第六話〜千代とキッド〜
千代はコナンを家において、家を出た。
「ごめんね、コナン君」
一人呟くと険しい顔つきに変わった。千代は車に乗りキッドの待つ倉庫に向かった。
「出てきなさい! キッド!! もう予定時間よ!!」
千代はある倉庫にいき叫んだ。
「これはこれはお早いお着きでお姫さま」
フッと現れたのはキッドだった。キッドは不適な笑みを浮かべ千代を見た。
「返しなさい。私のダイヤ!!盗んだでしょ!」
「人聞きわるいですよ。あれは貴女が盗んだ物。それを返すために私は貴女から盗んだのです」
不適な笑みのまま千代に二、三歩近づいた。
「なら、この子を殺すわよ?」
キッドの前にコナンが移った新聞の切り抜きを投げた。
「!!」
キッドは少し驚き切り抜きを拾った。
「知ってるわよね? 彼キッドキラーだもの。今は私の手の中!いつでも殺すこと出来るんだから」
フフっと笑う千代に歯切りをした。キッドは彼がどうして彼女のところに居るのかが気になった。
「なぜ、ボウヤが出てくるのです?」
「コナン君は浜辺で倒れてるのを私が助けたのよ。そのまま記憶がないから家で育ててるわけ。わかったなら早く返しなさい」
理由を聞きこれまで以上に驚いた顔をした。
「わかりました。では明日のこの時間ダイヤを返します。その時彼も返してください」
「良いわ」
千代の返事を聞き一瞬のうちにキッドは立ち去った。
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