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彼と彼女の千文字会話 作者:江見村元素

同棲編

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予定

 コタツの中で足を温め、窓の向こうの夕焼けと街の灯りを見つめながら。
 一日の終わりに、二人は他愛ない会話を始めます。



「クリスマスが近づいてきましたね。スーパーもコンビニもデパートもクリスマスムードでいっぱいです」

「稼ぎ時だからね。クリスマスが終われば大晦日だし、年末はどこも大変だ」

「あなたは24日に何か予定とかありますか?」

「特にないかな」

「ププッ、クリスマスイブに予定がないなんて寂しい人!」

「いや、今から入れてもいいんだけどね? いいんだけどね?」

「サビシイシト!」

「ゴラム出てくるな。あとその敵を作るような発言やめろ」

「仕方ないですね。寂しいあなたの聖夜をこの私が盛り上げて差し上げましょう」

「君だって予定ないんじゃないか」

「というわけで、クリスマスイブの午後六時からクリスマスの午前三時までの九時間は連続更新を行います」

「久々のメタ発言かと思ったら誰得だよ。せっかくのクリスマスなのに、どこの誰とも知らないカップルの会話見たがるやつなんているわけないだろ」

「題して『聖夜の更新』!」

「聞けよこら。題してとか言ってそのまんまじゃないか」

「大丈夫。クリスマスでも暇な人なんていくらでもいます。まあ確かに暇じゃない人のほうが多いですけど」

「さっきから発言が刺々しいな。暇と孤独は違うんだぞ?」

「そういうあなたもあなたで刺があると思いますが」

「だいいちそんな連続更新するほどネタあるの?」

「ネタはありませんが、幸いヒマならあります」

「なぜだろう、そこはかとないむなしさと自虐を感じる。独り身の開き直りと歪んだ精神が見え隠れしている気がする」

「とにかく24日に何の予定もない人は、私たちの相思相愛っぷりを覗きにくればいいんじゃないですか?」

「喧嘩売ってんのか。何の苦行だ」

「なんでしたら私やあなたを自分に見立てて、恋人とのクリスマス気分を味わってもらうというのもまた一興」

「一狂の間違いだろ」

「きっと一生忘れられないクリスマスになりますよ。いろんな意味で」

「血迷いすぎだと思う」



 日は山に隠れ、星々が輝き出しました。
 月が今日を急かしていますが、二人の一日はまだ少しだけ続きます。
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