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彼と彼女の千文字会話 作者:江見村元素

同棲編

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連続更新

 コタツの中で足を温め、窓の向こうの夕焼けと街の灯りを見つめながら。
 一日の終わりに、二人は他愛ない会話を始めます。



「明日はいよいよクリスマス・イヴですね。宣言通り、夕方六時から夜三時にかけて不定期連続更新を行います!」

「次の日は平日だというのにも関わらず夜を徹して男女のクリスマスを描くという試みにものすごい虚しさを感じるんだけど」

「はい? 何言ってるんですか? ここが現実ですよ?」

「うん、まあいいや。やるって言った以上止められないし。二十日近く前に宣言してた時点で、急な予定が入ってキャンセルなんてあり得ないと確信してたんだろうね。涙が出るね」

「私たちはクリスマスを楽しめばいいんです。で、問題は九時間も何をするか」

「まだ考えてなかったのか」

「事前に考えたら意味ないでしょう。でもネタ出しくらいはしておかないと、いざ更新するときになって途方に暮れてしまいますよね」

「連続更新とか言っといて三、四回しかやらなかったりしたらあんまりだな」

「だから今のうちに話題だけは考えておくべきです。まず一つ、セックスでしょう?」

「まずってなんだ。なんでいつもそっち方向に話を進めようとするのかわからないけど、できるわけないだろ。全年齢対象だぞ」

「でもクリスマスに恋人同士ですることと言ったら合体しか思い浮かばないんですけど」

「そんな悪しき慣習が根付いてるのは日本だけだ。他にもいろいろあるだろ。ご馳走食べたりケーキ食べたりプレゼント交換したり」

「ほうほう、三つ出ましたね。これで四つですか」

「まだ三つだ。さりげなく最初の案を加えるんじゃない」

「うーん、でもこれ以外となると本当に思いつきませんね。クリスマスって他に何するんでしょう?」

「経験ないから仕方ないね。うん、仕方ない」

「とりあえずクリスマスにまつわるお話でもしましょうか。『リア充のクリスマス』」

「ポケモンのおまけ映画みたいな響きだけどたぶん需要ないぞ」

「まさに私たちですね。いろんな意味で」

「……うん」

「あ、そういえば、クリスマスツリー出してません」

「残念ながらうちにそんなもんはない。小さい木なら飾り付けられるかもしれないけど、電飾も用意しないと」

「絶賛育成中の玉ねぎと三角コーナーの残飯ならあります」

「サバトでも催す気か」

「あ、木製のコート掛けを使いましょう! これに延長コードを巻き付けて、キーホルダー等を引っかければ」

「意味不明なオブジェの完成」



 日は山に隠れ、星々が輝き出しました。
 月が今日を急かしていますが、二人の一日はまだ少しだけ続きます。
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