挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
チートあるけどまったり暮らしたい のんびり魔道具つくってたいのに 作者:なんじゃもんじゃ

1章

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

40/146

035 決闘後

 

「教師にも言えないのですか?」

「校長先生の許可は得ていると聞いております」

 俺の属性は国家の機密に当たるらしいので、簡単に打ち明けるわけには行かない。
 そこへ大きな音を立てて豪快に部屋の扉を開けブルーム先生が入って来た。

「いや~スゲーな。王級の魔法なんて久し振りに見たぞ!」

 開口一番それかよ!
 生徒の体の心配とかしないのかよ?
 まぁ、圧勝なので心配されるような事もないけど・・・

「ブルーム先生、ワーナー君はどうですか?」

「どうって、グラトニー・アブソープションが命を奪う事はないだろう。まぁ痛みに弱い者は別だろうがな」

「そうですか、それは良かった。あ、足の方はどうですか?」

 シーレンス先生はブルーム先生の言葉に豊満な胸を撫で下ろし、思い出したようにバカボンの消失した左足首から下についても確認をする。

「ん、ああ、傷口は焼き爛れていたから失血も殆どなかったし問題ないだろう。再生できるかは微妙だがな」

 当然だ、態々失血死しないように火属性の魔法で傷口を焼いて失血が少なく済むようにしているんだからな。
 それにあの程度の部位欠損であれば高位の神官であれば再生は可能だろう。
 俺?俺であればあの程度の部位欠損は瞬時に再生できるし魔力回路も修復できるよ、する気はないけど。
 暫くは俺に決闘を申し入れた事を後悔して過ごしてもらわないとね。

「クリストフ君であれば魔力回路の修復も部位欠損の再生も可能では?」

 お、良い所に気が付きましたね。
 バカボンやバカボンの親が土下座して頼んできたら考えないでもないよ?

「ははは、シーレンス先生よ、クリストフならできるだろうが、それは虫が良すぎるってもんだ。それにワーナーには良い薬だろう、死ななかっただけでも有り難いと思うようになるまでは捨て置けば良いんだよ」

 ブルーム先生のそう言う考え方は共感できます!

「しかしそれではワーナー君が・・・」

「そんな事よりだ、クリストフ、お前の処遇だがな・・・」

 バカボンの体の事を「そんな事」で切って捨てるブルーム先生に惚れてしまいそうだよ。
 でも退学は勘弁ですよ。

「校長とも相談したんだが、魔術講座と魔法講座の上級単位を特別に与える事に決定した。ハッキリ行って俺達教師より上位の魔術や魔法を使えるお前に俺達が教える事はないからな。・・・だが、実戦講座はいままで通り授業を受けてもらうからな。これらの事は既に校長の裁決が下りている」

 最後の言葉は俺にと言うよりこの場に居るシーレンス先生ともう1人の教師に向けて言っているようだ。
 退学どころか実技の魔術講座と魔法講座も単位が取れてしまった・・・でも魔法はとにかくとして魔術は何も見せていないけど?

「ブルーム先生、魔術講座もですか?」

 最初からいた名も知らぬドワーフぽい教師が俺に代わって確認をしてくれた。
 てか、あんた誰よ?

「ジャガン先生も生徒会長の解説を聞いていたと思うが、クリストフはブリュト商会の商品を開発している。そしてジャガン先生も知っての通り当校でも障壁の腕輪を購入しその性能を検証したが、あれは特級の魔法や魔術をも防ぐマジックアイテムだ。そんなマジックアイテムを作る事ができるクリストフに何を教えると言うのだ?って話になった」

 ドワーフぽい教師はジャガン先生と言うらしい。

 そんな事より障壁の腕輪の性能検証を王立魔法学校でもしていたのか!
 できれば、その事を公表してほしい物だ・・・そうすればガッポガッポですよ。

 あとジャガン先生はブルーム先生の説明に納得しているようだ。
 そんなにあっさり引き下がっていいのか?

「ブルーム先生はクリストフ君の属性適性についてご存知ですか?」

 シーレンス先生はどうしても俺の属性について知りたいようだ。

「ああ知っている。担任だからな」

「では、教えて頂けませんか?」

「悪いがそれは出来ない。どうしても知りたければ校長に聞いてくれ。それとクリストフのステータスプレートは高度な隠蔽を施しているので無理やり見ようとしても意味はないぞ」

 俺のステータスプレートは隠蔽していると父上にも校長にも話している。
 ステータスプレートの隠蔽機能は誰にも喋ってはいないので、俺が開発した魔法で隠蔽していると嘘をついてはいるけどね。
 普通の人には出来ないが、全属性を扱える俺ならできてしまうと納得させている。
 無理やりだ。

 と言う感じで俺の事情聴取?はお開きになった。

 翌日からは通常稼動なのだが・・・
 今回の事で俺は合計7つの上級単位を取った事になる。
 魔法講座は元々選択していなかったが、オマケで単位がもらえてしまったのは嬉しい誤算だ。

 王立魔法学校の生徒は10科目から多い者で15科目ほどを受講しているが、卒業に必要な単位は必須を含めて10科目だ。
 俺は単位修了試験を受験し合格した事で既に5科目の単位を取っていたので、卒業に必要な残り5科目の授業を受ける予定だったのだが、魔術講座の単位も貰える事になったので授業を受ける科目は魔物学、地理学、実戦講座、アイテム講座となった。

 他の生徒に比べ受講している授業が少ないので魔物学や地理学、それにアイテム講座の自主勉に時間が割けるので次の単位修了試験では上級単位を狙ってみようと思っている。

 
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ