!! 謎の挑戦者、オケアニス王国立野球軍入りは確実です!!』


 こんなナレーションを聞きながら、そう言えば割と極限状態で投げていたんだと思い出した青年は、ガッツポーズと同時にその場にぶっ倒れた。

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