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卒業
作:choro


3年、中学最後の年。
同じクラスの男の子を好きになった。

彼は明るくて面白くて、おとなしい私にも声をかけてくれて・・・
特に顔がいいわけじゃない。
でも彼はみんなの人気者。


あるとき、彼は私の眼鏡をとって、こう言った。
「唯ちゃんは眼鏡取ると可愛いんだよね。」
誰にもそんなこと言われたことなかったからすごくうれしかった。
それからコンタクトを作りに行った。
彼がそう言ったからじゃない、ほんとにそろそろ作ろうかと思ってたんだから。
コンタクトにした私はすこ〜しだけ自信を持った。

それから一年、いろいろあった。
すごく楽しかった。



今日は卒業式。
高校が違うから、もう彼に会うことは無いかもしれない。
でも私はこの気持ちを伝えようか迷ってる。
だって彼には彼女がいるっていううわさがあるから。
同じクラスの子。明るくてしっかり者のクラスの中心的な子。
うわさだからほんとの所はわからない。
あ、彼が卒業アルバムを持って、みんなのメッセージを集めてる。
私のとこにも来るかな?


「はい、唯ちゃんも書いて。」
「うん。」
私の前には彼女の字。
大好きだよって書いてある。
私が、ここに大好きって書いても、それは単なる友達として。
私の気持ちが伝わるわけじゃない。
書こうかな、やっぱりやめる。
その代わり、一年間の思いをこめてこう書いた。






将ちゃんと一緒に居られて楽しかったよ。ありがとう。


p.s 私はあなたから卒業します。














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