ファイル67:呪われたクルージングツアー『11・悲劇の事件、捜査開始』
翌朝
コナン
「ふぁぁ・・・よく寝たぜ・・・」
哀
「今日は何だか気持ちがいい朝だね。」
コナン
「そうだな。このまま普通に終わればいいんだけど・・・」
コナンと哀が部屋を出ると、三本松正人がやって来た。
コナン
「あ、三本松さん。」
哀
「どうしたんですか?」
三本松
「あ、コナン君、哀ちゃん。毛利さんは部屋かい?」
コナン
「うん、まだいると思うけど・・・」
その時、小五郎が現れた。
小五郎
「三本松さん。どうしたんです?こんな朝早くから・・・」
三本松
「じ、実は・・・」
弓浜
「大篠津君が亡くなったんだ!!」
小五郎
「ええ〜!!」
コナン・哀
「大篠津さんが!?」
小五郎
「で、発見場所は?」
弓浜
「Dデッキの第3倉庫です。」
小五郎
「わかりました、行きましょう。オマエ達、部屋から出るんじゃないぞ!」
コナン
「そんなワケにはいかないよ!!」
哀
「私達、夕べ大篠津さんを見てるんです!!」
小五郎
「な、なんだって!?」
三本松
「しかたありませんね、この子達も連れていきましょう。美保ちゃんも下にいます!」
小五郎
「よし、オマエ達、行くぞ!」
コナン・哀
「うん!」
Dデッキ−第3倉庫
コナン達は、現場にたどり着いた。
美保
「!!」
コナン・哀
「美保ちゃん!!」
美保
「うぇ〜ん、コナン君、哀ちゃん〜!!おじいちゃんが死んじゃったよ〜!!」
美保がコナンと 哀にすがりつき、泣き出した。
コナン・哀
「美保ちゃん・・・」
平次
「遅いで、オマエら!」
コナン
「は、服部!」
哀
「他の人達まで・・・」
平次、刃、ユリ、美保、銀一、松葉の6人と、船医の後藤も現場に来ていたのだ。
小五郎
「美保君、後藤先生。被害者の死亡推定時刻はわかりましたか?」
後藤・美保
「ええ・・・死後硬直の具合などから、大篠津さんが殺されたのは、夕べの2時から3時頃までだと考えられます。」
松葉
「死因は、ロープによる絞殺と、果物ナイフによる刺殺よ。」
コナン・哀
「2つも死因が!?」
平次
「犯人は、なんやってこんな妙な殺し方をしたのか・・・」
小五郎
「うーむ、確かに妙だな・・・それじゃあ犯人は、首を絞めて気絶させた後にナイフも刺したのか?」
銀一
「あるいは、ナイフで刺した後に首を絞めたのか・・・」
ユリ
「いずれにしても、犯人は2人はいると考えた方がいいでしょうね。」
刃
「うん・・・」
小五郎
「そうだな・・・コナン、哀君。オマエら、美保ちゃんを連れて部屋に戻っとけ。後でまた、夕べの事を聞かせてもらうからな。」
コナン・哀
「うん!」
美保
「ふざけないで!!この事件は私が解く!!おじいちゃんの仇をとってやるんだからぁ!!」
そう言うと、美保は走っていった。
松葉
「待つんや、美保ちゃん!!」
松葉も、慌てて美保の後を追った。
平次
「おっちゃん、オレらは客達に聞き込みしてくるわ。」
小五郎
「ああ、頼んだぞ。」
平次、銀一、美保は倉庫を後にした。
コナン
「じゃ、オレ達も部屋に戻るか。」
哀
「ええ。」
コナン、哀、刃、ユリは部屋に戻った。
コナンと哀の部屋
コナン
「リアンちゃん、ユリちゃん・・・2人に聞きたい事があるんだ。」
刃
「なぁに?」
哀
「キルシュ、バン、ロゼっていうヤツら知ってる?」
ユリ
「キ、キルシュですって!?」
刃
「バンとロゼ!!この船に乗ってるの!?」
コナン
「2人とも、知ってるんだな?」
ユリ
「ええ、キルシュっていえば、組織でも上位クラスに入る女ヒットマンよ・・・」
刃
「バンとロゼは、有名な財閥や大手グループの子供を専門に狙い、生計をたててるヤツらよ!昔のコードネーム『オオカミ』っていったら、アタシ達FBIの中で知らない人はいなかったわ!!」
コナン
「ヤツら、ピーターの件の時から黒の組織に関わっていたのか・・・」
哀
「でも、もう1人の方は素顔がわからないわね・・・」
刃
「どうして、そんなに急ぐの?」
コナン
「ヤツら、昨日カジノで計画について話してたんだ。殺せって言ってた標的が、大篠津さんだったとしたら・・・」
哀
「捕まえろと言ってたもう1人の標的は、孫娘の美保ちゃんだって事になるわ・・・」
刃
「な、なんですって!?」
ユリ
「た、大変だわ!小五郎さんに知らせなきゃ!!」
コナン達は、小五郎に怪しい3人組の事を伝えた。
小五郎
「な、なんだって!?そ、そんな事があったのか!?」
コナン
「う、うん・・・ご、ごめんなさいおっちゃん・・・」
哀
「あの時、私達が大篠津さんの後を追っていれば、こんな事には・・・」
小五郎
「気にするな、オマエ達のせいじゃないさ。」
平次
「それより、美保ちゃんが心配や・・・」
美保
「松葉ちゃんも、途中で見失っちゃったみたいだし・・・」
銀一
「どこにいったんだか・・・」
松葉
「それより小五郎さん、現場には何か落ちてなかったんですか?」
小五郎
「ああ、そういえばトランプのカードが落ちていたな・・・スペードのカードが2枚・・・」
平次
「なんやて?」
銀一
「わかったぞ!犯人はその、スペード・ブラザーズだ!!」
コナン
「おっちゃん、ボク達、お客さん達に呼びかけてくる!」
小五郎
「待て!ブリッジにある船内放送を使った方が早い!!」
綾子
「そっか、それなら美保ちゃんにも聞こえるかもしれませんね。」
コナン
「じゃあ、みんな行こう!!」
哀・刃・ユリ・平次・和葉・銀一・美保・松葉・綾子・阿笠
「おおっ!!」
コナン達は走っていった。
そんな中、園子だけが1人残った。
小五郎
「どうしたんだ、園子君?」
園子
「おじさん・・・その2枚のトランプカードは、どんな風に落ちてたの?」
小五郎
「そういえば、なんか妙な方向を向いてたな・・・確か・・・」
小五郎は、現場の様子をサラサラと紙に書いた。
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│ ↑ │
│ 被 │
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小五郎
「こんな感じだったが・・・これがどうかしたか?」
園子
「う、うん、なんでもない。」
小五郎
「じゃ、オレはもう行くから、オマエも早く来いよ!」
園子
「はい!」
小五郎は走っていった。
園子
「・・・私の推理が正しかったら、この事件の犯人はスペード・ブラザーズだけじゃない・・・2人を操った、もう1人の犯人がいる!!」
その頃、美保はDデッキに降りてきていた。
美保
「絶対に証拠を見つけてやるんだ・・・おじいちゃんの仇・・・とるんだから・・・そういえば、トランプのカードが2枚落ちてたよね・・・もしかして、あれって・・・」
そんな事を考えている美保が、気づくハズがなかった。
自分の背後に、怪しい影が迫っている事を・・・
ガバッ!
美保
「うっ!!」
美保は後ろから口を塞がれた。
美保
「むぐぐ・・・うぅ・・・」
ドサッ・・・
美保は倒れ込んでしまった。
「ウフフ・・・」
謎の影は、美保を奥へと運んでいった。 |