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禁書目録編
土御門BOX
 
「よう、当麻」
「え……お、おう」

 あれから数日後当麻が帰ってきた。

「どうだったよ実家?」
「え……全然変わってなかったよ」
「お前の実家ってどこにあんの?」
「え? えーっと……関東だよ」
「当麻お前、おかしくないか?」
 当麻はいつもと違ってマコトの目を見なかったし、言葉もどこかたどたどしかった。まるで初対面の相手の様子を探るよかのような……そんな態度。
 マコトは当麻に不信感を抱いたが、
「とうま〜」
「当麻……それ、何?」
 目の前に現れたのは純白の修道服に身を包んだ少女。銀髪碧眼の討ち手……というには威厳に欠ける。服からは裁縫に使う針山のように安全ピンが飛び出しているし、頬を膨らませている様子もかわいらしい。
「それ何? とは失礼なんだよ! インデックスなんだよ! イギリス聖教のシスターなんだよ!」
 少女は意味不明な言葉を連ねて、なおも頬を膨らませる。
「へ……へぇ。俺は黒神マコトです」
 正直、完全にマコトは引いていた。当麻の親戚にこんな外国人がいるはずがない。ということは、幼女誘拐? 監禁? そして強引にコスプレ? マコトの頭の中を危険なワードが駆け巡った。
 そしてマコトは慈愛に満ちた表情で携帯電話を握り、1、1、0と順番にプッシュ。
「あーもしもしアンチスキルですか? 上条当麻が幼児を誘拐して監禁した上にコスプレ趣味まで押し付けてます。あー第七学区の学生寮です、すぐに来て下さい」
「ちょっ、マコトさん!?」
「私は14歳なんだよ!」
(ちっ、またフラグたてやがって。当麻とかマジで死ねばいいのに。つーか殺す。よし、寝てる間にロースト上条にしてやる)
「怖っ! 思考が口に出てるぞ」
 二人の抗議の声を無視し、マコトは狂ったような高笑いをあげて去って行った。

・・・

「ん、あれは……」
 
 散歩がてら河原を歩いていると、金属製の手摺りにもたれ掛かってぼんやりしている御坂がマコトの目に入った。近づいても気付かない様子をみると、かなりボーっとしているらしい。
「なに黄昏れてんの?」
「ん? ああ、あんたか……」
 その様子は夕焼けに吸い込まれて消えてしまいそうななほど弱々しかった。何をするわけでもなく、ただただ空を見上げている。マコトはそれとなく先ほど買った未開封のコーヒーを押し付ける。
「ほら、これでも飲んで元気出して」
「ん……ありがとう」
 二人の間に沈黙が走る。
 上空では、ちょうど飛行船がゆっくりと旋回していた。心なしか御坂の目はそれを追っているように見えた。
「……あんたはさ」
「ん?」
 御坂は空を見たまま言葉を紡ぐ。
「―――もし自分が死なないと大勢の人が殺されるっていう状況になったら、どうする?」
「な……」
 マコトはあまりにも唐突な質問に目を見開く。御坂は相変わらず空を見上げている。表情は読めないが、マコトは御坂が冗談で
言っているようには思えなかった。
「……まあ俺はそんな状況になったことがないから分からないけど、多分大人しく死ぬと思う」
「……そうよね」
 御坂は、予想通り、とばかりにこちらを見ずに頷く。しかし、心なしかがっかりしているようにも見えた。
「でも」
「え?」
 マコトの思いも寄らぬ逆接に、御坂は思わず振り向いた。
「それは本当に死ぬことしか方法がないときだよ」
 マコトは御坂の目をじっと見た。その、慈愛に満ちた眼差しに、御坂は全てを見透かされているような錯覚を覚えてしまう。
「その最悪の選択をする前に、俺ならどんなにうまくいく可能性が低くても、全ての方法を試す。人には頼るし、土下座でもなんでもする。とにかく最後まで絶対あがく。諦めずに。じゃないと俺の命の恩人に怒られるからね」
 御坂は目の前の男をしばし無言で見つめる。
 強いな、と御坂は思った。目の前の男はいくつもの困難を乗り越えてきたのだろう、根拠はないもののマコトの言葉からはそんな感じがした。
「美琴もそんな状況に陥ったとしたら最後まで諦めちゃあだめだよ」
「っ、何で名前で呼ぶのよ」
「よいではないか」
「はぁ、まあいいわ。とりあえずありがとう。少し元気出たかも」
「ん、困ったらいつでもどうぞ」
「えぇ、じゃあまたね」
 美琴は少しだけ微笑むと、早足で去って行った。
 風力発電の風車が、カラカラと寂しい音を立てて回っていた。
(もしかしなくても無理してる。何かあったみたいだ。あんな質問、健全な中学生は絶対してこないし……)
 しばらくそのまま夕日の差し込む川を眺めていると、ふと後ろに気配を感じた。
「何を黄昏れているのですか、とミサカは不信感をつのらせながらあなたに質問します」
 そこにいたのは美琴……のようだが、何だか様子がおかしい。
 容姿はそっくりなのだが、目に光りはなく、一人称がミサカだし、何よりも頭には、女子には不似合いなずっしりとした軍用ゴーグルが装着されていた。
「え、何? 美琴さん、この数秒間でイメチェンでもしたの?」
「美琴、とはお姉様のことですか? とミサカは先程お姉様と仲良く会話していたあなたに尋ねます」
 ああ、妹か。それにしても似過ぎだと思う。一卵性双生児という奴だろうか。全く、人間は不思議である。マコトは一人物思いに耽る。
「で、妹さんが何か御用?」
「別に……とミサカは素っ気なく返してみます」
 二人の間を重苦しい沈黙が支配する。
 用がないなら話しかけるな、気まずいだろうが、とマコトが頭を抱えていると、
「おなかがすきました、とミサカは苦しそうに訴えます」
「はい? 初対面の相手にたかる気ですか、あんた」
「おなかがすきました、とミサカはウルウルした瞳であなたを見つめます」
「いや、あんたの瞳、ウルウルどころかカッサカサなんだけど。まあいいや、ファミレスでも行く?」
「わーい、とミサカは感情をこめて喜びます」
「感情がこもってない!」
 もはやコントと呼べる会話を繰り広げながら、結局二人はファミレスへ向かった。突っ込み役の美琴とは違い、妹は天然なのかわざとなのかひたすらボケ続け、マコトは慣れないつっこみをやり続けた。
 が、その甲斐虚しくファミレスの扉は堅く閉じられていた。どうやら休業日らしく、店内は真っ暗だ。
「えーと、そこにホットドックの屋台があるからそれでいい?」
「仕方ないからOKです、とミサカは妥協してみます」
「あんた何様ですか!?」
 ツッコミに疲れ果てたマコトは屋台にはられた値段表を見て、絶句した。
「一個2000円!?」
 Level5であるマコトは奨学金がたんまりあるので家計的にはそれほど響かないのだが、元庶民としての“Mottainai”の感覚がきざまれているのだ。
 辺りを黒いオーラが包むほど落ち込んだマコトはゆらゆらと、ミサカ妹と共にベンチに座った。ホットドックを渡すと、ミサカ妹は少しだけ嬉しそうに眺め、リスのようにちびちびとかじりはじめる。
「うーん、さすが2000円。おいしかったな」
 2000円のホットドックはやはり美味で、見た目は普通のホットドックと何ら変わりは無かったのに、とマコトは一人首をかしげる。
 ミサカ妹はゆっくりホットドックを食べ終わり、お礼を言うと、目をこすりながら、
「眠いです、とミサカは主張します」
「しらんがな」
 マコトが軽く流すと、太股の上に固い感触を感じた。
「ミサカさん、何をしてらっしゃるのでせうか?」
 ミサカ妹は、太股に頭を乗せて、液体ヘリウムのような目でマコトを見上げている。
「眠いです、とミサカは再度主張します」
「はぁ、分かりましたよ。好きにしてください」
 さすがに女子にひざ枕をする、というのは初体験なわけで、ドキドキと心臓が早鐘を打つのを感じていると、ミサカ妹が何かぽつりと呟いた気がした。
「どうかした?」
「ミサカはもうすぐ消えてしまいます。だから最後に楽しい事をしてみたかったのです、とミサカは心中を吐露します」
 ミサカ妹は相も変わらず無表情だ。しかし、その裏にはとてつもない悲しみが隠されている気がした。
(消える? 病気か何かか?)
 知らず知らずのうちにマコトはミサカ妹の頭を優しく撫でていた。
 ミサカ妹は少し、本当に少しだけ頬を赤く染めて、気持ちよさそうに目を細めながら夢の中へしずんでいった。いつまでもこうしていたい、ミサカ妹の頭の中で、自然とそんな気持ちが芽生えていた。
(ああ、ミサカは無意識に心の中で死にたくないと思っているようです。このまま時間が止まって欲しい、とミサカは非現実的な想いを抱きます)
 ミサカ妹の、この無垢な想いが、現在身体を預けている人間に報われることをミサカ妹はまだ知る由もない。


・・・


 マコトは自分の部屋で固まっていた。
 なぜなら
「あら、おかえりなさいませ」
 バタン、と力強くマコトは扉を閉めた。
(部屋に帰ったら少女がくつろいでた、なんてあるわけがない。ああ、そうか、当麻の部屋と間違えたのか。うん、きっとそうだ)
 マコトは自己暗示をかけながら表札を見上げる。そこに書いてあった文字は“黒神”。
 マコトはそのままなかったことにして二つ隣の部屋に向かう。
「土御門」
「ん? マコト、血相変えてどうしたんだにゃ〜」
 にゃ〜、という意味の分からない語尾で応対したのは土御門元春。金髪にアロハシャツ、サングラス、と明らかに不良な容姿の彼だが根は悪い人ではない、とマコトは信じている。
 学校では、上条、青髪ピアスとともに“馬鹿のデルタフォース”という不名誉な異名をとっているものの、持ち前の明るさでクラスの中心人物である。マコトともしばしばくだらない話をしたり、夕食のおかずのおすそ分けをしたりする程の仲だ。
「家に帰ったら常盤台のお嬢様がくつろいでたんだけど幻覚かね?」
「なにぃ!? そんな素敵イベントが!?」
 マコトは鼻息荒い土御門を引き連れて部屋へ戻る。案の定、カミヤンの部屋と間違えたんじゃないのかにゃー? と言われたが、
「あら、おかえりなさいませ」
 今度は土御門がそっと扉を閉めた。
「マコト、分かってるな? あれに手を出したら“ロリコン”認定だにゃ〜」
「ああ、大丈夫だ。俺は二歳差までしか認めない」
「バカ野郎!」
「グフッ」
 いきなりの土御門のアッパーカットはマコトの顎を完璧に捉えた。舌を噛んでしまい、マコトは床を転げまわる。
「なにしやがる!」
 掴みかからんほどの勢いで土御門に詰め寄るも、
「いいか、よく聞け。確かに今手を出したらロリコンだ」
「は……はい」
 土御門は突然進路相談でもするかのような真顔になり、マコトを諭すように語り始めた。内容が内容だけにマコトは吹き出しそうになるのを必死に堪える。
「しかし! 少女もいずれは成長し、立派な淑女となる。まるで、サナギが蝶となるように! 今の時期の二、三歳差は大きい。しかし少女が成長したときその差は些細な物となる。その時まで良好な関係を保つのは決して損はないぜぃマコト!」
「な、なるほど」
 土御門の気迫に押されながらもマコトはとりあえず納得する。
「俺はカミやんの恋愛は応援しないがマコトは応援してやるぜぃ! 今から友好度を上げるためのアイテムを吟味してくるからちょっと待ってろ」
 土御門は自分の部屋に戻って行った。
 まさかの急展開に呆然としてしまうが、中にいるお嬢様をずっと待たせていることを思い出したマコトは、ためらいながらも、秘密組織に潜入するかのように扉を開いた。
「た、ただいまです」
「おかえりなさいませ」
 本日三度目の出迎えを果たしたお嬢様、もとい白井黒子は何をするわけでもなくただ座っている。
「で、何しに来たの? あ、紅茶どうぞ」
 全身全霊をつくして煎れたミルクティーを正座している黒子の前に置く。
 黒子は少しだけ口に含む。仮にも常盤台のお嬢様。紅茶にはうるさいだろうな、と心配していると、
「うん、美味しいですわ」
「そう、よかった。で、何しに来たの?」
 黒子は待ってましたとばかりに大きく息を吸い込むと、
「最近お姉様が気にしてらっしゃるマコトさんを調査しにきましたの」
「はあ……」
 黒子がいうには自分の愛するお姉様に相応しい人間かどうかをチェックしにきたらしい。
(相応しいも何もまだ会って一週間くらいなんだけど)
 ここへ来たのも完全に黒子の独断だろう。
 現在も怪しい物はないかと部屋の隅々に視線を巡らせている。
「意外と片付いてますのね。ちなみに先程調査してもいかがわしい書籍は意外にも見つからなかったので一先ずは“保留”ですわね」
「意外って……つーか勝手に人の部屋漁るなよ」
 黒子のマコトに対するイメージに不安を覚えていると
「マコトー」
 土御門が玄関から顔を覗かせていた。一辺50センチ程の大きな白い箱を抱えている。嫌な予感がしたのは言うまでもない。
「何が入ってんの?」
 マコトの問いにニヤリと笑うと
「愚問だぜぃマコト。この箱には女の子の好感度を上げるための様々なアイテムが入ってるんだにゃー。それを利用してうまく好感度アップさせろよ」
 土御門はそれだけ言うと、スキップしながら自室へ帰って行った。
「なんですの、その箱?」
「さぁ、とりあえず開けてみるよ」
 黒子の元へ戻り、ハサミで箱の外を覆うガムテープを切り刻んでいく。やっとの思いで箱を開き、一つ目のアイテムを使用してみた。
「黒子ちゃーん。ねこじゃらしですよ〜」
「に、にゃあ」
(やるんかい!)
 真っ赤になってねこじゃらしにタッチする黒子を見て、マコトは心の中でツッコミを入れる。
 中一をねこじゃらしで弄る高校生。絵としては危険である。
「いや、可愛いんだけど、色々大丈夫?」
「はっ……つい!というか何をやらせるんですの!」
 照れ隠しのつもりかポカポカと背中を叩く黒子を無視して、マコトは次のアイテムを取り出した。
「……」
「……」
 絶対に女子中学生に見せるべきではないものがマコトの手に握られていた。空気がピキッ、という音を立てて、死んだ。
「ちょっと待ってて」
 無言で激しく首を上下する黒子を一瞥すると、マコトは二つ隣の部屋へ走った。そして
「つちみか……ドーン」
 鉄製の扉を一瞬で昇華させ、部屋へ侵入する。
「にゃ〜! マコト! 人様の部屋のドアになんてことを」
「うっさい死ね」
「ぎゃあぁ〜っ」
 土御門だった物をベッドに寝かせると、マコトは飛散した脂肪でべたつく唇をなめながら部屋に戻る。
「おかえりなさいませ。で、殺りましたの?」
「もちろん」
 満面の笑みで酷い内容を話す二人を、もし他人が見たら間違いなく裸足で逃げ出すだろう。
 マコトは、次もし変な物が出てきたら土御門をしばらく地上の人じゃなくしてやろう、という恐ろしい考えを抱きながら箱に手を突っ込んだ。
「……おお、ひぐ○しのDVDか。見てみる?」
「え……まあせっかくですので見てみましょう」
(いや、見るのかよ。つーかわざわざ人の家来てひぐ○しって……)
 とりあえず形だけ聞いてみたのだが、黒子は意外にも乗り気でディスクを自ら取り出している。

 初っ端から圭一君が撲殺を開始。

「う・・・」
 いきなりのグロ描写に黒子は思わず顔を引き攣らせる。
「大丈夫?これはまだ軽い方だよ?」
 一つの章に、必ずと言っていい程グロシーンが入っているため、話が進むにつれ、心なしか黒子の顔色が悪くなっている気がする。

 詩音の爪はぎシーンに差し掛かったとき

「……」
 とうとう固く目を閉じて涙目になってしまった。
「もう、止めようか?」
「いぇ、大丈夫ですわ」
(おい〜土御門!何でひぐ○しをチョイスしたんだよ!)
「というかいつの間にかすごい時間になってるけど。確実に寮の門限過ぎてない?」
 現在は午前二時。仮にも全部で五十話。ちょっとやそっとでは終わらない。
 常盤台中学には鬼の寮監がいるらしく、門限破り、ましてや無断外泊なんてした日には、いくつもの関節技を決められ、地獄を味わうことになるらしい。
 黒子は突然顔を真っ青にすると、どこかへ電話をかけはじめた。
「……う、お姉様が電話に出ませんわ。こ、これはやばいですわね」
 ズーン、と膝をついて落ち込む黒子を励まそうと、マコトは再びねこじゃらしを近づける。
「に、にゃあ」
「……」
 マコトは無言で部屋を出た。そして大きく息を吸い込むと、
「うお〜〜っ!しっかりしろ俺! カムバック俺!」
 雄叫びを上げて、失いかけた理性を無理矢理保つ。
「マコト、何やってんだ……」
 当麻が驚いて玄関から顔を出していたが今はそれどころではない。意を決して再び部屋に戻る。
 真っ赤な顔で紅茶を啜る黒子を見て、マコトは一つ咳ばらいをすると、
「もう寝た方がいいんじゃない? ひぐ○しならあげるから」
「いえ、続きが気になって眠れませんわ」
 寝不足のせいか血走った目を擦りながら黒子は完徹を予告する。その気迫にマコトは押されてしまい、
「はぁ、こうなったら最後まで付き合うよ」
嬉しそうな黒子に満足しながら、マコトは解のディスクを取り出した。


・・・


「ぅ……うーん。やばっ……寝てた」
 ひぐ○しは一度見ているため、特に未練はないが、黒子に付き合うと言ってしまった以上、申し訳なかった。部屋の壁時計は止まっているため時間は分からない。オレンジ色の光が差し込んでいることから、既に夕方らしい。
(寝過ぎたな・・・つーか腹減った)
 マコトはとりあえず口に何か入れようとする。しかし
「ん……」
 掛け布団の中から華奢な腕が飛び出し、マコトは強制的に引き戻された。
(え……)
 よくよく見てみれば、黒子はマコトの膝を枕にして寝ており、寝ぼけているのか、起きているのか、マコトのシャツを強く掴んでいる。
 うっすらと涙の跡があるのは、ひぐ○しの最終回を見たからだろうか。
(可愛いなぁ)
 ゆっくり上下する肩に手を回し、そっと抱きしめてみる。
(ロリコンじゃないロリコンじゃないロリコンじゃないロリコンじゃないロリコンじゃないロリコンじゃないロリコンじゃないロリコンじゃない)
 呪文のように脳内で唱えながら、マコトは女の子特有の良い香りに包まれて再び眠りについた。


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