登場人物紹介
要望がありましたので、人物紹介を入れさせて頂きます。
ヤムラ家在住組み
○矢村 樹
25歳→18歳
黒髪黒瞳 180cm
本作の主人公。
宝くじの一等当選に喜ぶものの、とある神の暴挙によって本来の寿命を大きく削られてしまった事で異世界セイリームに送り込まれる事になる。
何とか回収できたらしい1年の寿命と宝くじ当選による三億円の資金を使って、マローダーを始めとする車両等、セイリーム行きの準備をしていた。
セイリーム到着後、落ち着く暇もなく馬車が魔獣に襲われている所に出くわしたり、魔獣を倒してみたら馬車の中身は違法奴隷のクーリアだったりとお約束的な展開に振り回される事も。
現在は転生特典を活かして『運び屋ヤムラ』を営業しているが、最近は『運び屋』とは名ばかりの『何でも屋』になりつつあるのが悩みの種。
初出:一等当選と余命宣告「マジで・・・」
○クーリア
16歳
銀に近い金髪緑瞳 157cm
オークに襲われていた馬車の中に囚われていたハーフエルフの少女。
最初の奴隷区分は性奴隷になっていたが、性奴隷スキルを持たない違法奴隷であり、売主に当たる奴隷商がオークによって死亡した為、取得奴隷として樹に保護されて奴隷区分も一般奴隷に書き換えられた。
樹に拾われるまでの経験から、『男性からの視線』と『一人で眠る事が出来ない』と言う二つのトラウマを持っているが、現在は幾分回復傾向にあり、運び屋業に料理にと楽しい日々を遅れている様だ。
初出:異世界とお約束①「前を向けると思った瞬間にこれかよ・・・」
○ネリン
18歳
白髪紅瞳 164cm
バナバの街で唯一の新品の衣服を扱う店『森の衣』を営む兎人族の女性。
クーリアの衣類を購入する為に樹達が店に訪れた事が切っ掛けで、友好を深める事になる。
樹が持ち込んだ地球産衣類やハンガー等を再現、セイリーム世界で売り出したり、食事会をしてみたりと仲が良くなっていった結果、樹が家を借りる際に押し掛ける形で同居する事になる。
肉体的に弱い兎人族である為、戦闘等には丸っきり向かないが、物心ついて以来商人として育ってきたので、樹達にとってはアドバイザー的な一面もある。
初出:異世界の街②「女性の情熱は世界を問わないのな・・」
○ルリィ
14歳
青髪茶瞳 146cm
ギルドからお詫びの品として届けられた人族の少女。
元々、放浪癖のある母が帰って来なくなって生活費が底をついた為、妹の薬代と当面の生活費を求めて禁止されている『奴隷売買の直接交渉』をネリンに持ちかけたのだが、ネリンにその旨を指摘されて断念した経緯がある。
現在は妹の看病をしつつ、ヤムラ家の家事を通して地球の料理を学び、料理屋台出店に向け勉強中。
初出:イツキのいないバナバにて「あはは、どうしましょうか」
○コニィ
9歳
青髪茶瞳 124cm
ルリィの妹。
奴隷契約はなされていないが、病弱である為ヤムラ家に引き取られる事になる。
現在は体調は回復傾向にあり、ルリィの料理屋台の手伝いを目指してリハビリ中。
初出:キリグ村再建へ③「本業は運び屋なんだがなぁ・・」
○イリア
18歳
銀髪青瞳 140cm
純血の妖精族で、キリグ村の村長夫妻の養女。
『運び屋ヤムラ』がキリグ村で行った仕事への対価として、譲渡された『譲渡奴隷』。
自身を引き取ってくれた夫妻への恩返しもあり、次期村長になる姉の補佐を目指して勉学に励んでいた為、セイリームにおける法律関係に詳しく、交渉役をこなすだけの学力を持っている。また、妖精族である為魔法も使用可能。
初出:キリグ村再建へ②「誰か注意してやれよ・・・」
オルガ村
○ボガディ・ボアラン
48歳
黒髪茶瞳 143cm
クーリアの両親が冒険者時代にパーティーを組んで居た仲間で、ドワーフの男性。
超が付く程の直情思考と、僅かとおかずに沸騰する血の上り易さとでクーリアの両親からは『バカディ』、細君からは『直聞き馬鹿』と揶揄される程。
クーリア関係で樹に見当違いの恨みを抱いていたが、リネーシャによる強制的な精神鎮静化をかけた上でのクーリアの説得により和解。
性格は兎も角、腕は確かなので樹は色々と製品制作を依頼している。
初出:オルガ村①「俺が一体何をした・・・」
○ミルギニーナ
44歳
緑髪黄瞳 138cm
クーリアの両親がパーティーを組んでいた仲間で、半妖精の女性。
ボガディとは夫婦関係にあり、クーリアも我が子同然に可愛がっている。
好奇心の強い半妖精故か、様々な分野の知識を有しており、鍛冶細工、建築技師、魔法陣作成と幅広く手掛ける才女。
初出:オルガ村①「俺が一体何をした・・・」
キリグ村
○イルワ
23歳
茶髪黒瞳 164cm
キリグ村の村長夫妻の娘で次期村長。
血の繋がらない妹であるイリアを始め、家族思いで村を大事に思う一方、村大事の思いが強過ぎて暴走する傾向強し。
現在は父親の下で精神面も含めた、次期村長としての勉強をし直している。
初出:運び屋稼業開始「さてと、働きますかね・・・」
神界・地球
○リネーシャ
???歳
金髪緑瞳 170cm
樹をセイリームに送り込んだ女神。
元々はセイリーム世界を支える世界樹に宿る神格であり、セイリーム世界での主神に当たるのだが、昇格に伴って地球を含む多重世界群の生死を司る仕事についている。
昇格に昇格を重ねて神界における世界樹『神聖大樹』に至った母親と、元人族からの転生神で余りにも強大な力を持つ為に妄りに名を出す事すら適わないと言う父親『白銀』と家系図的に見てもとんでもないサラブレッドな様なのだが、本人(本神?)は至ってマイペースで天然気質な樹曰くの『女神さん』である。
初出:一等当選と余命宣告「マジで・・・」
○矢村 織絵
18歳
矢村夫妻の一人娘で、夫妻に引き取られた樹にとっては義妹に当たる。
留守がちな両親に代わり、自分を大切にしてくれた義兄樹に兄妹ではなく、異性としての愛情を抱いていた。
余命宣告を機に里帰りした樹に思いを告げ、晴れて恋人になってからは樹の転生準備を手伝いながらも恋人生活を楽しむ事になる。
タイムリミットが訪れた際は、女神リネーシャに連れられて行く樹の魂を見送った。
初出:田舎の家族と転移準備「これはちょっとなぁ・・・」