ファイル70:呪われたクルージングツアー『14・園子にバレた正体、不吉な予言』
高松祐美とスペード・ブラザーズも逮捕され、ミステリークルーズは無事に終わった。
そしてオレ達を乗せたマリエル号は、東京へと向かっていた。
コナンと哀の部屋
哀
「事件が解決してよかったね、工藤君。」
コナン
「ああ・・・」
刃
「どうしたの?」
ユリ
「なんか、浮かない顔してるよ?」
コナン
「実はさ・・・マリエル号に乗船した時に白百合さんに言われた、『ボウヤの秘密がある子にバレる』っていうのがずっと気になってんだよな・・・」
哀
「あの占い師、よく当たるらしいしね・・・」
刃
「いったい誰にバレるっていうのかしら?」
ユリ
「うーん・・・」
そんな時、ドアがノックされた。
コンコン、コンコン!
哀
「はーい。」
哀がドアを開けると、そこには園子が立っていた。
園子
「はーい、哀ちゃん。コナン君、いる?」
哀
「はい、いますけど・・・」
園子
「呼んでくれない?」
コナン
「何?園子姉ちゃん。」
園子
「ちょっと船尾デッキまで来てほしいんだけど・・・」
コナン
「う、うん・・・」
船尾デッキ
園子
「コナン君、スゴかったわね。あんな爆弾を解体できるなんて・・・」
コナン
「ま、まあね・・・」
園子
「ま、それも当たり前か・・・あなたは子供じゃないんだもの・・・そうでしょ?新一君?」
コナン
「なっ・・・ななな、何言ってるの園子姉ちゃん!ボクは子供だよ〜?」
園子
「ウソおっしゃい!!」
コナン
「ヒャア!」
園子はコナンのメガネを取り上げた。
コナン
「あ!」
園子
「新一君と顔がそっくりだわ。こんなに瓜二つの人、私そうそう見た事ないわね。」
コナン
「ちょ、ちょっと待ってよ!決定的証拠でもあるの?」
園子
「もちろん。あなたがつけてるネクタイ・・・それでしょ?いつも私の声をマネしてるメカは・・・それと、右腕の時計・・・これ、ただのオモチャじゃないんじゃなくて?」
コナンは冷や汗を垂らす。
園子
「さらにあなたは、音楽の知識に乏しいところや、髪型まで瓜二つ!これ以上の証拠があるのかしら、新一君?」
コナン
「ヤ、ヤダなぁ園子姉ちゃん・・・ボク子供だよ〜・・・」
園子
「ヘェ〜・・・そこまでごまかすの・・・だったら私にも考えがあるわ・・・あの第3倉庫に連れ込んで、ゆーっくりと尋問してあげましょうか?縄でイスに縛りつけてね・・・」
コナン
「(ヤ、ヤバい・・・もうごまかしきれねぇ・・・)あー、わかったよ!話せばいいんだろ、話せば・・・」
コナンは、園子にすべてを話した。
園子
「そう・・・そんな事があったんだ・・・」
コナン
「黙ってて悪かったな、園子・・・」
園子
「いいのよ、新一君・・・これからは、私もあなたの仲間になってあげるわ。」
コナン
「ありがとう、園子・・・」
園子
「どういたしまして。よろしくね、これからも。」
白百合
「ホッホッホ。ボウヤ、君の不運はまだ終わってはおらぬよ・・・」
コナン
「し、白百合さん・・・」
白百合
「君は今後、まず2人の男女の子供に正体がバレるじゃろう・・・そして近いうちに、あの大阪のお嬢さんにも感づかれる・・・そして最後には、『闇から来た冷酷な男』にも正体はバレる・・・重々、気をつけなされ、工藤新一君・・・」
園子
「あの・・・どうしてそんな事を私達に教えてくれるんですか?」
白百合
「信じておるからじゃよ・・・この不安な未来を、唯一変えられる存在を・・・『銀の弾丸』といわれる、そのボウヤをな・・・運命は決まってはおらぬ。未来は、自らの手で変えられる・・・その事を、いつも忘れないでいれば・・・必ず幸せは訪れるじゃろう・・・」
コナン
「ありがとう、白百合さん。」
園子
「さよなら。」
白百合
「うむ、さらばじゃ・・・」
コナンと園子は、船の中に戻っていった。
白百合
「・・・」
バサッ・・・
怪盗キッド
「そう・・・未来は自らの手で変えられる・・・アイツなら、きっとヤツらを倒せるだろう・・・さて・・・オレも、またパンドラを探しに行かなきゃな・・・」
バサバサッ・・・
キッドは、ハンググライダーで飛び去っていった。 |