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26日未明、ローラン氏が短編を投下することが判明した。

散々待たせたあげく、結局短編でお茶を濁す結果になった模様だ。


彼の活動報告での発表によると、センター試験で

え?何この点?際どっ!
医学科出せるの?出せないの?

みたいな微妙な結果を叩きだし、仲間に、出しちゃえよーと言われ、親に無理すんなやゴラァと言われたらしい。

結局2浪ができない、私立無理、という恐ろしさに負けたローラン氏は、医学科を諦めて大阪の某大学に志望を変えた。内心、前期確実に通って遊びたかったらしいが。まあ浪人生としての安全思考が働いたのだろう。

しかしこの某大学が何故か例年に比べて難化しており、

あれ、B判定?全然余裕じゃねーよこれ

とうろたえている模様だ。

彼の心の荒れ模様を反映したのか今回の話は、アンパンマンネタで突っ切る、という前代未聞の荒々しさを見せており、読者から疑問の声が上がるかもしれない。
とにかく、前期試験で通ることを祈っている。

・・・By絶望新聞
トラウマ編
閑話休題
 その日の夜、アイテムの面々は黒神マコトも含めて集合していた。下校時間はとうに過ぎているため、バスや電車は止まり、店も大半は閉まっている。学園都市は学生が大半を占めるため、車もほとんど走っておらず、街は漆黒の夜空と一体化していた。
 そんな街の中でマコト達がいるファミレスだけが、煌々と光を放つ。先程から明かりに集まる虫のように不良達が入ろうとするのだが、追い返され、舌打ちをしながら闇に帰っている。
 本来、この店も他の店同様に下校時間には閉まるのだが、麦野が最近料理を頼むようになったことや、マコトのおだてに気をよくした店長が貸し切りにして、黒神マコトのアイテム入隊パーティーに使うことを許可してくれたのである。ちなみに、追い返され、舌打ちをした人間の中に、白髪の、杖をついた少年がいたことをマコトが知る由もない。

「アイテムに入るに際して二つ条件があるんだけど」
「何ですか?」
 フレンダと騒いでいた絹旗の顔が若干曇る。マコトは罪悪感を覚え、そんなにたいそれたものじゃないから、と前置きして喋り出した。
「一つ、常にアイテムに帯同するのは無理です。基本的に仕事の時呼び出す感じでよろしくお願いします」「二つ目は?」
「俺の仲間に手を出さないで欲しい」
「んー、善処する」
 麦野は二つとも即答すると、それだけ?、と尋ね、注文したスパゲティーをくるくると上品にフォークに巻き付けている。予想外にもすんなり通ったのでマコトは少し唖然としてしまい、麦野をじっと見つめた。
「何?」
「いや、少しは反対されるものと覚悟してましたから拍子抜けしちゃって」
「あんたさー、敬語やめてくんない?なんか寒気する」
「え……ああ分かった」
「今日は楽しみたかっただけよ。アタシが奢るからアンタも早くなんか頼めば?」
「店主!」
「へい、何でせう」
「エビフライ定食とハンバーグ定食とカキフライ定食とデザート全種を頼む!」「へい!了解しやした」
 デザートはマコトの特権により、無料になるにしても、定食だけで三千円は越える。麦野が嫌な顔一つしないのは、LEVEL5の多大な奨学金があるからだろう。これが当麻ならきっと涙を滝のように流しているはずだ。
「はい、各自グラス持って」
 麦野の合図に全員がジュースの入ったグラスを掲げた。
「それでは黒神マコト君のアイテム入隊を祝して乾杯!」
「かんぱーい」
 澄んだグラスの音の後、グビグビと年頃の乙女達が喉を鳴らす。マコトは心の中で吹き出しながらも、何故か自分にだけ注がれたコーラと格闘する。他の面々のグラスにはオレンジジュースが入っており、一気に飲み干さんとしている。
(え、これ一気飲みが義務な空気?)

あれこれ悩んでるうちに彼女達のグラスは空になった。
「ぷは〜」
「あれあれ、黒神君はまだ飲んでないのかぁ」
 明らかに悪意を含んだ麦野の言葉でマコトは悟る。
(くそっ、謀ったな。良いぜ。お前らがこのコーラを一気飲みできるはずないって言うなら、まずはその幻想をぶち殺す!)
 親友の決めゼリフを脳内で勝手に拝借しながら、マコトは残り三分の一ほどのコーラを吸い込まんとする。しかし、喉は限界に達しており、あ、もう無理、やめて、やめろやゴラァとばかりにコーラを口外へ押し返さんとする。
「頑張ってよー」
 全然気持ちの篭っていない頑張ってよーを連呼するフレンダに苛立ちを覚えていると、マコトはあることを閃いた。よし、蒸発させちまおう、と。

「ぷは〜」
「おお〜」
 明らかに不自然な白煙を発っしながら、マコトは飲み終わったふりをする。当然麦野がそれを見逃すはずもなく
「その煙何?」
「えーとあれだ。おいおいだめだよ絹旗。窒素の管理ちゃんとしないと」
「超無理があります」
「罰ゲームね」
「異議あり!何で俺だけコーラ!?」
「ハンデよハンデ」

「え、何これ、俺の歓迎会じゃなかったの?」
「そういう名目の新人いびり……」
 中立であるはずの滝壺にまで見捨てられ、マコトは恨めしげに麦野を見つめる。そう、捨てられた子犬のような目で。
「それ寒気がするからやめてくんない?」
 マコトは心を折られ、テーブルに突っ伏した。少年の純粋ピュアなハートは、真性のドSには太刀打ちできなかったようだ。いつもは当麻をいじめている分、彼は打たれ弱いのだ。
 当然このような面白い事態をいたずら盛りの少女達(絹旗&フレンダ)が見逃すはずもなく、ストローを装備すると前回同様耳に息を吹きかけた。

「うわっ」
「超楽しいです」

 悪びれもなく、フレンダとハイタッチをする絹旗。マコトだっていつまでも防戦一方に回るはずもない。いつも通り絹旗の頬を遠慮なく掴むと、
「何のためーにうーまれて何をして生きるのか分からないまーま終わる〜そーんなのーはいーやだ」
「ひゃからアソパソマソになっひゃいまひゅ(だからアソパソマソになっちゃいます)」
 絹旗の惨状を見て、フレンダは顔を引き攣らせている。次は自分か、と。
 マコトは何かに満足すると、絹旗が涙目になってようやく手を離した。
「はぁ、はぁ。やっぱりアイテムに入れるのやめませんか? 超身が持ちません」
「いやー掴みがいのあるほっぺただねぇ。あとそれゆけアソパソマソの歌詞は深いいねぇ」

「超うれしくないです」

「でも絹旗……楽しそう」
「ああMなの?」

「超違いますっ!!」

 絹旗の投げ付けたコップをかわして、マコトは席へ戻る。

「仲いいみたいね。というかアンタ絹旗が好きなの?」

 息つく暇もなく今度は麦野の口撃が始まった。

「え?いや、まだ好きとかじゃないけど可愛いじゃんあれ。何と言うか……とにかく可愛いじゃんあれ。可愛い。うん。かぁいい」

 私は愛玩動物か何かですか、と頬を赤らめながら絹旗が小さく呟いたがマコトの耳には入らなかった。

「まぁ馴染めたなら何より。任務の時にはしっかり働いてもらうよ?」

「麦野」

「ん?」

「誘ってくれてありがとう。とても楽しいよ」

「やめて気持ち悪い」

「……」

「あ、また凹んだ」

 今度こそマコトのぴゅあぴゅあハートは粉々に砕かれた
どーもローランです。
前書きを頑張った。


待たせたあげくこんなのですいません。
本当に今忙しい上に大スランプで……

前期で通って、機嫌よく小説書けるよう頑張ります


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