| 紅挽歌〜怪魔園鬼文〜(9/9) |
エピローグ
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ついに、完成です。自身初の長編小説第一弾が。ずっと、自分はこのあとがきの最初の一文を、どういうテンションで書くのだろうと思ってきたけど、いざ書いてみると、なんとも凡庸な始まり、出だしになってしまった。捻りの欠片も無いな。 本作品の原案は、もう三年以上前にはあった。その頃にはまだ、主人公の名前と敵の名前しかなく、具体的なストーリーも何も無く、さらには明菜の武器すら、違っていた。確か、最初の頃の彼女の武器は魔力を込めたマシンガンだったと思う。それが魔力を込めたチェンソーに代わり、今の魔力を込めた右腕へとなって落ち着いた。 結局、最初の原案だけ考えるだけ考えて、ネタは大分ほったらかしで眠らせておいたのを、今になって引っ張り出してきたのには訳も何も無い。ただ、書いてみたくなっただけ。紅明菜の物語をちゃんと書いてみたくなった。 副題の「怪魔園鬼文」も、元々はそのタイトルで独立した作品となる予定だった。大学時代の話だ。通っていた大学を少しいじって舞台にして、話を作ろうとしたが、結局頓挫してしまった。今回、学園モノということで、そのタイトルを流用した。第一弾を学園モノに据えたのに深い意味は無いが、どこかで頓挫してしまった学園モノにケジメをつけたかっただけなのかも。自分でもよく分からない。その辺りはたぶん、ノリだと。 今回書くにあたり、大まかなアウトラインを考え、肉付けという形で本編を書き起こしていった。そのやり方を採用したおかげで、頓挫したり、収拾がつかなくなることは防げた。が、それでも完成までに一年近くかかってしまったのは、偏に、作者の力量と才能不足のせいである。元々、専業作家ではなく、堅気の仕事をしているので、時間的制約も多く、物語の前半は漫画喫茶に篭って書いていたので余計に時間がかかってしまった。中盤以降からパソコンを手に入れて、より手軽に書けるようにはなったが、筆はなかなか進まず、二、三行書いて一日の分を終えることも決して稀ではなかった。もし売文を生業としていたら、とっくに餓死していたかと思い、肝が縮まる思いだ。 いずれにしても、作者の処女作品はここに生まれた。紅明菜の物語はそして、これで終わりではない。既に続編の企画が待機済みだ。さらに作者としては、別の作品の原案もどんどん生まれている。次に世に問う作品が、紅挽歌の続編であろうと、全く別の作品であろうと、その完成がいつになるかは未知数だが、書く題材と、エネルギー、体調であるうちは、自分は何かを書くことをやめることはないと思う。なぜなら、たぶん自分はそういう形に生まれたのだから。モノを書くという形に。 †VIOLET ZAX† |
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