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目的でしたっけ?

「わたしは欲しい物があって、ここに来ました。一つは海水、もう一つは貝殻ですね。それを手に入れる為にはまず水瓶と木箱…入れる容器ですね。それと持って帰る時に必要な荷台。これは手押し車みたいな物を考えています。農具や工具もあれば助かりますし、魚の干物ってここの住民の人帰ってきたらお礼に貰えたりしないですかね?あと何かあったかな…。」


「ちょっと待ってくれ一辺に言われても分からない。水瓶と木箱と手押し車に干物くらいなら手配させよう。ここの人達も村を守った人達への礼にと言えば嫌とは言わないだろう。農具とか工具は少し大きな街にいかないと余分には置いてないだろうから私達の拠点の街まで来ると良いだろう。海水と貝殻だったかな?それは何に使うのか聞いても良いかな?」


思い付く限り言ってみたのは良いけど意味不明って顔をみんなしてしてますよ?


「海水も貝殻も土壁の材料に使うのですよ。詳しくはわたしも色々あって言えないですが私の故郷でやってた手法で少しでも生活環境を整えられないかな?と思って。」


「土壁ですか?何か特別な技術なのでしょうね。余計な詮索はしない事にしておきましょう。こういう技術に関わる事は繊細ですからね、良い技術なら教えて貰いたいとは思いますが無理にとは…。」


この人は商売には向いてないな。教えてオーラが面白いくらい出ている。


「クック隊長の弟さんが大工でしたっけ?結婚した嫁さんの家を継いだっていう。腕が良い自慢の弟さんなんですよね?」


なるほど、それなら面白い技術や新しい技術は欲しいのも頷ける。


「ハボック!それは!」


「いやぁ、さっきので然り気無く聞いてたつもりならクック隊長には悪いけど大工継がなくて良かったっすね?としか言えないですね。」


「ガイお前まで!」


なかなか弄りがいのある素敵な上司で結構だな。どこまでが天然なのかは分からないが。


「腕が良いっていうと、もしかしてスキル持ちです?」


「「「「「「………………。」」」」」」


あっ、睨まれた。


「スキル?お前さんそういうのはマナー違反だぜ?それとも何か?スキル持ちの技術者に興味でも?」


「あっ、いや。興味というか…俺も木工と土木のスキル持ちなんで腕の良い大工さんって聞いて気になって。」


「「「「「「…………………。」」」」」」


その空気はいやん。照れちゃうじゃない。


「うちの実家に就職しないか!」


「隊長…それ間違ってるから。勧誘するなら騎士団の方ッスよ?」


「だって、騎士団の方はもう断られてるしさ!」


「どっちも却下だから。」


「「「「「「………………。」」」」」」


それもう良いから。


「教えて貰いたいんですけど、こっちではスキルの扱いってどうなってるんですか?確認方法とか雇用方法とか…あとは給料?」


「こっちでは?他にどっちがあるのかは国を守護する者として聞かせて貰うとして質問には答えよう。スキルはさっき君が見せたギルドカードで行う、12歳で成人したら仕事につく前にギルドカードの発行をして自分のスキルを確認する。この時に初めて自分のスキルを知るんだ。これは貴族だろうが王族だろうが全員だ。12歳以下ではカードが何故か作れないからな。これが一般的に成人の儀式になっている。カードの表示は基本的に自分の名前と所属しているギルドが表示されているが、本人の任意に限りステータスやスキルが表示される。まぁ、その時点でスキル持ちなんか20人に一人くらいしかいないけどな。」


なるほど本人にしかスキル等は表示されないならむやみやたらにスキル所持者(ホルダー)なのは知られないと。というか20人に一人?それおかしくない?だって女神が普通の人でも1個か2個って言ってたんだよ?ええい分からない事は聞く!


「普通の人でもだいたい1つか2つくらいはスキルを持ってるんじゃ?」


「それは大人になって死ぬまでに1つか2つはスキルが付くって意味だ。戦いに出る兵士や騎士、冒険者なんかはもう少し多いが職人が自分の仕事に関わるスキルが付く事なんぞあんまり聞かねぇな。」


完全にやらかしたみたいですね。まぁ、良いや!気にしても過去は変わらないさ!


「で、君は何処の人間だい?教えてくれるよね?ギルドカードの機能も知らないなんて明らかにおかしいよね?なのに自分のスキルは分かる?意味が分からないね。記憶が無いとかベタな言い訳は言わない方が良いよ?色々面倒な事になるから。」


「えっと、面倒な事っていうのは具体的に言うと?」


「審議官っていう真偽が分かるスキル持ちの前でスパイじゃないかとかの取り調べかな?」


やっぱりこいつら面倒事だったか。自業自得?他人のせいに出来る事は他人のせいで良いじゃない…心の平穏の為ですよ。

あんまり読み返したりしてないのでおかしかったりしたらご指摘下さいませ。この作品は作者の思い付くままに時間のある時に書かれているので安定とかって枠からは色々はみ出しております。


そろそろ設定やステータスくらいメモして管理せねばw

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