BREAKDOWN(20/26)縦書き表示RDF


前回の答え
天皇(換)は、同じ意味の言葉にかえるで帝。
短(音)は同じ音の字にかえるで丹
文○(記)は記号に変えるで地図記号の高校
つなげて帝丹高校
BREAKDOWN
作:山口多聞



最後の戦い 中編



「おまえらが仕掛けをしたのは帝丹高校だろ、違うか?」
 取調室に尋問の声が響く。もちろん尋問を受けているのはラオチュウだ。新一達からの報告を受け、米花署の岩倉刑事が尋問に掛かっていた。
 ちなみに、なぜ快斗と平次が新一に先を越されたかというと、これは単純にラオチュウの暗号製作能力の低さにあった。例えば、最初の換にしても、いくらでも解釈できる。だからはっきり言えば、あの暗号はかなりいいかげんな暗号であった。新一が先に解けたとのも、自分の住んでいる近くと目星をつけ、地図を見たからであった。ちなみに、快斗たちは一から解こうとした。それで考えすぎてしまったのだった。
 さて話は変わるが、解いたのに何ゆえ尋問しているかと言うと、はっきり言えば、推理した本人もかつて言ったが、どんなに上手く推理しても、もしかしたら間違えがあるかもしれない。推理は決して推測の域を出ない。100パーセント合っているなどというものは、確認するまでありえない。だから、こうして最終確認が必要なのだ。
 最初岩倉刑事は、ラオチュウが黙秘するかもしれないと考えていた。しかし、その予想は裏切られることとなる。
「ああ、そうだよ。」
 簡単に認めた。
「ほう、認めるか。だったら学校のどこに仕掛けたか?一体何を仕掛けたか白状してもらおうか?」
「場所は言えんが、物は言ってもいいぜ。核だ。」
 その言葉に、岩倉刑事は一瞬意味が分からなかった。
「かく?もしかして、・・・・・・原爆の核。」
「そうだ。」
「そんな馬鹿な。だって原爆って普通B29ぐらいの大型爆撃機に積むもんだろ!?それにどこで手に入れたんだ?」
 そんな岩倉刑事の言葉に、ラオチュウは馬鹿にするように言った。
「あのね刑事さん。それは60年前のリトル・ボーイ(広島の原爆)やファットマン(長崎の原爆)の話だよ。いいかい、あの2発が4t近くになったのは、放射線漏れを防ぐ外壁と、気圧で爆発するよう仕掛けた信管によるものなんだぜ、破壊力の源であるプルトニウムは1kgにも満たなかったんだぜ。進歩した現代の技術なら、トランクケースでも核爆弾にできるぜ。
 手に入れた場所はロシアだ。あの国の核管理はソ連崩壊後目茶苦茶だったからな。」
「・・・・」
 ラオチュウの言葉に絶句する岩倉刑事。まさか核とは予想できなかった。
「じゃあ、おまえらが仕掛けたのは一体どれくらいの破壊力なんだ?」
「そうだな・・・・・広島ほどはいかんだろうが、しかしなにぶん東京は平野。だから爆風や熱線を妨げる物が無いからな。広島なみ、もしかしたらそれ以上の被害になるかも・」
 そこまで言ったとき、岩倉刑事がラオチュウにつかみかかった。
「おまえ、数万の人間を危険にさらしてよくもそんな平然と!」
「俺たちにはもう帰る場所は無い。裁判にかけられれば確実に死刑だ。だったら、もうヤケクソだ。」
 そう言って、ラオチュウは黙り込んでしまった。
「くそう、これだからヤケクソな野郎は困る。何をするかわかったもんじゃない。おい。」
 岩倉刑事が部下に声をかける。
「はい?」
「すぐに帝丹高校に連絡して職員と生徒を全員すぐに避難させろ。それから、帝丹高校から半径5km以内の交通の封鎖。住民の避難、あとまだ残っている自衛隊にも出動要請を出せ。」
「刑事!それは越権行為も甚だしい。しかも、避難させるにしても数万になります!」
 部下がいさめようとするが。
「馬鹿野郎!!やるんだ!!」
 こうして、米花署は上へ下への大パニックとなった。
 そのパニックを横に見ながら、快斗と平次たちは。
「俺たちも行こうぜ。」
「「「おお!!」」」
 と、いざ帝丹高校へ、
 行けなかった。なぜなら。
「帝丹高校へ行く!?だめです。絶対にだめです。」
 話を聞いていた警官に止められたからだった。





 そのころ、新一と蘭は。
「蘭!振り落とされるなよ!!」
「ええ。」
 スケボーで帝丹高校目指していた。












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう