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FBIから来た女:1〜リアン・ハートネスとジンの章
作:ユーリ



ファイル75:コナンと哀の仲進展デート



「うーん・・・わかんない・・・ぜんぜんわかんないよぉ・・・」

灰原哀はお風呂の湯船の中で、剣野刃が転校してきた日に彼女に言われた言葉を思い出していた。

刃『人って、親しい人には名前で呼んでほしいし、自分も名前で呼んでみたいものなのよ。特に、好きな人にはね・・・』

哀はあの言葉を言われた日から、1人の少年の事が気になって気になってしかたがないのだ。

その相手とは、江戸川コナンであった。


「そういえば、私歩美ちゃんやマリアちゃん達の事は名前で呼べるのに、どうして工藤君を名前で呼べないんだろう・・・(本当に彼の事を好きなのなら、ちゃんと名前で呼べるはずだよね・・・)」

哀はすっくと立ち上がった。


「よーし!絶対に工藤君の事、名前で呼んでみせるんだから!!」




そして、翌日・・・


小五郎
「おはよう、哀君!」


「おはようございます。」

その時、コナンが部屋から出てきた。

コナン
「ふあぁ・・・おはよう・・・」

小五郎
「おお、おはよう・・・」


「あ、おはよう・・・コ、コナ・・・」

コナン君コナン君コナン君コナン君コナン君コナン君コナン君コナン君コナン君コナン君コナン君コナン君コナン君コナン君・・・

コナン
「あ?」


「こ、この頃眠そうだね・・・え、江戸川君・・・」

コナン
「ああ、オレ最近夜おせーからな・・・ふあぁ・・・」

コナンはアクビをしながら、リビングへと歩いていった。


「(ま、いっか・・・まだチャンスがあるんだし・・・)」




帝丹小学校




「ハァ・・・」

哀は机に突っ伏していた。

けっきょく、登校するまで一度もコナンを名前で呼べなかったのだ。


「ハアァ・・・」

歩美
「・・・」



その放課後・・・



歩美
「今日の哀ちゃん、なんか変じゃない?」

歩美は元太に話しかけた。

元太
「歩美もそう思うか?」

たくま
「何かあったのかな?」

光彦
「ユリちゃん、何か知ってます?」

ユリ
「ぜんっぜん・・・何も聞いてないけど・・・」

マリア
「ほんなら、いったい何なんや?」

たくまやマリアも話しに加わる。

展開から予想できると思うが、たくまとマリアにバレた後、元太と光彦にもコナン達の正体がバレてしまったのだ。

けっきょく、少年探偵団のメンバー全員にコナン達の正体がバレた事になる。


「アタシの予想だけど・・・哀ちゃんはきっと、恋をしたんじゃない?」

歩美・元太・光彦・ユリ・たくま・マリア
「ええ〜っ!?こ、恋〜っ!!?」

元太
「・・・って、誰に?」

ズテッ!!

歩美達6人は、一斉にコケた。

光彦
「にぶいですねー、元太君は・・・」

たくま
「灰原さんが恋をする相手といったら、コナン君しかいないだろ?」

元太
「でもさぁ、アイツコナン君には興味ないって前に言ったぞ。そうだよな、歩美?」

歩美
「うん、確かに言ってたよね。」

ユリ
「でもね、女の子って、男の子への気持ちがけっこう変わりやすいものなのよ・・・たとえその時は興味がなくても、月日がたてば好きになる事だってあるの。」

マリア
「ユリちゃんもそうなん?」

ユリ
「ブッ!!」

ユリは飲んでいたコーラを吹き出してしまった。

マリア
「なあ、そうなん?」

ユリ
「ま、まあ・・・そういう事にしといて・・・」


「まあ、とにかく・・・哀ちゃんはコナン君に恋をしてしまったって事よ・・・」

ユリ
「それで、今日1日様子がおかしかったのね・・・」

マリア
「なあ、歩美ちゃん・・・女の子が恋をしたら、一番に何やるんや?」

歩美
「そうねぇ・・・まず、名前で呼びたくなるわね。」

マリア
「ウチとたくまもそうやったで。な!」

たくま
「ああ・・・」

元太
「じゃあ、灰原の様子が今日1日おかしかったのは・・・」

光彦
「コナン君の事を名前で呼びたかったからで・・・」

ユリ
「そういえば、私登校の時哀ちゃん達と一緒に来たけど・・・哀ちゃん、今日はやたらとコナン君に話しかけてたなぁ・・・あれって、そういう事か・・・」

歩美
「なんとかしてあげたいね・・・」

光彦
「こういう時はやっぱり・・・」

歩美・元太・光彦・マリア・たくま・刃・ユリ
「あれだね!!」




コナン
「おーい、みんなー!・・・って・・・誰もいねぇし・・・」


「あ、あの、江戸川君・・・」

コナン
「ん?」


「こ、今度の日曜日・・・わ、私とデートしてくれない?」

コナン
「ああ、いいよ!」


「ありがとう。(やったぁ、言えた!よーし、このデートで絶対に工藤君を名前で呼んでみせるわ!!)」



コナンと哀は、笑い合いながら下校していた。

その2人を、歩美達はこっそり尾行していた。

歩美
「哀ちゃん、うまくいったのかな?」

マリア
「あれだけじゃ、まだ何とも言えんな・・・」

ユリ
「明日、2人を尾行しましょ!」


「それがいいわ!」

歩美・元太・光彦・マリア・たくま・刃・ユリ
「フッフッフッフッフッ・・・」




そして、日曜日



ユリ
「小五郎さん、おはようございます!」

小五郎
「おお、ユリ君。おはよう!」

ユリ
「コナン君と哀ちゃんはいますか?」

小五郎
「コナンと哀君なら、デートだって言ってトロピカルランドに行ってるが・・・」

ユリ
「わ、わかりました・・・」


ユリ
「コナン君と哀ちゃん、もういなかったわ・・・」

歩美
「なんですって!!」

光彦
「先を越されましたね・・・」

元太
「オレ達もトロピカルランドに行くぞ!!」

歩美・光彦・マリア・たくま・刃・ユリ
「おーっ!!」




トロピカルランド



歩美達7人は、コナンと哀を追ってトロピカルランドまでやって来た。

歩美
「目標はどこにいるのかしら・・・」

マリア
「あ、おったで!!」

歩美達が見ると、コナンと哀が仲良く歩いていた。

よく見ると、2人は手をつないでいた。


「次はどこに行く?コ、コナ・・・」

コナン
「ん?」


「こ、粉薬ってどこで売ってたっけ?江戸川君・・・」

コナン
「粉薬?粉薬なら普通、薬局だろ?」


「そ、そだね・・・それより、どこ行く?」

コナン
「オバケ屋敷。」


「ええ〜っ!!私、苦手なのに・・・」

コナン
「大丈夫だって。オレがついてるからよ。」


「う、うん・・・」

コナンと哀は、オバケ屋敷へと向かった。

歩美
「ダメだね・・・」


「あれしきの事が言えないなんて・・・」

マリア
「ヘタレやな・・・」

ユリ
「そ、そこまで言わなくても・・・」

たくま
「それより、オレ達も追わなきゃ見失うぜ?」

元太
「そうだった!」

光彦
「行きましょう!」




オバケ屋敷




ドバアァァ!!


「キャ〜ッ!!」

コナン
「大丈夫か?」


「ううん・・・怖い・・・」

コナン
「走るぞ!」


「うん!」

タタタ・・・

光彦
「まったく・・・灰原さんも恐がりですねー・・・あんな非科学的なものを信じるなんて・・・」

って、アニメ第1話で『心臓に悪い』とか言ってたヤツが何を言いますか・・・

光彦
「ねえ、皆さん・・・ん?」

歩美達はみんな、気絶していた。



歩美達が回復し、何とか脱出すると、もうコナンと哀の姿はなかった。

光彦
「まったく・・・皆さんが気絶するから、見失っちゃったじゃないですか!!」

歩美・元太・マリア・たくま・刃・ユリ
「め、面目ない・・・」

光彦
「しかたないですね・・・2人ずつに分かれて探しましょう。」


元太とユリは、『夢とおとぎの島』を探している。

元太
「いないな・・・」

ユリ
「そうね・・・」


たくまとマリアは、『冒険と開拓の島』を探している。

たくま
「どこにいるんだか・・・」

マリア
「わからへん・・・」


歩美と光彦は、『怪奇と幻想の島』を探している。

歩美
「いないねー。」

光彦
「そうですねー。」


ちなみに刃はというと、1人で『野生と太古の島』を探していた。


「誰もいないし、これならあの能力が思う存分使えるわね。制御装置、解除!!」

カッ!!


「リアン・ハートネス・スーパーサーチ!!コナン君と哀ちゃんの居場所を、教えて!!」

バァン!!

ヒュー・・・

カン!


「アイタ!ん?今どき、尋ね人ステッキですか・・・ま、いいや・・・」

コト・・・

パタン・・・


「ミラクル・ジュラシックパーク2006・・・あっちね・・・」


『ミラクル・ジュラシックパーク』



「あ!いた!」

コナンと哀が、モーターボートに乗り込んで出発した。


「よし!アタシも!!」


しかし、刃が戻ってきた時には、もう2人はいなかった。


「ヤバイ!見失った!!」

刃は走り出した。




刃が走っていった先には、もう歩美達が来ていた。

そこは、観覧車だったのだ。

歩美
「刃ちゃん、速く来て!」

刃が追いつき乗り込むと、観覧車は動き出した。





観覧車の中でも、哀は黙ったままである。

コナン
「・・・」



しばらくして観覧車が着くと、コナンは哀の手をつかみ、走り出した。

歩美達も、急いで2人の後を追っていく。



コナンと哀は、『科学と宇宙の島』の噴水の所まで来ていた。

歩美達は、物陰に隠れて様子を伺っている。

コナン
「よーし、そろそろだな・・・10・・・9・・・8・・・7・・・6・・・5・・・4・・・3・・・2・・・1っ!!」

パシュウウゥゥ・・・


「わぁ〜!キレイ・・・」

コナン
「デートの最後は、こうでなくっちゃな!」


「あ、ありがとう・・・コ、コナ・・・」

コナン
「・・・いいよ、オレの事名前で呼んでも・・・」


「え?」

コナン
「そう呼びたかったんだろ?」


「ホ、ホント!!コナン君!」

コナン
「ああ・・・」


「あ、そうだ・・・これからは、私の事も名前で呼んでいいから・・・そう呼んでね・・・」

コナン
「ああ、そうさせてもらうよ・・・哀・・・」


「あー、いきなり名前で呼ぶなんてズルいよぉ〜!!」

コナン
「フフッ・・・」


「あー、笑ったわねぇ!!」

コナン
「ハハハッ・・・」


「も〜!!」

コナン
「さ、帰るぞ、哀・・・」


「うん!帰ろ、コナン君!」

コナンと哀はは笑い合いながら、歩美達に気づかずに帰った。

その様子を、歩美は微笑みながら見つめていた。

歩美
「よかったね・・・哀ちゃん・・・」

そして、歩美達も帰路についたのだった。


作「生対談も23回目!今回のゲストは東尾マリアちゃんだよ!」
マ「作者ハン、お世話になりま〜す!」
作「それにしても、この話であの2人の仲はずいぶんと進展したねー。」
マ「ホンマですねー。作者ハン、最初からこの話考えてはったんですか?」
作「まあね!」
マ「この話、基本的にコ哀話やしな!」
作「まあ、そうだね。」
マ「そういえば、黒の組織っちゅう連中はいつ動くんですか?」
作「もうちょっとで動き出す予定だよ。」
マ「あ〜、緊張するわ〜!」
作「それでは、マリアちゃん、よろしく!」
マ「ウチは浪花っ娘、東尾マリアや!!」











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