ファイル62:呪われたクルージングツアー『6・船上でのひと休み』
翌朝
平次
「ふぁぁ・・・よう寝た・・・」
平次はアクビをしながら、部屋を出た。
すると、コナンと哀が目をこすりながら客室から出てきた。
平次
「あれ?オマエら、寝れなかったんか?」
哀
「ええ・・・夕べ、変な音がしてたでしょ?あれが気になって、寝つけなかったのよ・・・」
平次は苦笑いした。
まさか、その音の原因を作ったのが自分だとは、口が避けても言えるまい。
平次
「工藤もそうなんか?」
コナン
「ああ、それもあるんだけど・・・」
コナンは平次にヒソヒソ声で話した。
コナン
「灰原の寝顔があまりにもカワイすぎて、寝れなかったんだよ・・・」
平次
「ああ、さよか・・・」
どうやら、コナンのベッドに哀が潜り込んで、一緒に寝ていたようだ。
しかし、平次はとてもうらやましいと思った。
その後みんなも起きてきて、大ホールで朝食を食べる事になった。
コナン達の朝食は桜野松葉が作った特別料理で、とてもおいしかったらしく、コナン達はあっという間に完食した。
松葉はそれを見て、ニッコリと微笑んでいた。
カタ・・・
コナン
「ごちそうさま。」
哀
「とてもおいしかったわ。」
平次
「朝食も食い終わった事やし、さあ遊ぶで〜!!」
和葉
「平次は元気やなぁ〜・・・」
小五郎
「ま、その辺が平次君らしいと言えるがね。」
ユリ
「さあ、何して遊ぼうか?」
阿笠
「毛利君、カジノでポーカーでもせんか?」
小五郎
「いいですね、やりましょう!」
綾子
「あの・・・私も参加していいですか?」
小五郎
「もちろんですとも、綾子さん!」
哀
「博士、お金とか賭けちゃダメよ!」
コナン
「大丈夫!あのカジノ、お金を賭けるのは禁じられてるから・・・」
小五郎
「じゃ、お昼にまたな〜!!」
小五郎、阿笠、綾子は、3人で出ていった。
ガタ・・・
銀一
「さてと・・・」
美保
「私達も行きましょうか。」
刃
「え?美保ちゃん達一緒に遊ばないの?」
銀一
「うん!後藤先生と河崎さんに、ダブルスでのビーチバレーをしようって誘われたんだよ。」
美保
「久しぶりだから、腕が鳴るわ。じゃーね〜!!」
美保は銀一を引っ張って、大ホールから出ていった。
残っているのは、江戸川コナン、灰原哀、服部平次、遠山和葉、剣野刃、金田一ユリ、鈴木園子、大篠津美保の8人だ。
コナン
「さて・・・」
哀
「けっきょく残されたのは、私達だけか・・・」
ユリ
「博士が残ってたら、いつものダジャレクイズで笑わせてくれるのにね。」
平次
「ほんなら、今回はオレがクイズ出そか?」
和葉
「平次がクイズを?」
刃
「ま、ないよりはマシかもね・・・」
平次
「オホン・・・ほんならいくで!!船の中の客室で、1人の男の刺殺体が発見された。被害者の右手には、携帯電話が握りしめられとって、警察が調べたところ、発信履歴が残されとったんや。『73345』っちゅう、意味深な暗号がな・・・ほんでや、警察が現場検証をしたところ、引き出しの中から電卓が発見されたんや。どうも被害者は、買い物の計算なんかもいちいち電卓でするタイプやったらしい・・・浮かび上がった容疑者は4人。七瀬満、小雨健二、貝塚四郎、鯨井三五や。さあ、犯人を見事推理してくれ!!」
美保
「ハーイ!」
平次
「ほい、大篠津美保ちゃん!」
美保
「73345だから、この数字が名前に入ってない小雨健二でしょ?」
平次
「ブッブ〜、大ハズレ!!」
和葉
「ほんならさ、動物の名前は関係あんの?」
平次
「はっきり言うて、ない!」
園子
「ハァァ!?何それ!!」
ユリ
「そんなの、ぜんぜんわかんないよ!」
平次
「刃ちゃんはわかったやろ?説明してくれへんか?」
刃
「アタシは遠慮するわ・・・コナン君と哀ちゃんに任せる・・・」
平次
「ホレ、2人ともリクエストやで!」
コナン
「電卓は、その暗号を電卓に移せって事で・・・」
哀
「その打った暗号を、電卓ごとひっくり返すのよ。すると・・・」
『─┐─┐─┐││┌─
│─┤─┤└┤└┐
│─┘─┘ │─┘』
↓
『┌─│ ┌─┌─│
└┐├┐├─├─│
─┘││└─└─└─』
コナン
「SHEEL『シェル』・・・つまり『貝』さ。」
哀
「よって、犯人は『貝塚四郎』ってワケ。」
園子
「さすがはコナン君と哀ちゃんね!」
和葉
「そやけどこれ、小学生には難しすぎるんとちゃうの?」
刃
「それに、あまりおもしろくないわ・・・」
平次
「ハ、ハハ・・・さよか・・・」
ユリ
「そっかなぁ?私はけっこう楽しめたけど・・・」
美保
「私も・・・」
哀
「まあ、要するに・・・」
コナン
「人それぞれってワケだな。」
刃
「それで?けっきょく何するの?」
哀
「そうねぇ・・・江戸川君は何したい?」
コナン
「シアター・マリエルで、映画でも観ないか?チケットも弓浜社長からもらってるし・・・」
ユリ
「そうね、そうしましょ。」
コナン達は、シアター・マリエルに向かった。
シアター・マリエル
哀
「あら?上映作品が増えてる・・・」
刃
「あらあら?どうやら、あなたの大好きな探偵左文字シリーズもあるみたいよ。どうする?」
コナン
「オレは絶対左文字!!」
哀
「私も江戸川君とがいいなぁ・・・」
和葉
「このままだと、かたよるわ。平次、どうする?」
平次
「そやなぁ、ジャンケンでもするか。」
コナン・哀・刃・ユリ・美保・園子・平次・和葉
「最初はグー!ジャンケンほーい!!アイコでしょー!!」
その結果、コナン、哀、美保、園子が探偵左文字シリーズ、刃、ユリ、平次、和葉がアニメシリーズという振り分けになった。
コナン・哀・美保・園子
「やりぃー!!」
平次
「ゲッ・・・マジかよ・・・」
和葉
「ええやん、ええやん!」
ユリ
「たまには童心に帰るのも、悪くないかもね・・・」
刃
「じゃあ、映画が終わりしだい集合って事で・・・」
コナン達は、それぞれの上映館に入っていった。 |