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彼と彼女の千文字会話 作者:江見村元素

同棲編

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53/1986

待ち人きたる

「今日は遅かったですね」

「ずっと待ってたの? 遅くなるってメールしたでしょ。先に寝ててよかったのに」

「まだ晩御飯も食べてないのに寝られません」

「そこは自分で作って食えよ。ついでに僕のぶんも用意してくれてたら非常にありがたかったんだけど」

「私の料理の腕を知っていてそれを言いますか?」

「苦手の上にあぐらをかくんじゃない。無理ならカップ麺でも出前でもなんでもあるだろうが」

「とにかくご飯にしましょう」

「しましょうと言いつつ結局作るのは僕だろ。えっと、食材は何があったかな……うぇ?」

「ふふん。ほんとはできたてを食べてもらいたかったんですが。でも火にかければすぐに食べられます」

「……これ、君が作ったの?」

「レシピ通りに作れば、私だって鍋物くらい作れます」

「…………」

「え、なんか言ってくださいよ。そんなに不味そうですか?」

「いや、ぜんぜん。こういうの初めてだから、感動しちゃって」

「あ、はは。でしょう? もっと褒めてください」

「映画版ジャイアンを見たときと同じ気分」

「それ褒めてないです」

「じゃあ食べよっか。ちなみに具は何を入れたの?」

「好きなものを適当に」

「あれ、なんか突然嫌な予感がしてきた。ジャイアンは所詮ジャイアンな気がしてきた。ちゃんと味見とかしたんだよね?」

「いえ、あなたと一緒に食べたかったので、まだ一口も」

「なんだその分かるようで全く意味の分からない理由。あと温めてるうちに凄い匂いがしてきて不安で堪らない。なにこれチーズ?」

「よくわかりましたね。あと大根と卵とピーマンとほうれん草と豆腐と鶏肉と納豆とソーセージです」

「なにその混沌カオス。まるで冷蔵庫の残りをまるごとぶちこんだみたいな」

「おお正解です。エスパーですか」

「……今日のところはまあ、これでいいか」
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