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彼と彼女の千文字会話 作者:江見村元素

同棲編

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聖夜の更新2012 性なる夜

「クリスマスだから下ネタ言っとけ、みたいな風潮ってありますよね」

「この場では特に君という人間において顕著だよね」

「本来はキリストの聖誕祭であるはずのクリスマスが、日本に限ってどうしてこうなっちゃったんでしょうね。逆にクリスマス以外の日じゃダメなんでしょうか」

「バレンタインとかもそうだけど、海外から入ってきたお祭りだからじゃないかな。由緒ある祝日と違ってはっちゃけやすいんだよ」

「確かに、雛祭りとか子供の日とか憲法記念日とかじゃカップルでいちゃつくには微妙ですね。エイプリルフールだといろいろ間違いが起こりそうです」

「嘘ついていいからか。確かにややこしくなるかも」

「『今日は安全な日だと言ったな。あれは嘘だ』」

「こわっ!」

「お盆に仕込んだらご先祖様が宿るとか」

「そういう風習はどっかの部族がやってそうだ」

「体育の日はある意味しっくりくるかも」

「こないよ」

「でもやっぱりカップルの日と言うとクリスマス以外考えられませんね。さて、雰囲気作りにエッチなビデオでも見ましょうか」

「何のための雰囲気を作ろうとしてるんだ。だいたい僕はそんなの持ってない」

「私が持ってます」

「なんで持ってるんだよ」

「今日のためにいろいろ準備したんですよ。サンタものがいいですか? トナカイものがいいですか?」

「なんだトナカイものって。いやサンタものもなかなかに意味不明だけど」

「残念ながらクリスマスツリーものはなかったので」

「あってたまるかそんな異次元の発想。最初に純粋なクリスマス過ごすとか言ってたのはどうした。結局下ネタになってるじゃんか」

「子供たちはそろそろ寝てる頃合いでしょう。ここからは大人の時間です。さあ、この精力剤をぐぐっと飲んで、ぐぐっとしましょう」

「なんの擬音だ。ダメだよ。まだそういうのは無し」

「なんで身持ちばっかり堅いんですかあなたは。もっと別のところ硬くしてくれないと」

「最低な話運びやめろ」

「今日のために勝負下着買ったのに、私の出費を無駄にする気ですか」

「なんで君の無駄遣いで僕が責められるんだ。他のところに使えばいいのに……」

「アダルトビデオも大人のオモチャも買いましたけど?」

「できればその頭の中身を改善する方向に使ってもらえるととても助かる」

「勝負下着を無駄遣いだなんて、女心のわからない人ですね。どれだけ私が身嗜みに気を使ってると思ってるんです?」

「君、家の中だとだいたいジャージかパジャマか裸ヒートテックじゃなかったっけ」

「未来志向という普遍的なテーマを持って編み出されたストリームファッションと呼んでください」

「変態嗜好の間違いだろ」
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