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本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 作者:香月 美夜

第二部 神殿の巫女見習い

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木版画による絵本作り

 ヴィルマに描いてもらった版木に、わたしは絵本の本文の鏡文字も書き加えた。仕上がった版木をルッツに持って帰ってもらって、彫ってもらうことにする。
 結構細かい絵だが、大丈夫かと心配になったけれど、ルッツは「マインからの発注ってことでお金を渡せば、ラルフかジークが率先してやってくれるさ」と軽く肩を竦めてそう言った。

 ルッツとお兄ちゃん達に版木を彫ってもらっている間に、わたしは神官長に面会を申し込んで聖典の絵本を作りたいという話と子供用に直した文章を見せて許可をもらうことにした。子供用に簡単にするとはいえ、聖典を改変した絵本を作ることになるので、一応許可を取った方が良いかもしれないと考えたのだ。

 わたしが新しいことをしようと考える時は、きちんと話を聞きたいようで、面会日の指定を受け、またもや隠し部屋に通された。盗聴防止の魔術具だけあれば大丈夫だと思うが、実際にわたしが持っていく物を他の人に見られるのが良いのか悪いのか、話を聞かなければ判断できないらしい。

「子供向けの聖典か。……文字や文章を覚えるにも役に立ちそうだな」
「はい、絵本で作る予定になっておりますし、これで孤児達にも字を覚えてもらおうと思っています」
「孤児達に? 一体何のためだ?」

 神官長が訝しげに目を細めるけれど、それほど立派な理由はない。身近なところから識字率を上げていこうと思っただけだ。

「いずれ側仕えになれば、覚えるものですし、これから先本を作る予定のマイン工房の職人に商品である本が読めないようでは困りますから」
「……商人としての発想か?」
「そうですね。顧客も増やしたいですし……」

 子供用に直した文章に目を通した神官長は「まぁ、いいだろう」と呟いた。そして、わたしをじっと見据えて、オレンジに近い金色の目をすぅっと細めた。

「マイン、君は一体どこで教育を受けた?」
「え?」

 神官長の言葉が不意打ちすぎて、張り付けていた笑顔なんて消え失せて、顔が強張る。バクンバクンと心臓が嫌な音を立て始め、ドクドクと流れる血が速くなった。

「おっしゃる意味が、わかりません」

 本当にわからない。一体どこからそんな質問になったのか、全くわからない。
 わたしの反応を探るように視線を外さずに、神官長は手に持ったままの子供用に直した文章が綴られた紙をパシリと指で弾いた。

「……文章が整いすぎている。長く難しい言い回しが多い聖典を読んで、要点をつかみ、子供でもわかるような簡素な言葉に直すというのは、決して簡単な事ではない。少なくとも、洗礼式で初めて聖典の内容に触れ、私が読んでやった時には単語さえおぼつかなかった者にできることだとは思えない」

 ざわりと胸の奥がざわめく。わたしが自分で考えた文章を神官長に見せるのは、これが初めてだったらしい。
 書類仕事のお手伝いは、わたしがまだ貴族のやり取りに詳しくないため、専ら計算だったし、提出する書類や手紙は全てフランの指導で作られた物ばかりだった。
 商人見習いになるために字を教えられていたけれど、日常で使う単語はおぼつかなくて、手紙一つ出すにもフランの添削が必要な平民の幼女が書く文章としてはあまりにも不自然だということだろう。

「……上手にできたということですか?」
「あぁ、上出来だ。まるで、別の言葉できっちりと教育を受けてきたが、ここで使う文字を知らなかっただけの、他国の者のように、な」

 まるでスパイでも見るような警戒する目に、わたしは唇を引き結ぶ。文章一つでそこまで導きだした神官長がすごいのか、自分の文章力が異常なのだと全く思いもよらなかったわたしが愚かなのか。

 ……両方だろうけど。

 ゆっくりと息を吐きながら、必死に考えを巡らせる。ルッツと違って、全てを話せるほど神官長のことを信用できていない。
 神官長はここにいる青色神官とは少し考え方が違うようだけれど、それは神官長が神官としての視点ではなく、貴族としての視点で考えて行動しているからだ。大きな権力を持っている人が、わたしという異物をどう扱うのか、全く予想がつかない。

「神官長、わたしは生まれも育ちもこの街です。森に採集に行く以外、門から出たこともありません。他国があることも初めて知りました」

 マインは本当にこの街から出たことがない。幼い頃なんて家から出ることさえ稀だった。教育を受けるような機会がないのは明白だ。
 わたしの言葉にも神官長の目から疑惑は消せなかったようで、神官長は眉を寄せてわたしを見据える。

「あぁ、わかっている。私の方で行った調査の結果も不審な点はなかったからな。……だが、解せぬ」

 今まである程度良好に保てていた神官長との関係で、こういう疑惑の目を持たれてしまったら、神殿内にわたしの味方をしてくれそうな青色神官がいなくなる。他の青色神官と顔を合わせることなく活動できているのも神官長が間に入ってくれているからだ。
 今、神官長にまで睨まれるのは、まだ右も左もわからない神殿社会での綱渡りにセーフティネットがなくなるようなものだ。

 ……それは困る。ものすごく困る。

 神官長に何がしかの答えを返さなくてはならないけれど、神官長相手に嘘は意味がない。神官長の記憶力の良さと違って、わたしは自分が吐いた嘘をいつまでも覚えていられるような頭をしていないので、必ずどこかでボロが出る。そこで更に疑惑を持たれるくらいなら、嘘のない範囲で誤魔化すしかない。

「……料理のレシピについても、同じようなことを言われたことがあります。何故そんなレシピを知っている? どこで知った? と聞かれました」
「それに君は何と答えた?」

 神官長の鋭い視線を見返して、わたしは口を開いた。

「夢の中、と。そう答えました。ここではない、二度と行くこともできない夢のようなところで知りました。……わたしがそう言えば、神官長は信じてくださいますか?」

 神官長がどんな反応を示すのかわからないけれど、わたしにはそれ以上答えられない。神官長を見返したまま、わたしは奥歯を噛みしめて、ぐっと拳に力を入れる。

 ……わたしは答えを返したし、嘘は吐いていないよ。

 睨み合った状態で時間だけが過ぎていく。
 どれくらいの時間がたったか、自分ではよくわからない。ただ、ひやりとした汗が背中に浮いて、身体の中は熱いのに、表面は冷たいような居心地の悪い状態が続いていた。

「……何とも言えんな」

 しばらくして、神官長が溜息と共にそう吐きだした。眉間に皺を刻んだまま、しかし、視線の鋭さが少しばかり緩和された。
 もっと視線が鋭くなって、「ふざけるな」とか「真面目に答えろ」とか怒られるだろうと思っていた。そうしたら、「わたしは嘘なんて吐いていない」と開き直るつもりだったが、予想外の反応に、わたしの方が戸惑う。

「荒唐無稽な話だとは思うが、全く辻褄が合わないわけではない。少なくとも、別の場所で教育を受けたことがあるのではないかという私の予測は間違っていないことになる。……それに、君は隠し事も嘘も下手で顔に全て出る。君に騙されたり、顔色を読めなかったりするような貴族などいない」
「うっ……」

 わたしがこれ以上顔色を読まれないように思わず自分の頬を押さえると、神官長はこめかみをトントンと指先で軽く叩いた。

「だが、だからこそ、混乱する。私にも考える時間が必要だ。……今日のところは行ってよろしい」
「はい」

 子供用の聖典を綴った紙を返却されて、わたしは一人で隠し部屋を出る。背中に刺さる視線を痛く感じた。



 次の日は神殿に行くのをお休みした。木版画に必要な道具を揃えるため、ベンノに頼んで、お買い物に出かけることにしたのだ。神官長と顔を合わせにくかったので、ズル休みしたというだけではない。断じて違う。

「買い物って、一体何を買うんだ?」
「版画を作るのに必要な『ローラー』や刷毛が欲しいんだよね」
「ローラー? 何だ、それ?」

 ルッツとベンノが首を傾げた。わたしはなるべくわかりやすくローラーを説明しようと試みる。

「えーと、こんな筒状の円柱に、こんな風なぐにぐにっとした取っ手がついてて、こう、ゴロゴロってできるやつだよ」
「……全くわからんな」

 わたしが一生懸命にベンノやルッツにローラーの説明をしたところで全く理解できないようだ。二人して深い溜息を吐いた。建築関係に使われている道具ならルッツが知っているはずなので、この辺りにはないかもしれない。

「とりあえず店に行ってみるか」

 ベンノが絵の工房に行った時に教えてもらった絵画道具を扱っている店へ連れて行ってもらった。練り板や練り棒もここで揃えてくれたらしい。
 そこでわたしはローラーや刷毛を探した。店主にも同じようにローラーのせつめいをしたけれど、わからなかったようだ。幅広の刷毛はあったけれど、ローラーは残念ながら売っていない。

「おい、マイン。ローラーってやつ、見当たらないみたいだけど、どうするんだ?」
「まぁ、刷毛で一度やってみるよ。どうしても無理そうなら、鍛冶工房で注文する」

 口で説明してわかってもらえなくても、図を描いたり、サイズを細かく指定したりすれば、鍛冶工房のヨハンはきっとわかってくれるはずだ。

「お前の説明で本当にわかればいいけどな」

 ベンノに鼻で笑われながら買い物を終えて、わたしはルッツと一緒に家へ帰る。
 二人で手を繋いで歩いていると、秋を感じさせる涼しい風が吹き抜けていく。のんびりとした気分で家に向かって歩いていると、ルッツが「明日が楽しみだな」と言った。

「え? なんで?」
「兄さん達に頼んでた板、彫り上がったからだよ。……言ってなかったか?」
「聞いてないよ!?」

 わたしが思わず叫ぶと、ルッツはポンと手を打った。

「あぁ、買い物の前に興奮させたら、後が面倒だと思ったんだ。帰ったら家に持っていってやるよ」
「わぁい!」

 ルッツのお兄ちゃん達に彫ってもらった版木を持って、ルッツがウチにやってきた。
 渡された版木を見てみると、指定通りに彫ってくれているが、ところどころに失敗している箇所がある。

「マイン、兄さん達から伝言。この仕事は細かすぎてきつい、ってさ」
「……うん、版木見れば、何となくわかった」

 ルッツが言いにくそうに伝言を口にした。
 勢い良く削りすぎたのか、ちょっと線がはみ出ていたり、えぐれていたりしている。版画を作るという作業に慣れていないせいもあるかもしれないが、ヴィルマの絵の細かさが難易度を上げているのだろう。

「お兄ちゃん達には頑張ってもらったから、料金は決めていた分より奮発しておくね」
「あぁ、助かる」

 しかし、木工工房で働くラルフやジークが嫌がるということは、絵本のページ数を作るのは簡単には行かないということだ。

「うーん、この版木でいい感じに仕上がったら、インゴさんの工房に彫りを頼むことも考えようかな?」
「……そうだな。ちゃんと工房を通した仕事にした方が良い。ちょっとしたお小遣い稼ぎと思うには、仕事内容が細かすぎるみたいだ」

 ルッツの言葉に頷きながらも、わたしは絵本の原価が更につり上がるのを感じて、気が重くなった。

「それで、どうやって刷毛を使うんだ?」

 ルッツはすでに刷る方へと思考が向かっているらしい。買ってきた刷毛をバッグから取り出して、毛先をいじり始めた。
 わたしは自作の馬連と失敗作の紙を自分の木箱から持ってきて、木版画のやり方を説明する。

「まず、こうして下に失敗作の紙を敷くでしょ。その上に版木を置くの。次に水を付けた刷毛で紙をうっすら湿らせておいて、版木にも水を含ませる。それから、ペタペタとインクを塗ってね。こうやって刷毛の毛先で刷りこむようにして、インクが均等になるように気を付けてね」

 何も付けていない刷毛を板に擦りつけて、わたしはルッツに示す。ルッツは書字板にメモを取りながら、やり方を見ている。

「この時にね、ローラーが欲しいんだよ。ゴロゴロザーッと均等に塗ってしまいたいんだけど、今回はないから、諦めて。それで、インクが塗れたら、上からこうしてそっと紙を置いて、あて紙をして、この『馬連』でくるくる回すみたいに擦って、インクをしっかりと付けるんだよ。満遍なく均等な力で擦ってね」

 わたしが自作の馬連で紙の上にくるくると円を描くように擦っていると、ルッツは「また妙な物を作ってると思ってたけど、必要なものだったんだな」と呟いた。

「これで、ゆっくり剥がして、乾かしたらできあがり」
「……やり方はわかった。明日、早速やるだろ?」
「うん」



 次の日、わたしはおっかなびっくり神殿に行き、神官長と顔を合わせたけれど、神官長は何も言わなかった。全く何事もなかったかのような無表情で、淡々と執務の指示を出してくる。
 最後まで何も言われずにお手伝いを終えることができて、わたしはホッと息を吐いた。

 ……よーし、最大の難関は越えた。あとは版画だ。

「では、本日はこれで失礼いたします」

 わたしはこれから作る木版画で頭をいっぱいにして、鼻歌でも飛び出しそうな気分で神官長の部屋を出る。閉まった扉の向こうで「……あれで話の全てが終わったと思わぬように」という呟きが漏れたことは全く知らなかった。

「マイン様、ずいぶんと機嫌が良さそうですね」
「神官長のお手伝いも無事に終わって、これから、工房で絵本作りですもの」

 フランにそう答えている頃は軽く鼻歌交じりで、昼食を終えて、マイン工房に着くころには上機嫌で少しばかり興奮状態になっていた。

「お待たせしました。早速、刷り始めましょう。さぁ、ルッツ。やってちょうだい」

 マイン工房に行くと、ルッツはすでに木版画のための準備をほとんど終えていた。失敗作の紙を台の上に敷いて、その上に版木を置いてあるのが見える。台の周囲を興味深そうな顔で子供達が取り囲んでいた。
 わたしが台のところに向かうと、見やすい特等席がざっと空いた。わたしのための場所を空けてくれたので、そこでルッツの仕事を見守る。

「マイン様、これがどうなるのですか?」
「うふふ、楽しみに見ていてちょうだい」

 ルッツが刷毛にインクを付けて、板を真っ黒にしていくと、子供達から興奮の声が上がる。

「わぁ、真っ黒!」
「何にも見えなくなっちゃったよ!」

 子供達の歓声にルッツは少し眉を上げただけで、淡々と作業を進めていく。インクが乗った版木にフォリン紙をそっと置いて、昨日説明した通りにあて紙をして、馬連で擦っていく。

「あ~、面白そう。やってみたい」
「わたしも、わたしも!」

 馬連が止まって、あて紙が退けられて、ルッツの指が紙の端にかかる。わくわくしながら見守る中、そっと丁寧に剥がしていく。ぺらりとめくられた紙には思っていた通りにインクが付いていて、わたしが知っている木版画ができあがっていた。

「うわぁ、絵になってる!」
「真っ黒だったのに、白い線があるよ!」

 子供達は真っ黒になった板から、絵が浮かび上がっていることに満面の笑みを浮かべて、きゃあきゃあと嬉しそうな声を上げた。
 子供達に紙漉きの作業に戻るように指示を出して解散させると、わたしはルッツと二人で刷り上がった絵を見つめる。

「どうだ、マイン?」
「……微妙」

 わくわくしながら、紙をひっくり返すのを待っていたわたしの第一感想は、それだった。
 麗乃時代に小学校の図画工作でわたしが作った物とは違って、多少手が込んで芸術的ではある。わたしやルッツが彫るよりは、お兄ちゃん達に頼んで正解だったと思う。

「木版画として見るなら、別に失敗ではないと思うの。ただ、絵本には向かないよね?」
「そうだな。字も読めなくはないけど、黒に白文字って、ちょっと読みにくくないか?」

 黒背景に白文字はやはり見難いし、鏡文字に失敗しているところもあった。これはわたしの失敗だが、絵と文字を一枚の板でやってしまったので、直そうと思えば全体を直さなくてはならない。
 それから、ところどころ失敗している絵が怖い。彫り慣れていないせいもあるし、木版画自体があまり細かい表現が得意ではないせいもある。これで絵本を作っても、かなり取っ付きにくいと思う。

「文字は判子の方がいいよね? 全文を判子状態で彫ってもらった方が良いかな?」
「……ただでさえ、細かいのが多すぎて、割に合わないって、言われているのに、全文を判子状態にするのは無理だろ?」
「だよねぇ……」

 文字の通りに彫るのと、文字の周りを彫って文字を浮かび上がらせるのでは労力も時間も全く違うだろう。

「もうちょっと考え直した方が良さそう。木版画は少なくとも絵本には向かないみたいだもん。絵も黒い部分が多くて、ちょっと怖いし」
「……だな」

 刷れた紙を壁際の棚の上に置いて、ルッツは道具を片付け始める。微妙だと思った物をいくつも刷っても意味がない。

 ……うーん、ヴィルマの絵だったら、銅版画の方が似合いそうだけど……。

 銅版画を始めるにも、パンドラーや硝酸なんかの腐食剤が簡単に手に入るかどうかわからない。代用できる物を自分で探すのも正直面倒くさい。そして、幼い子供が出入りする工房で、できれば危険な薬品は使いたくない。

 ……どうしよう?

 今までは失敗したところで大して落ち込みはしなかったけれど、今回はヴィルマに絵を描いてもらって、お兄ちゃん達に彫ってもらった物が失敗したのだ。ダメだったとは報告しにくいし、成功する目途が立っていない状態で、次も力を貸してほしいと頼みにくい。

「何を考えているんだ?」

 片付けを終えて、ルッツが戻ってきた。

「もういっそ、子供用の聖典は絵を付けるのを止めようか? 絵なんてなくても、字が書かれていれば、本としては十分じゃない?」
「……オレは別に本に対して思い入れはないからそれでもいいけどさ」

 ルッツは言葉を止めて首を傾げると、わたしを見た。

「絵がない本を絵本って言うのか?」
「言わない。だから、もう絵本じゃなくて、普通の本にすればいいと思う」
「……でもさ、初めての絵本は、可愛い弟妹に贈る初めてのプレゼントだって言ってなかったか?」
「ハッ! そうだよ! 妥協はダメ! 絶対に素敵な絵本にしなくちゃ!」

 一度や二度の失敗でへこたれてはいけない。木版画以外のやり方を考えなければ。
 木版画の絵本は微妙な結果に終わりました。

 次回は、白黒絵本です。
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