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チートあるけどまったり暮らしたい のんびり魔道具つくってたいのに 作者:なんじゃもんじゃ

2章

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070 魔技神の加護<ドロシー版>

 

 な、なんだ・・・この香りは・・・
 くっ、なんて良い香りなんだ。
 はぁ、はぁ、良過ぎるだろ・・・

「どうかされましたか?」

「い、いいえ・・・」

 この良い香りの主はドロシー様だ。
 今までもドロシー様と何度もお話をした事があるが、このような良い香りを嗅いだのは初めてだ。
 て言うか、近いんですが・・・
 近すぎて良い香りがしっかり俺の鼻をくすぐりますよ。

「ぷはははは、ドロシー様、クリストフはドロシー様の顔が近くにあるのでドキドキしているんですよ!」

 何だと!
 クララ、貴様!
 そう言う事は分かっていても言わないのが礼儀だぞ!

「え、あ、ごめんなさい・・・」

「い、いいえ、とても良い香りがするものですから・・・」

 金髪巻き髪の美人さんが顔を赤くしてモジモジしている。
 何だこの可愛い生き物は!

「ローズ系の香りですわ・・・・昔、クリストフ様が好きだと仰った香りです」

「私が?そうですか、どうやら今でも好きな香りのようです」

「昔の事を思い出して頂けたらと思いまして・・・・」

 何と言うか、ドロシー様って3度しか会った事がないって仰っていたけど、俺の事をよく覚えていてくれる。
 記憶が無い事がとても申し訳なく思う。

「クリストフ様、そろそろお茶にされては如何でしょうか?」

 ルーナがタイミング良くお茶の用意をしてくれたようだ。
 ここは俺が寮として使っている一軒家なのでこうして勉強会もできるし、ルーナがお茶をいれてくれる。
 しかし、ルーナの胸は一段と育っているな。

「また~、クリストフはすぐにルーナさんの胸を見るんだから、どれだけ胸が好きなんだよ~」

 むほっ!
 クララ、貴様!
 そう言う事は思っていても言ってはいけないのだぞ!

「む・・ね・・・」

 ほらみろ、ドロシー様が悲しげな視線を自分の胸に向けているだろっ!

 そんなに自分の胸とルーナの胸を見比べなくても・・・
 確かにドロシー様の胸は・・・ないけど・・・

「ルーナさん!その胸はどうしたらできるのでしょうかっ?!」

 いやいや、胸って大きい人は大きいけど、小さい人はあまり育たないから・・・

「(クリストフ)」

 ん?
 クララが何やら小声で?

「(ドロシー様にもクリストフの加護をあげたらどうなの?)」

 あっ!
 その手があったか!
 すっかり忘れていたよ!
 クララのくせに冴えているじゃないか!

 ・・・幸い、ドロシー様には他の神の加護はないな。
 後は他の神を信仰していなければ・・・

「(よし、その方向で)」

「何をされているのですか?」

『うわっ』

 相変わらず、俺とクララのハモリはバッチリだ!

「いえ、何でも」

 あからさまに誤魔化すクララ。
 目が泳いでいるぞ。

 どうやって切り出そうかな。
 いきなり「あなたは神を信じますか?」なんて言ったら胡散臭いしな~。
 さて、どうするか・・・

 ルーナのいれてくれたお茶を飲みながら、菓子を頬張り思案する。

「そうだ、クリストフの魔術って非常識なレベルだといつも思っているんだけど、何でそんなに上手に魔法陣が書けるの?」

 ん?
 今更何を言っているんだよ、クララ君や。
 ・・・あっ!
 そうかっ!
 ナイスだ!
 クララのくせにナイスアシスト!

「私は魔技神マギシンを信仰しているから、その恩恵じゃないかな?」

「へ~、魔技神ってどんな神様?」

「魔技神?」

 ドロシー様も少し乗ってきたぞ。

「魔技神は魔術と魔具の神様だね。魔具って言うのはマジックアイテムの事なんだけど、その他に何故か豊胸の神様でもあるんだよ。私は男だから豊胸の恩恵はないけど、女性だとその恩恵があるはずなんだけどね」

 ガバッ!

「クリストフ様っ!その話は本当ですかっ?!」

 ドロシー様がいきなり立ち上がり、もの凄い勢いで俺の手を取った。

「は、はい・・・魔技神を信仰すると魔術が上達します・・・」

「そ、その後は」

 顔が近いんですが・・・

「効果あるそうです・・・カルラやクララも魔技神を信仰してから・・・大きくなったって言っていましたから・・・」

 加護を与えて直ぐに効果があった筈だから間違ってはいないよな。

「クララさん、本当ですかっ?!」

「は、はい!間違いなく育ちました!」

「私もっ!私も魔技神を信仰しますっ!魔技神、いえ、魔技神様の詳細を教えて下さいっ!」

 ドロシー様の必死な形相に押され、魔技神と言うか、俺の事をドロシー様にレクチャーしていると、ドロシー様のステータスの状態が『魔技神を信じるあまり興奮状態』となっていた。
 だからその時点で俺の加護を与えてみる。
 加護を与える時は手が光るので、ドロシー様から見えないように・・・豊胸補正に注力して加護ってみる。

「大丈夫ですよ、ドロシー様のお気持ちは必ず魔技神に伝わりますから」

 念の為に加護を確認してみる・・・あれ?・・・

 魔技神の加護
 ・魔法陣作成補正(中)
 ・魔具作成補正(中)
 ・器用、知力、精神に補正(小)
 ・魔力補正(小)
 ・魔法攻撃耐性(小)
 ・豊胸補正(大)

 ・・・豊胸補正が(大)になっている・・・確かに豊胸補正に注力してみたけど、こんな事もできるんだ・・・
 あっ、魔法陣作成補正が(中)になってる。
 豊胸補正の効果を大きくする代わりに魔法陣作成補正の効果が下方修正されているようだ。
 豊胸補正の方は2段階アップだが、魔法陣作成補正のほうが1段階ダウンで吊り合っていないかとも思うが、よく考えるとそうではないかとも思う。
 全体のコストみたいのがあると仮定すると豊胸のコストよりも魔法陣作成のコストの方が高いと言われても何となく納得できる。
 まぁ、俺みたいに豊満な胸に価値を見出す人も多いと思うけどね。

 女性の胸は男のロマンだ!

 ・・・その夜、ドロシー様からの信仰が強くなったのを感じた。
 恐らくは胸が大きくなったのを実感したのだろう。
 ガンバレ、ドロシー様!


 
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