ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
警告
この作品には 〔ガールズラブ要素〕 が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
死神と閻魔
作者:
この作品は東方の二次創作です。キャラが壊れているかも知れません。苦手な方は読まないようにしてください。
「次、白。黒。白。白。次、白―」
と次々来る霊魂を裁き続ける声がした。

彼岸のとある場所でとても忙しそうに働いている四季映姫の声である。
彼女はとても忙しかった、次々と霊魂が来るのである。並んでいる列の終わりが見えないことがその大変さを物語っている。

白、黒と言いながらまた今日も残業ですかねと内心ため息をついた。これで一週間連続の残業である。
休憩時間もありませんし、書類はまだ半分も残っていますし、どうしましょうか?
そんなことを考えていると、ついに列の終わりが見えてきた。

「―黒。白。白。白。次、黒。黒」
これでやっと終わりました。あとはこの書類を片付ければ帰れます。
その気持ちが作業効率を上げたのか山の様だった書類もすぐに減っていった。
バサッ
書類の山は全て書き終わり、四季映姫の本日の仕事はやっと終了。明日は久しぶりの休日である。

そう思って集中力が無くなったのか―それほど疲れていたのだろうが―彼女は突然パタンと机に倒れ、スーッ、スーッと寝息をたて始めた。



死神の小野塚小町は上司である閻魔、四季映姫の所へと向かっていた。

「そろそろ映姫様もいい加減仕事終わっただろうし、誘って飲みに行こう」
そう呟きながらその考えを実行するために先程から彼女は、自分の仕事が終わったというのにも関わらずまだ家に帰らずここに居たのだ。

トントンッ、ガチャッ
「失礼します。小町ですけど、仕事が終わったんならあたいと一緒に飲み・・・に・・・!?」
え、映姫様寝てる!?誰かの仕組んだ冗談かな?でも映姫様はそんなくだらない事しないし・・・と小町の頭はあまりの出来事にパンク寸前だった。

だが、無理もないことである。四季映姫と言えば真面目で仕事熱心、閻魔の日々の仕事を完璧にこなす人と言うイメージだ。それが今は机に突っ伏して、可愛らしい寝顔を見せているのだ。

机に近づき映姫の顔を覗き込むと、やはり完全に寝ているようだった。
「・・・可愛い」
小町が思わず思わずそう呟くほどその寝顔は可愛らしかった。いつもは仕事中のためか厳しい顔つきをしているが、今は幸せな夢でも見ているらしく薄くほほ笑み、とても可愛い顔で寝ているのだ。

ヒュウッ、バサバサッ
窓から風邪が吹き込み机の書類が音をたてた。その風の冷たさに小町は身震いした。彼岸もこの時間帯は涼しくなってくる。
このまま寝かせておいたら映姫様が風邪をひいてしまう。だがこんなに幸せそうな顔をしているのに起こすのも申し訳ないし。そう思い少し考えていると、あたいの家に運べばいいじゃないかと思いついた。

「よし、そうしよう」
言うが速いか小町は映姫のことを抱えて歩きだした。その抱き方は俗に言うお姫さまだっこである。



歩きだして十五分ほどたったころ小町の家に到着した。部屋―どこぞの魔法使いの家と大差ない散らかり具合だが―に入るとベットに優しく映姫を寝かせ、自分はシャワーを浴びることにした。

〜少女入浴中〜

シャワーを浴びて部屋に戻ると、ビールをちびちびと飲みだした。やがて眠くなったのか、ビールを飲むのを止め、寝ることにした。
ベットは一つしかないので映姫の隣に寝ることになった。横になってからしばらく映姫の寝顔を眺めていたが、我慢できなくなったのか顔を指でツンツンとつつき始めた。
映姫はつついた瞬間だけ顔を歪ませるが、すぐに元に戻るので小町は面白がってしばらく繰り返していた。だが、飽きたのかつつくのを止めるとすぐに寝てしまった。



・・・?何か柔らかいものが顔にあたっているようですがなんでしょう?
映姫は不思議に思い目を開けてみた。
眩しい、ということは朝ですね。まだ眩しくて見えませんが、ここはどこなんでしょう?
何度か瞬きをしているとようやく明るさに目が慣れたのか、目の前にあるものがはっきり見えてきた。
これはパジャマですね。では誰が着ているんでしょうか?
目を上に向けると小町の顔が見えた。

「?・・・っ!!」
よくまわりを見なおすと自分の体勢がわかり顔が真っ赤に染まってきた。
軽くパジャマがはだけた状態の小町に抱かれており、その腕の中で小町の胸に顔を埋めるようにして寝ていたのだ。
恥ずかしすぎるので必死に体を離そうと暴れたが、小町は力仕事をしているだけあり、全く腕が緩まなかった。

映姫は小町が起きる気配が無かったのでとりあえずなぜここに居るのか考えてみることにした。昨日は確かかなり遅くまで仕事をやっていて、書類を全て片付けてそれから・・・どうしたんでしたっけ?そこから先の記憶がありません。小町の家にいつの間に移動したんでしょうか?
しばらくそんなことを考えているとやっと小町が動き出した。
「あー、よく寝たー」
目を擦り片手を離したので映姫は体を離そうとしたが、まだ片手で抱かれており気がついていないようなので声をかけてみた。
「小町。腕を緩めてください」
「・・・おはよーございます。映姫様かわいいですねー」
「おはようございます、寝ぼけてるんですか?とりあえず離してください、動けないんですよ。」

小町は寝ぼけていてその後体を起こしても映姫を抱きかかえたままで、映姫はしばらくそのまま顔を赤くして何とかして小町から離れようとジタバタもがいていた。
「何度言えばわかるんですか!離れなさい小町!」
「映姫様小さくて可愛いですねー」
「あーもー、ちゃんと起きてください!」



しばらくして完全に目が覚めた小町は驚いた。映姫が自分の腕の中にいてジタバタもがいているのだ。
あれ?何で家に映姫様がいるんだっけ?てゆーかあたいは何で抱いてんだ?
・・・・・・あ!昨日風邪ひくかもと思って運んできたんだっけ。
「小町!離してくださいよ!」
「あ、すいません」
「きゃっ!」
「だ、大丈夫ですか、映姫様?」
すぐに離したので支えがなくなった映姫はそのまま後ろに倒れたのだ。
「大丈夫ですよ。それよりなぜ私はここに居るのですか?」
「えー、あのですねー。」

〜少女説明中〜

「なるほど。私はあの後寝てしまっていたのですか。それを見たあなたがここまで運んだと」
「はい。」
「そうですか、ありがとうございます。おかげで風邪をひかずにすみました」
映姫は笑顔で小町にお礼を言った。その笑顔に小町はクラッとした。それは今までに見た中でも最上級の笑顔だったのだ。

「い、いいですよ別に。あたいが勝手にしたことですし」
「そうですか。それよりあなた顔が赤いですよ、風邪ですか?」
小町は映姫の笑顔を見て赤くなっただけなのだが、心配した映姫はベットの上でひざ立ちになりおでこを合わせて熱を測るという行動をした。
「ちょっと熱いですね」
突然のことに驚いた小町は顔が熱くなりだした。
「・・・?なんだか熱が上がってきましたよ?」
「な、なんでもないですよ?離れてくれれば戻りますし」
「?」
最後の方は小声で言ったので映姫には聞こえなかったようだ。
「あ、小町。」
「なんですか?」
「あなた寝ぼけすぎですよ。いくら離してって言っても聞かないんですもん」
「あはは、すいません」
しばらく彼女たちの笑い声が彼岸に響いた。
ぐだぐだになってしまった気がします。
評価
ポイントを選んで「評価する」ボタンを押してください。

▼この作品の書き方はどうでしたか?(文法・文章評価)
1pt 2pt 3pt 4pt 5pt
▼物語(ストーリー)はどうでしたか?満足しましたか?(ストーリー評価)
1pt 2pt 3pt 4pt 5pt
  ※評価するにはログインしてください。
ついったーで読了宣言!
ついったー
― 感想を書く ―
⇒感想一覧を見る
※感想を書く場合はログインしてください。
▼良い点
▼悪い点
▼一言

1項目の入力から送信できます。
感想を書く場合の注意事項を必ずお読みください。
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。