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FBIから来た女:1〜リアン・ハートネスとジンの章
作:ユーリ



ファイル79:剣野刃の秘密の接触『後編』


前回までのあらすじ


刃の様子がおかしいというので、平次に頼まれ彼女に探りを入れる事になったコナンと哀。
しかし、彼女本人に聞いても、すぐにはぐらかされてしまう。
そこで大阪に住んでいる松葉に協力を仰ぎ、夜な夜な刃が黒ずくめの男と寝屋川公園で会っている事を突き止めた。
それが本当なら、刃が黒の組織に寝返ってしまうという最悪の事態が予想される。
それを阻止するために、コナンと哀は刃を待ち伏せるのだが、刃はもう黒の組織に寝返るという・・・
絶望的な状況下で、2人はついにあきらめようとするのだが、突然刃が笑い出して・・・




「アーハッハッハッ!!2人とも見事に引っかかったわね!アタシが黒の組織なんかに寝返るワケないじゃない!」

コナン
「ハアァ!?」


「じゃあ、その人は・・・?」


「ウッフッフッ・・・もうボウシ外していいわよ。」

バサッ・・・

コナン
「あーっ!!オ、オマエは・・・本堂瑛祐!!!」

ボウシをとった黒ずくめの男の正体は、本堂瑛祐だったのだ。

瑛祐
「まったく・・・リアンは笑いすぎですよ!」


「だって〜、おかしいんだも〜ん!アーハッハッハッ!!ハッ・・・」

次の瞬間、コナンと哀の鋭い目が刃に向けられた。

コナン・哀
「リ・ア・ン・ちゃ〜ん・・・」

刃は冷や汗を垂らした。


「ヤ、ヤダな〜・・・ジョークだよ、ジョーク!アメリカンジョーク!」

コナンと哀の怒りは、MAXになった。

コナン・哀
「ジョークで済むか、このボケーッ!!!」

コナンと哀の怒りは、刃に向けられたのだった。

1時間後・・・

コナンと哀は、まだ怒っている。


「2人とも、機嫌直してよ〜・・・何度も謝ってるじゃ〜ん・・・」

コナン
「謝って済む問題か!!」


「今回の事は、本気で頭にきたわ!!」


「(ヤバイ・・・このままじゃマジでヤバイよぉ・・・)瑛祐君、お願い・・・助けてぇ〜・・・」

瑛祐
「(フゥ・・・まったくもう・・・)まあまあ、新一君も志保さんも・・・リアンも深く反省してるみたいですから、その辺で許してあげたらどうですか?」

コナン
「まあ、瑛祐君がそう言うんなら・・・」


「特別に許してあげるわ。」


「た、助かった・・・」

コナン
「それにしても・・・なんでアンタ、オレ達の正体知ってんだ?」


「もしかして、彼女に聞いたから?」

瑛祐
「そうじゃありませんよ。今まで隠してましたがボク、実はFBI捜査官なんです・・・」

コナン
「な、何〜っ!!?」


「あ、あなたがFBI捜査官ですって!!?」

瑛祐
「そうなんですよ。」

コナン
「でも、なんでアンタ・・・」

瑛祐
「ボクがFBI捜査官をしている理由は、黒の組織を追っていた我が父の敵討ちと、行方知れずになっている我が姉を探し出すためなんです。」

コナン
「姉って・・・あのアナウンサー、水無怜奈の事か?」

瑛祐
「ええ、そうです。あの組織では、キールと呼ばれているようですが・・・」


「待って!今キールはFBIが病院に閉じ込めているはずでしょ?まさか、逃げられたの?」

瑛祐
「それはちがいます。FBIは、万が一目が覚めた時のために、彼女の体をロープでベッドにしっかりと縛りつけています。だから、逃げられる心配はありません。」


「問題は、そのキールがなりすました人物・・・」

瑛祐
「すなわち、ボクの姉・・・『本堂瑛美(ホンドウ エミ)』です。」

コナン
「本堂・・・瑛美・・・」


「それが、あなたのお姉さん・・・」

瑛祐
「ええ。我が姉は、8年前に起きたペンデュラムアッドとFBIの戦い・・・『第一次組織大戦』の時、ペンデュラムアッドとの戦いの場に出ていったきり戻ってきませんでした。それから8年間、一度も連絡がなかったんです。さすがのボクも、姉は死んでしまったのではないかと思うようになりました。しかし・・・」

コナン
「その疑惑は打ち砕かれた・・・黒の組織の構成員、キールこと水無怜奈の出現で・・・」

瑛祐
「ええ。テレビに出ていたそのアナウンサーを見た時には、驚きましたよ。なにしろ、8年間も音信不通だった姉の姿が、テレビに映っていたのですからね。しかし、その姿は姉にはとても見えませんでした・・・明るくしているその裏側に、危険な気配を感じたんです。そして予想通り、そのアナウンサーはしばらく休暇をとると言って、突然消え失せた・・・」


「ちょうどその時だったのよ・・・黒の組織による、土門康輝さん並びに毛利小五郎狙撃未遂事件が起きたのはね・・・」

瑛祐
「そうだったんですか・・・」


「あの事件で新一君達が遭遇したメンバーは、キール、キャンティ、コルン、ウォッカ、ジン・・・そしてベルモットの6人・・・」

コナン
「ちなみに、そのベルモットは今は金田一ユリだけどね・・・」


「私達と同じように、APTX4869で幼児化したのよ・・・」

瑛祐
「そうなんですか。どうりで、必死こいて探し回っても彼女が見つからないワケだ・・・つまり、今は彼女は味方なんですか?」

コナン
「ああ、仲間になってもらったよ。」


「それで、あなたのお姉さんの事だけど・・・」

瑛祐
「ええ、だからボクは姉はまだ生きていると信じているんです。おそらく黒の組織との戦いで拉致され、組織に監禁されているだろうとね・・・」

コナン
「そう信じたいな・・・」


「ええ・・・」


「瑛祐君、私達の正体を知ったって事は・・・」

瑛祐
「ええ、これからはこのボクも、あなた達に協力させてもらいますよ。それに・・・」

コナン・哀・刃
「それに?」

瑛祐
「未だに行方知れずになっている、蘭さんの事も気にかかります。」

コナン
「ま、まさか・・・」


「蘭さんもひょっとしたら組織に襲われて・・・」


「APTX4869で幼児化しているかもしれないの・・・?」

瑛祐
「可能性としては、充分考えられますね・・・」

コナン達は、しばらく黙っていた・・・






某国



ドゴオオォォ!!

メラメラメラメラ・・・

サー・スノー:ドレイク『ヒュヒュヒュヒュヒュ・・・炎よ・・・もっと、もっと燃え上がれ・・・オレの力をもっともっと高めて・・・この雷をあの小娘に当ててやるんだ・・・リアン・ハートネスに・・・ヒュヒュヒュヒュヒュ・・・ヒュハハハハハハハハ!!!』


作「第27回生対談です。今回のゲストは本堂瑛祐君だよ!」
瑛祐「ボクもやっとこの対談に出れましたね。」
作「すまないねぇ・・・出番がなかったもので、君をなかなか出せなくて・・・」
瑛祐「いいんですよ。今回は充分に見せ場がありましたし。それよりも気になるのは・・・」
作「やっぱり、サー・スノーかい?」
瑛祐「そうですね。あのドレイクっていう男・・・」
作「リアンちゃんの名前を呼んでいたようだけど・・・」
瑛祐「おそらく、彼女と何か因縁がある人物なのでしょうね。」
作「そうだね。さて、ここからが大変だよ!」
瑛祐「ついにペンデュラムアッドが動き出しましたし、これから先どうなる事やら・・・」
作「じゃあ、後よろしく!!」
瑛祐「姉は必ず、探し出す!!」











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