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FBIから来た女:1〜リアン・ハートネスとジンの章
作:ユーリ



ファイル88:束の間の休息『美保と仲間達の場合』


京都

白羽邸



弥生
「美保も情けないやっちゃな〜。一度ならまだしも、二度も怪盗キッドにやられるなんて・・・」

伊澄
「弥生・・・それは事前にキッドの事を美保に知らせていなかった私達のせいでしょ?」

弥生
「そりゃそうやけどさ・・・そういえば、伊澄。」

伊澄
「なぁに?」

弥生
「美保はそもそも、なんで怪盗キッドを捕まえようとしてるんや?」

伊澄
「そりゃ、あれでしょ。警視庁捜査2課の中森銀三警部。美保、彼の大ファンなのよ。」

弥生
「ハァ・・・なーんであんな冴えないオッサンのファンになるんやろうな、美保は・・・」



山王図書館



美保
「クッシュン!!」

弓雁
「どうしたの、美っちゃん?」

深雪
「カゼ?」

美保
「イヤ、どうせ弥生が私のウワサしてるのよ・・・」

美香
「カゼなのなら、早めに治した方がいいよ。」

エル
「カゼは万病の元だっていうしね。」

美保
「ありがと、3人とも。」

銀一
「そういえば、今日ここに何しに来たんだっけ?」


「銀一君、忘れたの?」

波香
「今日ここに来たのは・・・」

祐美
「神話に出てくる怪物の事を調べるためでしょ?」

銀一
「あ、そうだったっけ・・・」

美保
「山王市内1巨大な図書館であるここなら、調べられないものはないわ。みんな、手分けして本を探して!!」

銀一・深雪・美香・弓雁・エル・泉・波香・祐美
「了解!!」



2時間後・・・



銀一・深雪・美香・弓雁・エル・泉・波香・祐美
「ハァハァハァハァ・・・疲れた・・・」

美保
「みんな、お疲れ様・・・」

銀一
「まさか、全部の本を見つけ出すのに2時間もかかっちゃうなんて・・・」

深雪
「さすがは、山王市内ナンバーワンの規模ってトコかしら・・・」

美保
「見つかった本は、この3冊か・・・」

『ギリシャ神話辞典』
『神話の怪物達』
『世界神話伝説』

エル
「時間がないわ。手分けして一冊ずつ調べましょ。」


そして、30分後・・・


美保
「なんとか、調べ終わったわね・・・」

銀一
「まず、イフリートからだ・・・この本によると・・・『イフリートとは、ブタもしくはネコの姿をした魔神である。体の中に煮えたぎる灼熱のマグマを操り、すべてを燃やし尽くすといわれている。』か・・・」

深雪
「サイクロプスについての記述はこうだわ。『サイクロプスとは、巨人族の島に住むといわれる、1つ目をした巨人である。射撃の名手でもあり、狙った獲物を逃した事はないという。』・・・」

美香
「ゴーゴンについてはこうね。『ゴルゴンとは本来、頭髪が蛇である妖女の3姉妹、ステノ、エウリアレ、メデューサの事を指すが、ここでいうゴーゴンとは、その3姉妹の体が融合した巨大な妖女の事である。巨大な翼を持ち、空から獲物を狙う事も好む。』・・・」

弓雁
「次はドレイク・・・『ドレイクは巨大なドラゴンの事である。』・・・」

エル
「トードは・・・『トードは食いしん坊なカエルの魔神・・・異常なるコレクターでもある。』・・・」


「スフィンクスは・・・『スフィンクスはとても頭がいい魔神・・・敵の力を試す事もある。』・・・」

波香
「ワイバーンは・・・『ワイバーンはコウモリのような魔神である。プライドも高い。』・・・」

祐美
「スレイプニル・・・『スレイプニルとは、8本の足を持つ怪馬である。』・・・」

銀一
「あと、『雷を操り、荒っぽいタイタン』のティターン・・・」

美保
「そして最後が、『すべての悪魔の頂点に立つというダゴン』のダゴンってワケね・・・」

エル
「でも美保、どうしてこの事を調べてるの?」

美保
「当然でしょ。ヤツらペンデュラムアッドの中の『青の組織』は、私のおばあちゃんの仇・・・できれば、あの組織だけは私の力で倒したいのよ・・・」

美香
「美っちゃん、そうはいってもねぇ・・・」

深雪
「わかってるんでしょ?ヤツらがどれほど危険なヤツらなのか・・・」

弓雁
「だからこそ、美っちゃんが私達を巻き込みたくないって気持ちは、わからなくもないよ・・・」


「でもね、美っちゃん。私達みんな友達でしょ?」

波香
「友達なら、たとえどんな所にでもついていかなきゃいけないわ!!」

祐美
「私達の覚悟は、とっくの昔に決まってる!!」

エル
「美保、みんなで戦いましょ。深雪達も弥生と伊澄も、私も銀一も気持ちは一緒よ。」

銀一
「美保!!」

美保
「わかったわよ・・・みんなも一緒に連れてく・・・ただ、これだけは約束して・・・」

しばらく、沈黙が流れた。

美保が口を開く。

美保
「絶対に・・・死んじゃダメよ。どんな事が起きても・・・誰1人・・・死なないでよ・・・」

深雪・美香・弓雁
「当たり前よ!!」

泉・波香・祐美
「死ぬ気なんて、サラサラないわ!!」

美保
「みんな・・・」

エル
「フフッ・・・この子達、本当に頼もしい仲間よね・・・」

銀一
「美保、必ず生き残ろうな!!」

美保
「そうね。そして無事に生還して・・・あなたと・・・(あなたと結婚し、幸せになるわ・・・私・・・)」

美保と仲間達は、青の組織を倒したいという気持ちをより一層高めたのであった。


作「生対談も36回目だね。」
弓「そうですね。」
作「やあ、月島弓雁ちゃん。」
弓「初めまして。よろしくお願いします。」
作「今回は、みんなそれぞれ束の間の休息をするワケだけど・・・」
弓「コナン君達には、あまり休みがなさそうですねぇ・・・」
作「そうだねぇ。なんてったって、最後に控えてるんだもんね。」
弓「ああ、今から楽しみになってきましたよぉ〜・・・そういえば、ペンデュラムアッドの親玉ってあの10人の悪魔だけなんですか?」
作「ちがうよ。あの10人をまとめ上げる大ボスが、あと2人いるよ。」
弓「つまり、10人+2人で、12星座のゾディアックってワケですね?」
作「そういう事になるね。」
弓「ますます楽しみですぅ〜!!」
作「じゃあ弓雁ちゃん、よろしく!!」
弓「アタシだって、強いんですよ。また見てくださいね!!」











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