絶対の悪、20世紀を黒くした人類の汚点、人間を人間と捉えず物としか思わない行為、国または民族の上に立つ男達のエゴ、戦争。
お互いの考えを受け入れずに、押し付ける為に起き、世界を無視し、征服欲によって起こる、戦争。
戦争は大きな悲しみを生み出した。また、憎しみを生み出し、それが新たなる戦争へと変わる。
この負のループの中で、人を殺すことの為に考えて考え抜いた軍人がいて、人を殺す為ではなく、技術発展のために考えて考え抜いた学者達がいた。しかしその技術は人殺しの為に考えた軍人に使われた。
この事に喜ぶ学者は恐らくいないだろう。自分が頑張ったのは戦争の為ではないと嘆いただろう。
しかし今、戦争によって急激な発展を遂げた技術が役に立っている。
飛行機や原子力、通信技術…様々だ。
これらの技術で人の命を救うのに役立っているというのはなんとも皮肉だ。
だが、これからは戦争によって技術を発展させることはあってはならない。
学者達の悲しみを繰り返してはならない。人類は平和の中で、戦争で発展するよりも発展させることが出来る。みんながそう信じる事で現実となる。
平和の中での発展の誓い、戦争で発展した技術によって起きた悲しみと学者達の嘆きを知る事で、学者達の悲しみを拭うことが出来るのではないだろうか。そして、戦争によって発展した技術を平和の為に尽くすというのが、犠牲者達を弔う一つになるのではないだろうか。 |