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…とあるマサルの日常その3

「やぁ、今日も元気そうで…ってオイ!噛むなって!ちょっと餌なら置いただろ!………分かったお前は悪い子だ!とりゃ!」


その日マサルは魔物の蟻に餌をやっていた…そして蟻に襲われていた。蟻の餌は肉なら何でも良く魔物等を間引きして倒したモノを回収して与えている。当初スライムの餌となる予定だった生ゴミの半分は蟻の餌になっていた。蟻は流石の昆虫というかなんというか知能は決して高くない、その為に与えられた安全な餌ではなくマサルに襲いかかってくる蟻も少なからずいるのだ。なぜ蟻に餌を与えているのかって?そりゃあワームちゃんの餌になるからだ。

ワームは魔物の中でも益虫の部類に入り、人はまず襲わないし昆虫系の人間には害となるモノを餌として生き、素材は希少で便利、そして旨い(らしい)のだ。なりよりワームの生息する土地はその糞によりとても栄養素が高く植物がよく育つのだ。


つまりマサルは蟻に餌をやり増やしワームに餌として与えて出来た土を使って農業をして植物を育てて、それを更に家畜や魔物の餌として与え増えたらまた蟻に与えというサイクルを作ろうとしているのだ。

その中で過剰分の魔物や家畜の人が喜ぶ部位の肉や、蟻の甲の素材、ワームの素材や肉、育てた作物などが街に残るというなかなかのシステムである…がこれを永続的に続けるのは難しかった。何しろ魔物の蟻はそれなりに強く数が多い為危険な事、ワームが豊かな土を作っても普通の人には土の入れ替えなんて出来ないし運搬もとても重労働なのだ。なのでマサル専用チート狩猟&農法なのである。



「はぁ…今日もめっちゃ蟻の残骸が出来たな…相変わらずグロいし臭くて敵わんわ…。」


この手の愚痴は毎回出てくるし、街の皆は止めて良いのだと言ってくれるのだがマサルは半年もの間、10日のサイクルのうち3日は蟻とワームと戯れているのだ。

それは何故かって?もちろん儲かるのだ。蟻の甲は一番良い部分だけを集めて軽鎧にすると狩人や若手の冒険者がちょっと手の出ないくらいの値段になるし、ワームの素材は更に貴重で高価だ。なりより…マサルの経験値稼ぎとしては狩っても狩っても同じ場所で山ほど出てくるこの蟻たちは格好のカモなのである。この世界でレベルが上がるという事はそれだけ死ににくいという事で自分自身の安全マージンの値を上げる事になる…つまり生きる事に必死なだけなのである。


「早くお風呂に入りたい!」


そう叫びながらマサルの苦行は続いていく。


******

鳴海 優(20)

職業《冒険者》

所属《冒険者ギルド》

称号《使徒》《強運》《魔獣の狩人》《虫の天敵》《開発者》《開拓者》《無類の生産好き》《スキル収集家》《賭けの景品》《転移者》

レベル 39→49

生命力 299→347

魔力 360→404

力 151→160

体力 122→130

精神 107→114

素早さ 115→121

運 48→53


スキル《剣術3→4》《体術3→4》《弓術2→3》《治癒魔法2→3》《鑑定4》《探索3→4》《解体4→6》《採掘4》《伐採3》《農業4→6》《鍛冶4→6》《石工7→8》《木工5→6》《革細工4→5》《調合4》《土木5》《建築3→4》《算術4》《美術4》《歌唱3》《言語翻訳》《収納空間》《地図》

******


とあるマサルの日常シリーズは失敗でしたね…明らかに作者が空回ってますw完全にノれてなかったので………また機会があれば3話ぶん大幅修正するかもです。

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