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家に帰ろう

「溶岩の流れる河があるって聞いてたから行きたかったけど1度獣人たちを連れて帰ろう。」


魔熊退治に大いに喜びあい、酒も殆どないというのに皆ぐでんぐでんになるまで騒いだ翌朝に出した決断だ。


「もう行ってしまうのか!?もう少しここに居てくれても構わんのだが…井戸にはポンプとやらまで設置して貰って、全く恩を返せてないではないか…。」


「恩だなんて…あっ!…ボッツ爺、あんた植物を育てたりが得意なんだろ?手の空いてる奴らを使って香辛料になる植物を集めて育て増やして欲しいんだ。」


そう言ってアイラセフィラに貰った香辛料のリストの写しを渡す。見た目での特長や植生についても詳細に書いてあるので幾つかは見付かるだろう。


「これを集めておけば良いのじゃな…かなりの種類があるがこれが食べられるのじゃな…。」


「違ったりしたら危ないと思ったらまた近いうちにくるからその時に見せてくれたら良いよ。この集落までは15kmちょっとくらいだろうからすぐに来れるしな。」


本気で走れば余裕で来れる距離である。


「それに獣人の数も多いし食料的に負担をかけるのもアレだしな…香辛料もノームの特産物に出来る様に頑張ってくれ。」


「おいおい、それじゃあ恩返しにならんだろ…こっちばかりが良くして貰ってるじゃないか。」


「前にアデリナにも言ったけど良いんだよ、何でもかんでも全部は自分で出来ないからな…まぁ、取り引きの時に少し優遇してくれたら助かるよ。」


あんまり街や集落同士の取り引きが発展してないせいもあって欲がないのも良し悪しで将来的な事も考えると目先の物よりは信頼をとって色々と仕事を委託した方が互いの生活が向上するだろうという打算もある。


「経験と知識で言わせて貰うなら余裕がないと文化は育たないからな…もっと楽に衣食住が確保出来るようになってから色々と無駄な事をして、その中から新しい事が生まれたらって感じかな。」


日本だって漫画やアニメなど様々な文化が生まれるのはきっと生活にある程度の余裕があるからなのだろう…生きる事に一生懸命な場所では絶対に育たないものも在るのだ。


「という事でまた何かあったら宜しく!」


輸送用のトロッコでも作れたら便利かもな…などと思いつつ我が家に帰る準備を進めるのであった。

今回はちょっと体調悪いので短めなのです。


ポケモンムーンをプレイしてるせいじゃないですからねw

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