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硝子の虫
作:森 綾乃



 あらすじ
虫の幻覚に怯え、目医者に行く男。ひどく悲劇的な、冬の日の日常。


 Nコード
N4935B


 文字数(読了時間)
1047文字(約3分)


 種別
通常小説[短編作品]




 ジャンル
文学

 キーワード
病気 悲劇  硝子 


 出だし150文字
目医者に行った。ひどく怯えながら。気がつけば、いつも透明なプランクトンが、目の中を泳ぐ。それは目で追うと、つい、ついと逃げる。青い空、白い紙を、つい、ついと逃げる。私は断じてココロの病気ではない。薬づけの廃人でもない。硝子体のかけらが、網膜に映るため起こる、飛蚊症なる症状である。どきどきして




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