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チートあるけどまったり暮らしたい のんびり魔道具つくってたいのに 作者:なんじゃもんじゃ

1章

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003 魔法

15年6月14日
誤記修正
魔王と → 王都

15年6月23日
一部修正。ストーリーに影響はありません。

15年6月27日
誤記修正多数、及び一部修正。ストーリーに影響はありません。
 

 魔素を感じる訓練を始めて4日目、何となくだが魔素ぽい物を感じ始める。
 何となくなのでまだ明確に感じているわけではないのだが、もわっとした暖かい物があるのを感じる。
 今日の気温が暖かいわけではないと思いたい。

「驚きました。こんなに早く魔素を感じるなんてクリストフ様は天才です!」

 褒めすぎだよ、ロザリア団長。
 でも褒められると気分が良い。俺は褒められると伸びるタイプなのだ!

「魔素が感じられたので、次は体内の魔力を感じましょう。魔素が感じられたので時間は掛からないと思います」

「それなら多分感じているよ?」

 血管を流れる血液のように魔力も体中を巡っているのを感じている。
 魔力を感じたのは魔素を感じて直ぐの事だった。
 体の中にも暖かい物が巡っている感じがしたので何気なく魔素と合わせて感じるように訓練していたのだ。

「流石です。クリストフ様の魔法適性を確認しましょう」

 ロザリア団長は木箱の中から直径15cm程の水晶?の球を出してきて、手を翳すように指示してきた。
 これはテンプレ的な適性のある属性が色で表されるってやつだろうか?

 うきうきしながら水晶?に手を翳すと水晶が光り出し、赤色・水色・緑色・茶色・青色・黄色・白色・黒色・灰色・金色、色々な色が渦をなしていた。

「・・・これは」

 ロザリア団長は暫く黙りこくり水晶?を見入っていたが再び口を開く。

「クリストフ様、素晴らしいです。簡易的な検査なので王都の大神殿に行かなければハッキリとは解りませんが、10種類全ての属性の適性があるようです!」

 なんですと!?

 本によればこの世界では概ね3割程度の人に魔法の適性があるらしい。
 ただ7割の人に魔力が無いかと言うとそうではない。
 7割の人でも無属性は必ず適性があるそうで、この無属性の適性は数えないそうだ。
 そして魔法が使える3割の人でも通常は1属性と無属性の魔法しか使えないそうだ。
 魔法使いの中でも4属性を持っている者は1万人に1人と本に書いてあったと記憶している。
 更に5属性なら100万人に1人、6属性なら1億人に1人と言われているが、10属性なんて有り得ないだろう?

 この世界の人口が分らないのだが、仮に10億人の人がこの世界で暮らしているとして魔法が使えるのは3億人と言う事になる。
 そして6属性が使えるのが1億人に1人なので、たった3人しか6属性持ちは居ないと言う事になる。
 全属性の適性を持っている者など現れないような確率になってしまうだろう。

 これまでクリストフは体が弱いと言う事から魔法の訓練も止められていた。
 なので魔法の才能はありそうだが魔法適性を確認した事がなかったのだ。
 それが今回の魔法適性の確認で解ってしまった・・・

 これは嬉しい事で良いよね?
 魔力も多いって言われていたし良いんだよね?

「私は6属性持ちですが、10属性全ての適性がある人など過去にも類がない事だと思います!」

 ロザリア団長は興奮しているようだ。
 俺の方が冷静だし・・・こう言う場合のテンプレ的な展開だからかな?
 しかもロザリア団長って6属性持ちなんだね。希少価値で言えばロザリア団長も相当だ。

「・・・ゴホン。ちょっと興奮してしまいましたね、すみません。できるだけ近い内に王都の大神殿で適性を確認できるように御館様にも進言しておきます。・・・では改めまして、私達が使う非自然現象の力には『魔法』と『魔術』が有ります。『魔法』と『魔術』は何が違うか解りますか?」

「確か、『魔法』は魔力を使い非自然現象を発生させ発動時には詠唱を行います。対して『魔術』は予め魔法陣を形成しその魔法陣に魔力を注ぎ込み非自然現象を発生させる術式だったと思います。つまり詠唱により発動させるのが『魔法』で魔法陣によって発動させるのが『魔術』だと認識しています」

「正解です。流石はクリストフ様ですね。では仮に戦闘となった場合、『魔法』と『魔術』ではどちらが使い易いと思いますか?」

「一概には言えませんが、一般的には『魔術』だと言われています。これは『魔法』を発動させるには詠唱をする必要がありますが、この詠唱にかかる数秒から数十秒の時間が『魔術』には必要ないからです。更に『魔術』は常時発動型の防御結界もありますので使い易いと言われています。但し『魔法』の方が運用の幅が広いので詠唱破棄ができる人であれば『魔法』の方が使い易いと思います」

「その通りです。クリストフ様はしっかり予習されておりますね」

 言語を覚える為に魔導書を色々読み漁ったからね。

「では、クリストフ様は全属性の適性があると思いますので、私の得意な氷属性の魔法からお教え致しますね」

「宜しくお願いします」

「魔法詠唱には3つのキーワードが最低でも必要です。1つ目は捧げる魔力、2つ目は作り出す物、3つ目は作り出した物の目的です。1つ目は便宜上魔力と言っていますが、魔力と魔素の事ですね。それから詠唱のキーワードを詳細にすればする程に魔法のコントロールと魔力の変換効率が上がります。先ほどクリストフ様が仰っておりました詠唱破棄は詠唱をして居ない為に使う魔力の量が多ければ多いほど変換効率が悪いと言われております」

 ロザリア団長は説明に夢中で俺を見ていない。魔法や魔術の話にのめり込むタイプの人のようだ。

「お手本をお見せしますので、見ていて下さい」

『小さき魔を捧げ、小さき氷の球を作りて、彼のものを破壊せよ』

 ロザリア団長の掌の上に直径5cm程の氷の球が現れたと思ったら数m先の木に飛んで行き木の幹をえぐり傷痕を付けた。
 流石にあの大きさの氷の球では木を木っ端微塵とまでは行かなかったようだ。
 しかし、初めて見た魔法に俺は興奮してしまった。

「凄いですね!」

「今のはアイスボールと言う魔法です。殺傷能力は低いですが頭などの急所に当たれば人や弱めの魔物も殺せるでしょう。魔素や魔力を感じられたので1ヶ月もあればクリストフ様にも使えるようになると思います」

 
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