FBIから来た女:1〜リアン・ハートネスとジンの章(98/111)縦書き表示RDF


FBIから来た女:1〜リアン・ハートネスとジンの章
作:ユーリ



ファイル98:コナンと哀の恋運動会『後編』


騎馬戦がコ哀と如月の一騎討ちになった頃、教師席では・・・

「クソ!!」

「やられた!!」

何やら教師達が声を上げていた。

そんな中で小林先生は、『さあ、約束です。』と言って手を差し出していた。

それを校長が見ていた。

竜司郎
「教頭先生。あの騒ぎはいったい?」

かたわらにいた教頭に尋ねる。

「ああ、あれは賭けです。どのチームが勝つかで。」

竜司郎
「何!許可したのかね?」

「ええ、ちょっとぐらいならと思いまして・・・」

「お、おのれ!」

そう言って騒いでる教師達の元に、竜司郎が現れた。

「校長先生!!」

固まる教師達。

怒られると思ったのだ。

竜司郎
「君達・・・ワシもその賭け、乗った。」

その途端、その場の全員がずっこけた。

実行委員の懐が広いのも、何となく納得できる。





コナン
「いくぞ、哀!!」


「はい!!」

ビリー・風月
「来い!!」

ガキィン!!

ガガガガガガガガガガガガガガがガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!!

ババッ!!

風月
「くっ!!」


「・・・」

『攻防!ものスゴい攻防だー!!』

「スゲー!!何なんだ、あの2人!?」

ビリー
「大丈夫か、風月!!」

風月
「ま・・・まだやれる・・・」

鷺宮
「たかが運動会だよ?そんなにムリしなくても・・・」

風月
「たかが?私は・・・哀ちゃんに負けたくない!!これはプライドの問題よ!!」

ダッ!!

風月
「喰らえ!灰原哀!!」

ギュオッ!!

『ケ、ケリだー!!これは本当に騎馬戦かー!?』

ドゴォーン!!

『灰原騎吹っ飛んだー!!白組の勝利決定ーィ!!』

ガシィ!!

コナン
「フン!」

『ーっと!墜ちていないィ!!灰原騎、まだ生きている!!』

風月
「な、なんですって!!効いてない!?」

ビリー
「(イヤ・・・江戸川が一瞬灰原を押し上げたんだ!彼女へのダメージを最小限にとどめるために!!瞬時の対応力、そして運動量・・・やるな、江戸川!!)」

志田
「ちと厳しいな・・・」


「え・・・?なんで?」

浅井
「江戸川はあの体制じゃろくに動けねぇ・・・もう反撃は出来ねーよ。」


「あ・・・」

ユリ
「サンドバッグってワケね・・・」

ドカッ!!

『強襲ーゥ!!まともに入ったー!!!』

バチッ!!

ビリー
「何!?」

コナン
「効かぬわ!!」

『なんと江戸川選手、キックを弾き返したー!!』

ビリー
「(私のケリを・・・なんてヤツだ!!)」

ドドドドド・・・

『あーっと如月騎!ものスゴい速さで灰原騎に迫るー!!』

風月
「私は・・・負けない!!」

グァッ!!

『ト・・・トールハンマー!!早い話が、ラリアットー!!』

フッ・・・

風月
「何!消えた!?」

グッ!

グォッ!!

ドサァッ・・・

風月
「ぐは!!」

ストッ・・・

『し、神技炸裂ー!!妖精の舞だーっ!!!』


「え・・・あれ?」

風月
「うぅ・・・」


「か・・・勝っちゃった・・・」

ピィィィィィ!!

『時間です!激戦を制したのは、赤組!!1位の座を守りましたー!!!』





その後も競技は進み、6年生の見せ場・組体操も終わって、いよいよ残り3種目となった。

1種目は、6年生達による借り物競争である。

「位置について、ヨーイ。」

パーン!!

一斉にスタートし、そして紙を取っていく。

歩美
「一体何が書いてあるのかな?」

歩美が言う。

すると、1人が1年生の赤組の観客席の方に走って来た。

「?」

みんながそう思う中、その選手が叫んだ。

「江戸川君と灰原さんはいますか?」

コナン・哀
「!!」

2人は驚きながら前に出る。

コナン・哀
「何ですか?」

「説明しているヒマ、なし。」

そして強引に連れていかれ、3人はゴールした。

もちろん、その選手は1着だった。

コナン
「あの、なんでボク達を?」

コナンが聞くと、上級生が『これだよ、これ』と紙を見せる。

そこには『お似合いのカップル』と書かれていた。

コナン・哀
「/////・・・/////」

それを見て、コナンと哀は真っ赤になった。

「他にもカップルはたくさんいたけど、君達2人が一番お似合いのカップルだったからね。」

それを聞いてさらに真っ赤になりながら、2人は思った。

コナン・哀
「(/////誰だよ、こんなの書いたの?/////)」

その犯人は、主賓席で1人笑っていた。

竜司郎
「ホッホッホッ・・・」

そう、植松竜司郎校長だった。




借り物競走も赤組がリードし、いよいよラスト2種目となった。

最後の2種目は、1年生による4組対抗リレーである。

まずは女子の部だ。

赤組
第1走者−池野雅美(いけの まさみ)
第2走者−金田一ユリ
第3走者−剣野刃
第4走者−吉田歩美
アンカー−灰原哀

白組
第1走者−釘宮由貴子(くぎみや ゆきこ)
第2走者−中島知美(なかじま ともみ)
第3走者−伊賀勇美(いが いさみ)
第4走者−東尾マリア
アンカー−如月風月

後は長いので省略。

『よーい、スタートォ!!』

まずは、赤組の1番手池野雅美と、白組の1番手釘宮由貴子が走る。

池野雅美
「いける!!」

釘宮由貴子
「くっ・・・」

雅美はそのまま、第2走者のユリにバトンを渡した。

パシッ!

ユリ
「いただき♪」

ダッ!!

ユリは走り出したが、少し足が遅い。

白組第2走者の中島知美は、陸上部の選手だったので、一瞬抜かれた。

ユリ
「ゲッ・・・」


「ユリちゃん、急いで!!」

ユリ
「う、うん・・・」

知美が、第3走者の伊賀勇美にバトンを渡した。

パシッ!

ダッ!!

勇美もかなり足が速い。

しかし、赤組の3番手は刃だ。

そんな差など、すぐに巻き返せる。

ユリ
「刃ちゃん、お願い!!」

パシッ!!


「任せて!!」

刃はユリからバトンを受け取った。

刃「行くでぇ!!」

ドギャ!!

刃は猛スピードで、勇美を追い始めた。

伊賀勇美
「は、速っ!!」

あっという間に勇美を抜き去った。

勇美
「ヤバッ!抜かれた!!」


「歩美ちゃん、パス!!」

歩美
「う、うん・・・」

パシッ!

だが、何か様子がおかしい。

歩美
「(うっ・・・足が痛い・・・)」

実は歩美、騎馬戦の時に妙な落ち方をしたらしく、左の足をくじいてしまったのだ。

歩美
「(せめて、哀ちゃんにバトンを渡すまでもちこたえて!私の左足・・・)」

しかし、そう甘くはなかった。

歩美
「あっ!」

歩美はついにコケてしまった。

ドサッ!


「歩美ちゃん!!」

その間に抜き去った4番手のマリアが、アンカーの風月にバトンを渡した。

歩美
「哀ちゃん、後はお願い!!」


「うん!!」

しかし、風月は哀の予想以上に速かった。


「ああっ・・・お願い、追いついて!私の足・・・」

だが哀の努力もむなしく、風月の勝利に終わってしまった。

結果、赤組は白組に3点リードされてしまう。

すべての勝敗は、最後の種目、男子の部の4組対抗リレーで決まるのだ。

赤組
第1走者−片瀬正幸(かたせ まさゆき)
第2走者−志田義幸(しだ よしゆき)
第3走者−日下康宏(くさか やすひろ)
第4走者−浅井光孝(あさい みつたか)
アンカー−江戸川コナン

白組
第1走者−綾崎隼人(あやさき はやと)
第2走者−鷺宮卓(さぎのみや すぐる)
第3走者−小嶋元太
第4走者−円谷光彦
アンカー−ビリー・ホーガン

やっぱり後は長いので省略。

『よーい、スタートォ!!』

パーン!!

まずは1番手の片瀬正幸と綾崎隼人がスタートした。

2人の速さは、ほぼ互角だ。

続いて、2番手の志田と鷺宮。

鷺宮が、若干遅い。

続く3番手の日下と元太は、日下の方が速かった。

しかし、4番手の浅井は光彦にわずかながらリードされてしまう。

そして、光彦はアンカーのビリーにバトンを渡した。

続いて、浅井がコナンにバトンを渡す。

光孝
「後は頼むぜ、大将!!」

コナン
「任せとけ!!」

パシィ!

ドギャ!!

コナンはバトンを受け取った瞬間、猛スピードを上げた。

そして、見る見るうちにビリーに追いついていく。

ビリー
「な、何!?」

コナン
「オレは絶対に負けねぇーっ!!」

そして、ついにコナンはビリーを抜き去った。

ビリー
「!!」

コナンはそのまま、1着でゴールインした。

パァン!!

『ゴール!!土壇場で江戸川君がビリー君をくだし、見事赤組が優勝を収めましたーっ!!』

コナン
「か、勝った・・・」

ビリー
「江戸川・・・」

コナン
「ん?」

ビリー
「どうやら、ただ勝利を望んでいた私よりも、恋人のために全力を尽くした君の方が勝っていたようだ・・・この勝負、私の完敗だ・・・」

コナン
「ビリー・・・って、何を・・・!!」

ビリー
「フフフ・・・」

ビリーはクスクスと笑う。

哀はムキになるコナンを見て、頬を真っ赤に染めていた・・・




その帰り道・・・

コナン
「哀、優勝できたな!!」


「うん!!」

コナン
「今日は祝勝会だな!!」


「博士に何かごちそうしてもらいましょ!!」

コナンと哀は、手をつなぎながら阿笠邸へと向かった。

そんな2人を、黒い帽子にロングヘアーの男がジッと見つめていた。

「・・・」

カシャ!!

男は2人の写真を携帯のカメラに収めると、足早にその場を立ち去った・・・


作「さて、生対談もいよいよ最終回!!今回のゲストは・・・」
ジ「オレだ。」
作「ジンでーす!」
ジ「それにしても、あんな所にオレを登場させて良かったのか?」
作「大丈夫だよ!あれは遊びに行った帰りって事にしてあるから・・・」
ジ「そうか。しかし、生対談終わらして後どうするんだよ?考えはあるのか?」
作「当然!!まず最初にやるのは、コナンの正体を知っている人達集(オリキャラ含む)!!」
ジ「また突発的な内容だな、おい・・・それより、今回の話ではオレを殺すなよ?」
作「さーて、どうしようかねぇ〜?」
ジ「ぐっ・・・」
作「まぁ、安心したまえ。今のところは死なないから・・・」
ジ「今のところは・・・?」
作「じゃあ、後はよろしくね!!」
ジ「今回の話は、山口多聞さんからアイデアをいただきました。どうもありがとうございました!それにしても、『今のところは』ってどういう意味だ・・・?」











ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう