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FBIから来た女:1〜リアン・ハートネスとジンの章
作:ユーリ



ファイル89:束の間の休息『松葉と鈴也の場合』


大阪



鈴也達5人はいつものように、松葉の店にやって来た。

『桜野亭』

ガラッ!

鈴也達が店にやって来た時、ちょうど松葉は厨房にいた。

松葉は厨房から出てきた。

松葉
「いらっしゃいませー!って・・・なーんだ、鈴也達か・・・」

鈴也
「『なーんだ』とは何だよ!せっかくオレ達が来てやったっていうのに・・・」

雷薙
「松葉ちゃん、お昼を食べに来たよ!」

清兵衛
「早く何か食わしてくれー。」

松葉
「ハイハイ・・・厨房に行ってくるから、ちょっとテーブルで待っててよ。」

そう言うと、松葉は厨房に消えた。

数分後、松葉がテーブルにやって来た。

松葉
「今日は何が食べたい?」

鈴也・メトロ・清兵衛・フレア・雷薙
「ドリンクバー!!」

松葉
「ドリンクバーは食べ物じゃないのよ?」

雷薙
「イヤね、この前テレビでマクドナルドのCMやっててさ・・・」

フレア
「一回やってみようって話になってね。」

松葉
「フーン・・・で?改めて聞くけど、何が食べたいの?」

フレア
「牛丼!再開してるよね?」

松葉
「ウチはずっと前から再開してるけど・・・」

メトロ
「ニシンそば!」

清兵衛
「オムライス!」

雷薙
「ウツボカレー!」

松葉
「ウ、ウツボ!?それ頼んだの、アンタで2番目よ?」

雷薙
「ウツボ食べたい。」

松葉
「わかったわ。で、鈴也は?」

鈴也
「オレ?じゃあ、シェフの気まぐれ定食を。」

松葉
「了解。待っててね。」

そう言うと、松葉は厨房に消えた。

しばらくして、松葉が料理を運んできた。

松葉
「はい!牛丼、ニシンそば、オムライス、ウツボカレー、お待ちどうさま!」

トン!

鈴也
「あれ?オレの定食は?」

松葉
「ああ・・・もう少し時間がかかるから・・・」

5分後・・・

松葉
「はい、鈴也!」

トン!

メトロ・清兵衛
「おお〜!!」

フレア・雷薙
「スゴ〜い!!」

シェフの気まぐれ定食は、とても豪華な料理だった。

だが、鈴也にはもっと気になる事があった。

鈴也
「なぁ、松葉・・・」

松葉
「なぁに?」

鈴也
「『なぁに』じゃないだろ!!なんだよ、このハンバーグの文字は!?」

ハンバーグには、ケチャップで『鈴也×松葉』の文字が描かれていた。

しかも、巨大なハートマークだ。

松葉
「あら、イヤなの?」

鈴也
「イヤに決まってるだろ!こんなの食べれるか!!」

すると突然、松葉は涙を見せた。

ジワ・・・

鈴也
「え!?」

松葉
「アタシ、アタシ・・・大好きな鈴也のために、一生懸命作ったのに・・・アタシの料理が食べられないと言うのね・・・」

松葉は泣き出した。

鈴也
「(ヤバい・・・!!)」

実は松葉、男勝りな性格のため、普段はあまり人前で泣かないのだ。

その松葉が泣くのだから、その効果は男に対しては抜群だ。

特に、彼女の幼なじみの鈴也に対しては・・・

鈴也
「わ〜!!止めろ止めろ、泣くな松葉〜っ!!!」

鈴也は松葉の幼なじみであるため、彼女の涙も何回か見た事がある。

その上、松葉が泣く時はたいてい、鈴也が彼女を悲しませた時に他ならないのだ。

そのため、鈴也は松葉の涙にとっても弱いのである。

鈴也
「頼むよ松葉、泣かないでくれ・・・メトロ達にこの事をしゃべられたら、メッチャヤバくなる・・・」

そう、鈴也が松葉を泣かしたなんて事がクラスメートにバレたら、鈴也は校内の松葉ファンクラブ全員を敵に回す事になってしまう。

松葉
「クスン、クスン・・・じゃあ、これ食べてくれる?」

松葉は潤んだ目で、鈴也を見つめた。

こうなると、鈴也はもう松葉に従うしかない。

鈴也
「わ、わかったよ。食べてやるよ・・・」

そう言うと、鈴也はハンバーグを切り分け、1つを口に入れた。

松葉
「どう?鈴也・・・」

鈴也
「お、おいしい・・・」

松葉
「ホ、ホント〜!!ありがと、鈴也〜っ!!」

松葉は鈴也に抱きついた。

鈴也は照れて赤面した。

フレア
「へー、そんなにおいしいの?」

清兵衛
「じゃあ、オレ達も一口・・・」

鈴也
「ダメ!!これはオレの分なんだからな!!」

松葉
「鈴也・・・」

雷薙
「ウッフッフッフッフッ・・・うまくいったね、松葉ちゃん♪」

松葉
「うん♪」

鈴也
「う、うまくいったって・・・まさか・・・!!」

清兵衛
「そうだよ。」

フレア
「アタシ達みんなで、鈴也君をハメたのよ。」

メトロ
「鈴也が、松葉ちゃんの事を真剣に好きかどうか確かめるためにな!!」

松葉
「鈴也、ごめんなさい・・・」

鈴也
「やっぱりかよぉ〜!!!」

この日、蜂野鈴也は今までで一番恥ずかしい思いをした。

だが同時に、とても幸せでもあった。

めでたし、めでたし♪♪


作「第37回生対談、始まり始まり〜!!」
松「よろしくお願いします。」
作「さて、今回の主役、松葉ちゃん!どうだった?」
松「恥ずかしかったです・・・でも、とても幸せでした!!」
作「まぁ、これは私が好きなパターンだからね・・・」
松「うれしいです!!」
作「でも、一筋縄ではいかないのが私流!!」
松「やっぱり、そうなるんですね・・・」
作「桜野松葉と蜂野鈴也、結婚までまっしぐら!かと思いきや、そこにまた新たな敵の罠が・・・」
松「作者さん・・・アタシ達をちゃんと結婚させてくださいね・・・」
作「もちろんだよ!心配するな!」
松「よかった・・・」
作「それじゃあ松葉ちゃん、よろしく!!」
松「次回も、絶対見てくださいね♪」











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