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修司の危機(3)(7/11)
扉を開ける度に悲鳴があがりなぜか捕まりサインや握手を求めてくる人もいて足止めされて思うように進めない。

「オレ…芸能人じゃないから勘弁して下さいよ」

と言ってるのに

「またまた〜売り出し中の人でしょ。」

「アナタならすぐに売れるわよ」

「私、ファンになりました。」

阿保か〜オレは一般市民だからファンなんかいらないんだって〜

芸能人ってかわいそうだとつくづく体感した。


もうダメだ〜。

お姉さんやおばちゃん達のパワーには叶わねぇ


こうなったら正面入り口から出て来るのを待ってアキラと2人きりにしないように邪魔しようと決めた。


ちょうど向かい側に喫茶店があるのが目に止まった


時計を見るとここに入ってから2時間、もうすぐ3時になる。

コーヒー一杯で粘れないからサンドイッチやスパゲティを頼んで時間を稼いだけどこのカッコのせいもあり居心地悪い。

はぁ〜里桜早く出てこい

それから30分後
(里桜…!?)

やっと出て来た里桜を見てオレは固まった。

出掛けて行った時とヘアーメイクも変わって洋服もジーンズからワンピースになっていた。

おまけに里桜が楽しそうに会話してるのは数人のグループのようで全員人目を引くようなカッコいい奴らばかりだった

ハッと我に返り急いで喫茶店を出て見つからないように後をつけた。

ただひたすら見失わないように…

アキラと2人で消えていかないように…


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