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彼と彼女の千文字会話 作者:江見村元素

同棲編

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聖夜の更新2012 サンタクロース

「ふぁふぁいふふいふぃおふぃえふぉふぁんたふおーふっへふぉふぁふぉーふぁふぉふふっふぁ」

「何語だ。食べながら話すな行儀悪い」

「んぐ。赤い服に白髭のサンタクロースって、コカ・コーラの作ったキャラクターだそうですね」

「それ俗説らしいぞ。もっと古い時代の絵に、今みたいな格好したサンタが描かれてるんだってさ」

「そうなんですか。これはとんだガセビアを紹介してしまいました」

「ガセビアとか覚えてる人いるんだろうか」

「ところで何歳までサンタクロース信じてましたか?」

「定番の話題だね。小学生くらいでもう知ってたんじゃないかな。周りに教えてた気がする」

「昔はワルやってたわけですか」

「そんな不良行為じゃないだろ」

「他人の夢を壊して回るなんて、校舎の窓ガラス壊して回るより残酷です」

「そう言われるとそんな気もしてきた。なんでこんなことで罪悪感に苛まれなきゃならないんだ。そういう君はいつまで信じてたの?」

「私は高校卒業間際です」

「遅過ぎる」

「受験勉強してたら部屋にサンタクロースが入ってきて」

「どんな状況だよ! 怖いわ! え、サンタ本当に来たの!?」

「あれーこのサンタさんどことなくお父さんに似てるかも、って」

「そんな歳までお父さんサンタ来てたのかよ! っていうか気づけよ! いくら変装してても顔覚えられてないみたいでお父さん可哀想だろ!」

「実際お父さんとは顔も合わせたくないって年頃でしたから。入ってきたときは泥棒か変質者かと思って思わずグーで殴り飛ばしちゃいました」

「……哀れ過ぎる」

「まあ実際サンタクロースがいないことは、もっと早くから知ってましたけどね。まさかあんな手の込んだことをしてたとは」

「僕、君のお父さん尊敬するよ。今度お会いしたらもっと真剣にお話しようと今心に誓った」

「ちなみにそのときのプレゼントはマフラーと膝掛けでした。受験勉強中の私が風邪をひかないようにと父が手編みしたそうで」

「君のほうが僕よりずっと残酷なことしてるじゃないか」

「おかげで反抗期も終わりました」

「むしろそれまでどうして反抗してたんだよ。顔も見たくないってよっぽどだぞ」

「単純に過保護がうざかったんです」

「女の子怖い」

「私のお小遣いが足りてるかどうかお財布の中身確認したり、夜中にちゃんと寝てるか確かめにきたり、一回でも咳こむとすぐ風邪薬飲ませようとしたり」

「……お父さん怖い」
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