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作者: 潮路


『窓を開けっ放しで出かけるなよ』


 深夜に帰宅した僕は、自分の部屋で上記のように書かれた紙を見つけた。見た感じからすると、母親の字であろうか。肝心の窓はしっかりと閉まっている。

 ここの数日間は梅雨の関係で、窓を開けた覚えはない。だが、今朝は寝坊の為に随分慌てていたのだ。きっと閉め忘れたのだろう。


 そして、僕はもう一つの閉め忘れたものを見つけた。その画面にはスクリーンセーバーが表示されている。


 僕は恐る恐る、マウスを動かした。


 すると、昨日の夜、「息抜き」として使った画像がアップで表示された…僕は打ちひしがれた。

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