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ラーメン屋さん物語
作:メロ


ある日、ラーメンへの熱い情熱もつ男が現れた。
彼の名前はヘレン。
15歳だ。
ラーメンを、投げるのも、踏み潰すのも大好きなラーメン人間!
「そろそろ、俺もラーメンを作る側の人間にならないといけない」
ヘレンはもうラーメンを、投げたり、踏み潰す側の人間では満足いかなくなっていた!!
そんなラーメン人間!!
右のポケットからのびた麺を取り出して、一口食べる。
歯にしみる!!!
そんなラーメン人間。
すると目の前にちょうどよくラーメン屋!!!
「よし、ここで修行しよう!!」
ヘレンはラーメン屋のドアを開けた、そして閉めた!!
フェイント!!
ヘレンはラーメン屋のドアを開けた、そして閉めた!!
フェイント!!
ヘレンはラーメン屋のドアを開けた、そして閉めた!!
フェイント!!
そしてドアをぶっ壊す!!!
ラーメン屋にドアなんていらない。
開けるのがめんどくさいからだ!!!
ヘレンはラーメン屋の中に入るとすぐに支度して、カウンターに立った。
ラーメン人間はもう、我慢できないのだ。
すると、変なおじさんが怒鳴った!!
「おまえは誰だ!カウンターに勝手に入ってくるな!」
なんて好戦的な変なおじさん!!!
ヘレンは2000から3000発変なおじさんを叩いたり蹴ったりして、冷静に話を進める。
冷静さを失うのはバカだ!
「俺はヘレン!ラーメン人間さ!ラーメンを作りたいんだ!ここのご主人様は、どいつだ!弟子になりたい」
「俺がご主人様だ!!!」
ヘレンはご主人様の顔が憎たらしいのでビンタを1発かました!!
「えええ!!!」
ヘレンはうっかりご主人様を2000から3000発叩いたり蹴ったりしてしまったのだ。
これはすごくまずい!
でも、たぶんご主人様はバカだからすぐに叩いたり蹴ったりされたことを、忘れるはずだから大丈夫!!!
「なんだ!いきなり!おまえは!俺はここのご主人様!ラーメン職人ベルゲン!これからよろしくな」
ヘレンのラーメンスープよりも熱い熱い思いが伝わって弟子にしてくれた!!
びっくりして、ヘレンはおもらししちゃったの!
「親方びっくりしておもらししちゃった・・・」
「はははは!!なぁに、俺もだよ!」
親方もおもらししていた、しかもヘレンよりも量が多い!!!
さすが親方!!!
「他には人はいないんですか」
「みんな俺が包丁で刺したりした」
厳しい!!!
ラーメンの修行は厳しい!!
ラーメンの修行に耐えられない人は刺されるしかないのだ!!!
止めるなら今のうちだぞと、親方はヘレンに言ってるようだ!
でもヘレンのラーメンへの思いはすごいので大丈夫だ!
ラーメンスープよりも熱い奴、ヘレン!!
「俺!やります!ラーメン作ります!」
ヘレンはおもらししちゃったの!
「いいか、俺はラーメンの作り方を教えたりはしないぞ!目で盗め!」
「ああ、わかったよ」
ヘレンは言った!
店の中にはCDラジカセで、親方の作ったラーメンの歌を大音量で鳴らし続けている!!

「ラーメンの歌」
スープが今にも、君の瞳からあふれ出る
チンパンジーをソマリア沖に派遣
ラーメン!ラーメン!
麺を茹でたら、ピアノの音色に合わせて
あの日のようにとびきりのスマイルで、何度も毒液を放出
出来立てホヤホヤの肉を退部処分
福は内、福は内
全身を強く打ち魔法を使えるようになる
ラーメン!ラーメン!
誰も見たことがない究極の謝罪の言葉
ラーメン!ラーメン!
野生化したおじいちゃんはダイヤモンド
冷たい土の中でおもらしをした
ラーメンラーメン

この歌で、ラーメンは何倍もおいしくなる!
いきなり壊れたドアからお客さんがやってきた!
びっくりして、ヘレンはおもらししちゃったの!
いきなり初めてのお客さんが出てきたら、どんなラーメン職人も最初はびっくりして、おもらししちゃっう!!!
ヘレンはその胸のドキドキを止める為に、口から手を入れて心臓を力任せに握る!!!
少し、落ち着いた!!!
「いらっしゃい!!あ・・・あの!席に座ってください」
ヘレンはお客さんに包丁を突きつけて誘導する!
ここまできて、お客に逃げられては洒落にならない!
逃げたら刺す!!
「お客さん、ちょっと待ってて!今、体を清めるから」
親方は水中眼鏡を掛けて水浴びをし始めた!
ラーメンを作ることは神聖な儀式!
穢れた体ではできない!
もし穢れた体でラーメンを作ったら爆発してしまうこともある!
それほどラーメンと言うのは難しいものなのだ!!
「お客さん・・・ご注文はなんですか?刺し殺すぞ!」
ヘレンは注文をお客から聞きだす!!
「ラーメンをお願いします」
「ラーメン!」
さっそく親方が水中眼鏡を掛けて水浴びをし始め1〜2時間!
「う・・・うぐ。今日はもう止めだ!もう、いやだ!麺がない!出て行ってくれ」
なんと麺を買うのを忘れていたのだ!!!盲点!!!
いくらいい腕があっても、麺がないのではどうにもならない!!!
親方ほどのラーメン職人でもたまには麺を買い忘れてしまうことがあるのだ。
油断という落とし穴はいつでも口を開けているということだ!
なんと親方はお菓子を買っていて、肝心の麺を買うことを忘れたのだ!
お菓子で麺を作ることもできるが、それでは親方のプライドが許さなかった!!
頑固なラーメン職人魂!!!
ヘレンはすぐにお客を投げ飛ばして、腹を蹴飛ばして店から追い出す!!
「いいか、ラーメンは麺がなきゃできないんだ!わかったか」
親方が怒鳴る!
「ああ」
麺がないので今日は閉店することにした。入り口を、ブロックで塞いだ!
「親方はラーメンの麺は買ってくるんですか?作ったりしないんですか?」
ヘレンはラーメン屋の一部では、ラーメンの麺を自分で作ることを知っていた!!
「そういうところもあるが、家は完全にスーパーで買ってくる!妥協はしない」
頑固でなければおいしいラーメンは作れない!!!
「どうしてですか?」
「どうして?そんなこともわかんないの?よし、今から買い物にいこう!」
「はい」
二人はスーパーに買い物に行くことにした!!!
ラーメン屋なのに麺がない時は、客をおいかえせばいい!
こういうことは意外とある!
「ヘレン、いいか!スーパーって言うのはすごく便利で、何でもあるんだ!ラーメン作る食材なんかはなんでも買える!もちろん、お金がないと買えないけどな」
「ああ」
ヘレンは包丁を振り回して、おもらししながら親方の三センチ後ろを歩く。
親方の仕入れはいつも、近くにあるスーパー永眠。
新鮮な食材が安く手に入る、丸秘スポットだ。
「俺はいつもここで、ラーメンの食材を揃える!なんたって、麺だけじゃなく野菜や肉も一緒にかえるからな!!便利だ」
忙しいラーメン職人にはスーパー永眠は本当にありがたい。
「ああ」
親方に続いてヘレンもスーパー永眠におもらししながら入る!
まずはお目当ての麺のコーナーにやってきた二人!
「一口に麺と言っても沢山あるんだ!これはスパゲッティ!間違えやすいから気をつけるんだぞ」
親方のアドバイスがなかったら、間違えてスパゲッティを買ってしまっていたかもしれない!!!
「紛らわしいんだよ!!」
ヘレンはスパゲッティを近くのおばさんに、投げつけた!!!
ストライク!!!
「麺ってのはこうやって目利きするんだ!!」
親方はそういうと、麺を握りつぶした!!
「ギューってやってグチャグチャになるのはダメ!古い!腐ってる!」
二人は麺をみんな握りつぶしてやった!!
「これだけ沢山、麺があっても、俺の目に適うものは少ししかねえのよ」
さすが親方!!麺の目ききにも妥協なし!
「親方!これなんてどうですか!」
ヘレンは親方の目に焼きそばの麺投げて、ぶつけた!!
親方は当たる寸前に、焼きそばの麺を手ではたき落とす!!
でもそれが跳ね返って、親方の目に焼きそばの麺が突き刺さった!
なんか目から焼きそばの麺が生えたみたいで滑稽だ!
超バカ!!!
麺を買い終わると、今度は醤油コーナーにやってきた二人!!
「おお、うまそうな醤油があるじゃねえか!!どれ、買っていくか」
「親方!ラーメンに醤油がいるんですか?」
こんな黒い液体がラーメンに本当に必要なのだろうか?
「ヘレン。醤油ラーメンってあるだろう?なんで醤油ラーメンって言うかわかるかい?」
醤油ラーメンがなぜ醤油ラーメンと呼ばれるか?
「わかりません!」
「わからないだろうな!俺もつい最近気がついたんだ!醤油ラーメンには醤油が入っているんだよ!!」
ヘレンはビックリしておもらししちゃったの!
「そうか!だから醤油ラーメンには醤油ってつくのか!」
今まであの黒い色はコーラで色をつけていると思っていたが違った!!!
「わかったら醤油を選ぶぞ」
親方は勝手に醤油を空けて舐めている!!!
味見!!
「舐めてみなきゃ!見た目じゃ判断できねーよ!いいか、外見がよくても味が悪ければ、使いものにならねんだ!」
醤油を舐めまくる親方!
「これだけあると、どの醤油を舐めたかわからなくなりますね!・・・そうだ」
舐めた醤油は片っ端から踏み潰す!
容器の中から醤油が勢いよく飛び出して楽しい!!!
「うひゃあうひゃあ」
「遊んでないでちゃんと味見をしろ!」
親方は、床にこぼれた醤油を手ですくってゴクゴクのんでいる!!!
「お腹が一杯になっちゃった。よし、一番安い奴にしよう」
仕入れの値段を抑えるのもラーメン職人には大事なことだ!!
「麺と醤油があればもうラーメンが作れますね」
麺と醤油があれば醤油ラーメンが作れる!
「麺と醤油だけで、確かに醤油ラーメンは作れる!でもおいしいかどうかは別問題だ!」
さすがは親方!醤油ラーメンを醤油と麺だけでは作らない!
親方は工夫の人!
「あと何が必要なんですか?」
「ラーメンの命はスープだぜ!」
ラーメンの命はスープ!
心臓!ラーメンの心臓はスープ!
すごく大事!マジ大事!
「スープ?って汁のことですか?あんな物のどこが命なんですか?」
びっくりして、ヘレンはおもらししちゃったの!
食った後に残るきったねぇ汁!
スープなんてあっても無くてもわかりはしないようなもんだ!!!
「ところがどっこいスープがまずいラーメンなんて食えたもんじゃないのよ!これは本当だから、マジで!」
親方は包丁でスーパーの食材をブスリとやった!
ストレス発散!!!
「な・・・なんだって!」
びっくりして、ヘレンはおもらししちゃったの!
「よく思い出してみろ、今まで食ったラーメンにはみんなスープがあったろ?」
「ああああああああああうぎゃあああああ!確かにみんなスープがあった!」
ラーメンにスープは無くてはならないものだった!!!
「うまいスープを作るには何が必要だと思う?」
「わかりません!」
「わからないだろうな!俺もつい最近気がついたんだ!ダシが必要なんだよ!!!」
「うぎゃあああああああああああ!そうなんですか!」
ヘレンはビックリしておもらししちゃったの!
「ダシはどうやってとるんですか?」
「大きな鍋でいろんな物を何日も煮込まないといけないだ!」
いろんな物を何日も煮込まないといいダシはとれない!!
「いろんな物ってなんなんですか?」
「バナナとかブロッコリーとかだな」
いろんな物はバナナとかブロッコリー!!
黄色と緑色!!
「えええ!ラーメンのダシにはそんな秘密があったの!」
ヘレンはビックリしておもらししちゃったの!
「でも、今はそんなことはしない!科学調味料だ!」
何日も煮込まなくても、化学調味料を使えばすぐおいしいスープが出来る!
何日もスープを煮込む奴はバカ!
「すごい!魔法の粉ですね」
「俺は、この化学調味料をすごく使う!俺のラーメンの極意はこいつだぜ」
簡単にラーメンの極意を教える太っ腹な親方!!
「これさえあれば!」
「だが、化学調味料だってただじゃない!少しでも儲けたいから、化学調味料は使わない!」
儲ける為ならば、時には非常にならなければいけない!!!
「じゃあ、スープはどうするんですか?」
「そこは工夫でなんとかすればいいんだ」
どんな困難も、親方は工夫で乗り切る!!
「これで醤油ラーメンが作れますね!」
ヘレンはうれしくておもらししちゃったの!
「ああ!店に帰って仕込みだ!」
二人はお金を払わずにスーパー永眠から出た!!
すると、万引きGメンに捕まった!
こんなことがあると思いますか?
まるでドラマのようじゃないですか?
「ちょっと!そこのあなた!会計を忘れていない?」
お金を払わずにスーパー永眠から出ると、万引きGメンが捕まえに来る!!!
すごいセキュリティ!!!
こんなことがあると思いますか?
まるでドラマのようじゃないですか?
「会計?ああ、お金?うん、今払いますよ。うっかりしてたよ!すごい、うっかり」
親方はなれっこだ!
「そういう問題じゃないの!ちょっと事務所の方にきてもらえる?」
「お金は払うって、言ってるだろ!なんで事務所にいかなきゃいけないんだよ!失礼だぞ!そういう、態度があるか!」
ヘレンは暴れて万引きGメンの顔に唾を吐きかける!
気に入らないときは顔に唾を吐きかけろ!!!
「やめろ!ヘレン、話せばわかる」
さすが親方、捕まりなれてるので冷静だ!
「とにかく事務所に来なさい!話はそれからです!」
万引きGメンはとにかく親方を事務所に連れて行きたいようだ!
すごいしつこい!
「事務所にいきますから!ヘレン事務所にいくぞ!話せばわかる」
親方は大人なのでこういう時もあわてない!
「は・・・はい」
二人は万引きGメンに捕まってスーパー永眠の事務所に連れて行かれた!!
たまたま万引きしただけなのに!
「ほら!そこに座りなさい!」
「はいはい」
さすが親方、万引き常習犯なだけあって落ち着いて椅子に座る!
「椅子!椅子ってなんだよ!座るものかよ!紛らわしいんだよ!」
ヘレンは冷静さを失い、椅子が何かもわからない!!!
「まず、盗んだ物を出しなさい!」
親方は、服の中から醤油と麺を出した!
「あんた、醤油と麺で何するつもりだったの?」
「ラーメンを作ろうと思いましてね」
「盗んだ食材でラーメンか!そんなラーメンがおいしいのかい!」
盗んだ食材で作るラーメンはおいしい!
すごくおいしいマジでお勧め!!
家でもやってみて!
「本当に今回は初めてなんです!って言うか盗ってないです・・・何ていうか盗らされたような、本当にマジで!超常現象なんですよ!」
盗っていないのに盗らされている超常現象はよくある!!!
「実際、盗ってるじゃないか!」
万引きGメンは現実しか見えないバカ!
目に見える物だけが真実ではないのだ!
「いや、親方も言うとおり超常現象ですよこれは!こないだ親方、お地蔵さんを端からひっくり返してたから罰が当たったんですよ!罰が当たって当然の男なんですよコイツは!!!」
お地蔵さんには傘をかぶせなければいけない!
ひっくり返すと罰が当たるんだ!
「お金を払って、もう二度とこんなことをしないように!いいね」
「お金を払うんですか?くれないの?」
やっぱりお金は取られる、怒られ損!!!
二人はお金を払って、店に唾を吐きかけて帰る!!!
気に入らないときは唾を吐きかけろ!!!
二人はやっと店に帰ってきた。
「やっぱり我が家はいいなあ!落ち着くよ!じゃあ、仕込みを始めようか」
ラーメンを作るにはまず仕込みが大事!
これを忘れるとラーメンができない!!!
たまにこれを忘れて開店できないラーメン屋とかある!
そう言う奴らはすごいバカ!
ラーメン屋を爆弾で吹っ飛ばしたほうがいい!
「仕込み?まず、何をすればいいんですか?包丁で親方の横腹を刺せばいいんでしょうか?」
「親方の横腹は包丁で刺してはいけない!すごくデリケートなのが親方だから」
包丁で親方の横腹は刺してはいけない!!!
危うく包丁を刺すところだった!!!
「まず、鍋に水を入れて沸騰させるんだ!」
仕込みは水を沸騰させることだった!!
「水は?」
「二軒となりの植山さんのところから汲んで来い!」
「な・・・なんで、ですか?この店にも水道があるじゃないですか!わざわざ!」
めんどうくさいことはなるべくやりたくない!
露骨に手を抜く!
「味だよ・・・俺はこの辺の家に勝手に上がりこんで、水道の味を調べたんだ。そうしたらどうだ?植山さんの家の、水道の水が一番うまかったんだよ」
水道の水にも、うまいまずいがある!!!
水の為なら人の家に土足で上がって、勝手に水を飲む!
そこまでこだわるラーメン職人!!!
水道!!!
「は・・・はいわかりました」
ヘレンは二軒となりの植山さんの家に水を盗みに行く!!!
「ああ、めんどうくせ」
ヘレンはめんどうくさくなった!!!
店の前の汚い川から水を汲んだ!!!
「よし!」
もう完璧なのだ!
急いで店に戻るヘレン!!
おもらししちゃうヘレン!!
「早かったな!どれ、味見」
親方は、汚い川で汲んだ水をゴクゴクと飲んだ!!
「うむ!いつもの味だ」
親方の舌なんて当てにならない!
親方は鍋の周りにガソリンを撒いて火をつける!!
すごい火力!!
「熱い!でもこれくらい熱くないとラーメンはうまくならないんだぜ!」
火は強ければ強いほうがいい!
楽しい!
「へえ。ところでダシはどうするんです?化学調味料買わなかったじゃないですか」
味の決め手の化学調味料がない!
もうだめだ!即死しよう!
「あ、そうだった。冷蔵庫の中を見てみよう!石と草しかないな」
冷蔵庫に石と草!
「石と草でダシがでるんですか?」
「石には石の味!草には草の味がある!俺はよく冷たくした石を舐めるんだが、実にいい味があるんだ!こいつを煮込もう!幸い、この石はすごく泥とかついていておいしそうだ」
泥がついてるとおいしい!
親方は石と草を鍋に放り込んだ!!!
これでダシは出来た!
「完成した!」
すぐに完成!
カップラーメンよりも早い!
「親方!じゃあ、開店しますか」
「おう!」
ギラクは入り口のブロックをよけた。
「仕込みも終わって、あとはお客が来るのを待つだけですね」
「ああ!そうだ、お客が来るまでヘレンに接客を教えてやろう」
親方はおもらししちゃった!
「接客?客がきたらケツを蹴っ飛ばしてやればいいだけでしょ?」
客のケツを蹴ればストレス解消にもなる!
「ラーメンの味も大事だが、気持ちよくラーメンを食べてもらうことも重要なのだ。気持ちよくラーメンを食べてもらうには接客が大事なんだ」
お客のケツを蹴ってはいけないらしい!!
さすが親方、ラーメンを食べる人の気持ちを考える!
「まずお客さんが来たらどうする?」
お客さんはなんの予告もなしに、不意にやってくる!
お客テロリスト!
「お客がきたら包丁を突きつけます!」
お客はビビッテ、帰ることはできないのだ!
「おいおい、包丁を突きつけるなんて物騒じゃないの!もっと粋にいこう」
包丁をお客に突きつけるのはよくない!
「じゃあ、どうすればいいんですか?火炎瓶ですか?」
包丁が無いのでは、お客を脅す道具がなくなってしまう!!!
「お客さんはラーメンを食べにきてるんだ!脅す必要なんてないんだ」
まるで仏!親方はラーメン仏!
「わかりました!お客は脅しません!」
「うん!これで、ヘレンの接客はすごくよくなる」
時には厳しく、時には優しくヘレンを導く親方!
ヘレンはおもらししちゃった!
あと包丁で親方の腹を数回刺した!
ストレス発散!
目で盗めって言ったわりには丁寧に教えてくれる親方!!
早速、お客さんがやってきた。
「いらっしゃい!!席に座ってください」
お客さんにヘレンは包丁を突きつけて誘導する!
親方に教わったことはもう忘れたヘレン!
「ああああああ!包丁はダメだったんだ!!」
思い出した!
「あの!今の包丁は嘘なので、忘れえてください!けして刺そうとか、切り裂いてやろうとかそう言う意味ではなくて、ちょっとした遊び心なんです」
嘘でうまくごまかした!!
遊び心で包丁を人に突きつけることはすごくある!
「そんなことより席に早く座ってください!いつまで立っているんだ!このグズ!まったく使えない奴!!」
「はい」
お客は席についた!
まんまと座りやった!
ヘレンはうれしくておもらししちゃったの!
「ご注文は?」
「味噌ラーメン」
「えええええええ!!」
予想外!まさに予想外!
こんなことってあるの?
味噌?ラーメン?
「味噌ラーメンですか?それは味噌を使ったラーメンのことですよね?」
恐らくだが味噌ラーメンは味噌を使っていて醤油は使っていない!
「ちょっと、待ってもらえますか?もし逃げたら刺すからな!」
親方から接客を学んだヘレンの接客は完璧!!
すぐにヘレンは親方のいる厨房にやってきた!
「なんだヘレン?注文は醤油ラーメンか?」
「違うんです!味噌ラーメンなんです!」
味噌を使ったラーメンが注文されたのだ!
「おいおい、家には味噌なんて物はないぞ!」
親方は醤油しか買ってこなかったので味噌はない!
こんな数奇な運命が待ち受けているとは・・・人生とは不思議なものですね!
「しかたない、味噌を買ってこよう!お客の注文に答えられないとあっちゃ、ラーメン職人の名折れだからな」
常にお客のニーズに答える姿勢はすごく偉い!
でも親方はおもらししちゃったの!
「さすが親方!」
「ヘレン、買って来い!」
「でもまだ味噌の目利き習ってないですよ」
味噌もキャベツも区別がつかない!
「大丈夫!もうできるはずだ!」
もうできてしまう予定!
「じゃあ、こっちはお願いします!」
ヘレンは包丁もって、スーパー永眠に走っていった!!
「さて、こっちは味噌がくるまで時間稼ぎしなければ」
親方は厨房を出ると、お客のところへ向かった!
親方のつまらない話で、客の時間を潰すのだ!
一方、店から飛び出したヘレン!
すぐにおもらししちゃったの!
「早く、味噌を手に入れないと!」
ヘレンはスーパー永眠に向かった・・・でも迷った!
「スーパー永眠がない!道がわからない!もうダメだ・・・即死しよう」
人生は諦めの連続だ、そういう時は即死するのがいい!
でもいい考えが浮かんだ!
「ちくしょう!こうなったら、頭をかち割って脳みそを取り出して・・・味噌ラーメンを作るしかない!」
そうなると脳みそが必要だ!
誰か頭をかち割らせてくれる人を探さなければいけない!
「すいません!脳みその余っている人はいませんか!少しください!味噌ラーメンが作りたいんです!」
みんなに聞いてみる!
もし、脳みその余っている人がいたら分けてもらうんだ!
でも、誰も脳みそをくれなかった!!!
すごいケチ!
人と人の助け合いという名の心の架け橋が、今のすさんだ時代の中では掛かることはないのだろうか?
いざ、脳みそをくれる人を探してみると見つからないもの!!
今の世の中に、脳みその余っている人はいなくなってしまったのだろうか?
脳みそをくれる人を探していると偶然、スーパー永眠の前にやってきた!
奇跡はこうやって思いがけないときに舞い降りてくるものです!
「やった!ここで味噌を手に入れよう!あれさえあれば味噌ラーメンが作れる!」
味噌さえあれば、脳みそなんていらない!
脳みそのラーメンってなんだよ!
きもちわりーよ!
早速スーパー永眠の中に、包丁を投げながら入る!
どんな時も気を抜いてはいけない!
ラーメン職人は、買出しの最中も真剣勝負!
まずは野菜コーナー!
「味噌は野菜?」
味噌のジャンルが何なのかわからないので、野菜コーナーにやってきたヘレン!
「すごい、新鮮な野菜がこんなに!」
スーパー永眠の野菜はどれも新鮮に見える工夫をしている!
実際は農薬まみれ!
毒薬を食べるような物だ!
でも、それをみんなはおいしいおいしいって言って食べる!
だからスーパー永眠はすごくいいスーパー!
正義のスーパーなんです!
「ちょっと味見してみよう!」
ヘレンは大根を手に取ると、指で傷をつけた!!
「この大根は硬いな!」
この大根は硬い!
硬い大根で人の頭を殴ると怪我をすることもある!
安全そうな野菜も使い方によっては、凶器になる!!!
「こんな危ない大根はこうしてやる!」
ヘレンは大根を子供にぶつけた!
ほらみろ!こうやって凶器にもなるんだ!
恐ろしいだろ!
次にほうれん草を手に取ったヘレン!
「味噌じゃないじゃないか!紛らわしい!」
味噌に似ているがほうれん草と味噌は全然違う!
色が違う!
次にトマトを手に取ったヘレン!
「味噌じゃないじゃないか!紛らわしい!」
味噌に似ているがトマトと味噌は全然違う!
色が違う!
なんでこうやって味噌じゃないものばかり並べるんだ!
野菜は味噌じゃないのでバカだ!
野菜コーナーには味噌がないので肉コーナーに来たヘレン!
「肉しかないじゃないか!」
肉コーナーには肉しかない!
「豚肉?どれ?」
ヘレンはパックの豚肉を指でぎゅーッと押しつぶす!!
柔らかいのは新鮮じゃない!
親方が教えてくれた目利き方法!
この目利き方法は何にでも使える万能の物なのだ!
「なんだいここの豚肉は!みんな柔らかいじゃないか!」
こんな柔らかいのはダメ!すぐ捨てた方がいい!
「これじゃあ!豚も浮かばれないぜ!」
死んだ豚が群れで霊になって暴れだす!
「牛肉はどうだ?」
ヘレンはパックの牛肉を指でぎゅーッと押しつぶす!!
柔らかいのは新鮮じゃない!
「なんだいここの牛肉は!みんな柔らかいじゃないか!」
こんな柔らかいのはダメ!すぐ捨てた方がいい!
「これじゃあ!牛も浮かばれないぜ!」
死んだ牛が群れで霊になって暴れだす!
「お客様、何をお探しでしょうか?」
スーパー永眠の店員が話しかけてきた!
お客にこんなに気安く声をかけるなんて!
これがヘレンじゃなかったら、びっくりしてのたれ死んでるところだ!
「味噌です!味噌ラーメンを作りたいんだ!」
味噌がほしい!すごくほしい!脳みそはいらない!
「味噌ですか・・・ではこちらです」
味噌のある場所を教えてくれた!!!
この店員はすごくいいやつだ!
だから、ヘレンはおもらししちゃったの!
「うわぁ・・・たくさん味噌があるじゃないか!」
「各地の味噌を用意しております」
すごく沢山味噌がそろっている!
「こんなに味噌があると困ってしまう!」
沢山ありすぎて味噌が選べない!
「うがぁぁぁぁぁぁ」
味噌を手にとって床に叩きつけて踏み潰した!!!
「な・・・何をするんですか!」
「大丈夫!」
「うがぁぁぁぁぁぁ」
味噌を手にとって床に叩きつけて踏み潰した!!!
「な・・・何をするんですか!」
「大丈夫!」
味噌を手にとって床に叩きつけて踏み潰した!!!
「な・・・何をするんですか!」
「大丈夫!」
「うがぁぁぁぁぁぁ」
味噌を手にとって床に叩きつけて踏み潰した!!!
「な・・・何をするんですか!」
「大丈夫!」
少し味噌の数が減って選びやすくなった!!!
「少し味噌の量が多すぎる!紛らわしいんだよ!」
味噌が紛らわしい時は床に叩きつけて踏み潰せ!!!
「そ・・・そんな!」
店員はビックリした!
「さぁ、そろそろ味噌を選ばせてもらおうか!」
味噌の数を減らしたおかげで、すごくすっきりした!
イライラした時は味噌を踏み潰せ!
きっとすっきりするぜ!
「ところで店員!この中で一番安い味噌はどれかね?」
「これですけど」
「では、それをもらおう」
一番安いのを買うのが買い物上手!
味なんてどうでもいい!
工場で作った、化学調味料のいっぱい入った安い味噌が一番いいのだ!
どうせ、ラーメン食べる奴に味なんなんてわからない!
「味噌が手に入ったぞ!」
ヘレンはうれしく、味噌を床に叩きつけて踏み潰した!!!
でも大丈夫、棚から新しいのを取る!
「味噌が手に入ったぞ!」
ヘレンはうれしく、味噌を床に叩きつけて踏み潰した!!!
でも大丈夫、棚から新しいのを取る!
「味噌が手に入ったぞ!」
ヘレンはうれしく、味噌を床に叩きつけて踏み潰した!!!
でも大丈夫、棚から新しいのを取る!
味噌を、お金を払って購入する!
お金を払わないと、また万引きGメンに捕まっちゃうからだ!
金、金!
どいつもこいつも金のことばかり言う!
「ああ、早くしないと!味噌がないと味噌ラーメンが作れない!」
味噌のない味噌ラーメンは味噌ラーメンではない!
ヘレンはアリの巣を探しながら、店に帰った!
「親方!」
「お!戻ってきたな!急げ、お客さんが待ってるぞ!」
ヘレンは味噌を親方に投げた!
「死ね!」
「は・・・はやい!」
親方は味噌が当たる瞬間に体を、まっぷたつに割った!
間一髪!
もし、味噌が当たっていたら親方はまっぷたつに割れていた!
そうなっていたら親方の汚い命はなかった!
「ヘレン!買い物にいったらだいぶ腕をあげたじゃないか!相当な経験をしたようだな」
「ああ!」
経験は人を成長させる!
まっぷたつの親方はくっついて、味噌を汚いものでも掴むように持つと外に走っていった!!
「お・・・親方!」
へレンがいくら呼んでもその声は親方にはとどかなかった!!
すごいスピード!
マッハ2!!
「あの、味噌ラーメンはまだですか?」
客はバカみたいに味噌ラーメンをまだ待っている!!
どれだけ欲望が渦巻いているんだ!
「親方が味噌を持っていってしまった」
大事な味噌を親方は持っていってしまった!!
これでは味噌ラーメンが作れない!!!
「あの、じゃあ醤油ラーメンでもいいですよ」
だったらもっと早く言え!
味噌でも醤油でも味の違いなんてわからない腐りきった舌の癖に、生意気に味噌を注文しようと考えたんだ!
「醤油ラーメンって・・・醤油を使ったラーメンのことですよね」
「そうですけど・・・あのできなければいいですよ」
すごくこの客は、ヘレンのことをバカにしている!
「できますよ!その気になればお前の体を八つ裂きにだってできるぜ!」
舐めた口を利く奴は許さないのが、ラーメン職人!!
ヘレンはすぐに厨房に入る!!
厨房に入ると店の前の汚い川の水が鍋に沸騰している!
「臭いな!」
かなり臭い!
そして冷蔵庫の中の石と草が転がっている!
「冷たく冷えているな」
あとはこないだ買い物に行って、買った麺と醤油がある!
「ラーメンってどうやって作ればいいんだ?」
ヘレンはまだ親方にラーメンの作り方を教わっていない!!
まず麺を手に取り、床に叩きつけて踏み潰した!!!
「これはいらない」
醤油ラーメンに麺はいらない!
「麺なんて紛らわしい!」
醤油ラーメンに麺は紛らわしい!
すごく邪魔な部分!
「たぁ!」
醤油を石にかける!
繊細な作業!
一歩間違えればドカンだ!
「・・・よし」
醤油味の石が出来た!
沸騰した汚い川の水を上下に激しく揺さぶる!
「まだだ・・・まだだ・・・ここだ!」
鍋を床に叩きつけた!
臭い!
こんな臭い水はこうしてやるんだ!
残りの食材は、醤油味の石と草と醤油!
「もう少しだ!もう少しで醤油ラーメンができる」
ドンブリに醤油をたっぷりと注ぐ!
塩分がすごい!
醤油のいい香りが厨房の中に広がった!
「うん!スープは完璧だ!黒い!まさに醤油」
醤油ラーメンのスープは、こうでなければ嘘である!
黒くないスープの醤油ラーメンは、醤油をケチっている!
そんなラーメン屋は斧でボコボコに壊してやりたい!
「でも・・・何か、何か違う気がする」
ヘレンがいつも食べている醤油ラーメンとはどこか違う!
些細な事も気になるのが、ラーメン職人!
「色か?でも醤油ラーメンは黒いよな!ドンブリの形か?でも、ドンブリはどこでもこんな形か」
ヘレンの頭はフル回転!
こんなミステリーかつてあっただろうか?
「気のせいだな」
気のせいだった!
安心してドンブリを床に叩きつけて、踏み潰した!
残りの食材は、醤油味の石と草と醤油!
ヘレンは草を口に放り込む!!
「ううん。うまい!元気が出る!」
草を食べると元気が出る!
でもすぐに吐き出して、床に叩きつけて踏み潰した!
「危うく、草を食べるところだった!」
草を食べてしまうとこだった!
残りの食材は、醤油味の石と醤油!
「どっちにしようかな?」
ヘレンは醤油味の石と醤油を見ている!
どっちが正解なんだ!
もし間違った方を選べば、爆発してしまう!
「く・・・くそー!」
ヘレンは醤油を手にとってゴクゴク飲む!
「うまいうまいっ!こりゃあ、べらぼうにうまいですなー!」
醤油は一気飲みに限る!
でもすぐに吐き出して、床に叩きつけて踏み潰した!
「こんな黒い物が飲めるか!」
バカらしい!こんな黒い物はバカらしい!
残りの食材は、醤油味の石!
「できた!醤油ラーメンだ!」
醤油味の石こそ醤油ラーメンなのだ!
おいしそうな醤油の匂い!
この醤油は工場で作られた、化学調味料たっぷりの醤油!
すごく体に悪い!
早速、醤油味の石をもって客のところいく!
「おまたせしました!醤油ラーメンです」
ヘレンは醤油味の石を客に投げた!
カーブだ!
メジャーリーガーも即死するほどのキレのあるカーブ!
こんなカーブ見たことない!
「うわああ」
お客はびっくりした!
「さぁ、醤油ラーメンを食べてみてよ」
「でも!」
客の目の前には醤油味の石!
「その目の前の石が醤油ラーメンだよ!早くお食べよ」
醤油ラーメンをせっかく作ってやったのに、全然食べない!
「これ石でしょ?」
見ればわかるだろ!
「石ですけど、醤油ラーメンです」
そういう細かいことを言われると、困る!
食と言うのは未知の遭遇だと思う!
新しい物を見つけ、そして食べ、味を発見する!
味は常に進化し続ける!
見た目では判断できない、口に入れ、味わい、始めて判断することができるのだ!
「あなたの知っている醤油ラーメンとは違うかもしれない。だが、あなたの知っている醤油ラーメンが本当に正しいのでしょうか?小さい世界の小さい常識。なぜ疑わないのですか?それが本当に醤油ラーメンなのか?」
「わかりました」
お客は醤油味の石を口に入れた!
汚らしい!
たぶん、ばい菌でいっぱい!
「石ですね。それと醤油の味」
醤油しか使っていないから当然だ!
「そうかい」
お客はしばらく醤油味の石を舐めた!!
「あの、お会計」
「なんだかんだで、800円です」
なんだかんだで800円は貰わないといけない!
「え!高いですね」
「もっと高くしてやろうか!」
へレンがその気になれば、もっと金を取ることもできるのだ!
「いや、いいです」
お客はお金を置いて店から出て行った!!
ヘレンは一人で醤油ラーメンを作り、お客に食べさせたのだ!
もう一人前のラーメン職人なのだ!
しかしラーメン職人の道は長く厳しい!
「一通り出来るようになったけど、まだまだだな」
まだまだヘレンのラーメン修行は、始まったばかりなのである!
「800円貰ったから、遊びにいこう」
貰った金はすぐに使う!














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