修司の危機(終)(7/15)
今回は家にいれたらアウトだ。人目だってないんだから助ける奴なんかいない
龍馬さんの知り合いらしいから無理強いはしないと思うけど、どう転がっても男なんだから信用なんかできるわけないだろ
まったく…オレはマジで里桜に捨てられるのかもしれない…
あの部屋も元々は里桜が住んでた所にオレが押し掛けたようなものだし家賃とかは折半だけど家主は彼女だしなぁ〜
いざ彼女の方から出て行けと言われたら立場弱いんだよなオレ
現に何度が閉め出されて情け無い状態が…
マンションについて階段を数段飛ばして駆け上がって部屋についた。
急いで鍵でドアを開けて
「うわぁっ!?」
目の前には暗闇に浮かぶキレイな顔の男がいた。
くそぉ〜間に合わなかったのかと膝に手をついて呼吸をととのえてると
「あっお帰り〜フフッ驚いた?」
と脳天気な声と共にパチッと照明をつければ
「な…なんだよビビった」
「やっと我が家の一員になったアキラくんです」
と紹介されたのは……。
龍馬さんは美容師。
里桜は前々からおねだりしてたコンテストで使ったメンズヘッドを貰ってきた事
龍馬さんの友達のヘアーメイクのモデルにもなったと嬉しそうに話してくれた
頭だけのマネキンもどきじゃ手もないし…
龍馬さんに遊ばれたと同時にアキラって誰だ?と一言聞けば良かったんだと悟った。
だけどあと一言
「里桜、頼むから玄関に生首もどきを置くなよ。怖いから〜」
マジ怖かった〜
暗闇に浮かぶ生首もどき
「生首じゃない!アキラくんよ」とヘッド抱きしめホッペチューの里桜を見て心底ホッとした。
実際にアキラは我が家の玄関に置いてあります。初めての訪問者は昼夜問わずビックリします。
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