FBIから来た女:1〜リアン・ハートネスとジンの章(57/111)縦書き表示RDF


この章からの話には、ゲームボーイカラーソフト『名探偵コナン・呪われた航路』のネタバレが含まれています。
この話を読む前に、先にゲームをお楽しみになる事を勧めます。
FBIから来た女:1〜リアン・ハートネスとジンの章
作:ユーリ



ファイル57:呪われたクルージングツアー『1・マリエル号への招待状』


コナン
「ふあぁ・・・今日も退屈な授業だったな・・・」

コナンは大あくびをしながら、毛利探偵事務所に向かっていた。


「しょうがないじゃない。小学生が学校ふけて町中をうろつくワケには行かないでしょ?」

コナン
「そりゃあそうだけどよ・・・」

ユリ
「それに、私はあまりちゃんとした小学生時代を送らなかったから、今の生活にはけっこう満足してるわ。」

コナン
「ハハ・・・」





途中でユリと別れ、コナンと哀は毛利探偵事務所に戻ってきた。

わけのわからない人に説明しよう。

実は、蘭が失踪してしまったため、コナン達の食事を作れそうな人がいなくなってしまったのだ。

英理に頼んだらとコナンが一度提案したのだが、小五郎に『冗談じゃない』と即、拒否された。

そのため、阿笠邸での料理の腕を見込まれた哀が、蘭が帰ってくるまで毛利家に居候する事になったのだ。

コナン
「灰原ー、郵便受けのぞいてくれないか?」


「はーい。」

哀はコナンの肩に乗ると、郵便受けを開け、中の物を取り出した。


「えーっと、電気代の請求書に、講演会の案内状に・・・あら?」

コナン
「どうした、灰原?」


「あなた宛に手紙が来てるの。ほら。」

コナンは哀から手紙を受け取り、手紙を見た。

確かに、『江戸川コナン様』となっている。

コナンは封筒を破き、中身を読んだ。

『拝啓 江戸川コナン様
コナン君、お元気ですか?
大篠津美保です。
マリエル号の事件では、おじいちゃん共々ずいぶんお世話になりましたね。
今回手紙を送ったのは、事件を解決に導いてくれたあなたや毛利さんに、ぜひまたミステリークルーズに参加して欲しいとおじいちゃんと弓浜さんがご提案なさったからです。
招待状を同封しておきますので、お友達の方もぜひお呼びください。
米花港に停泊しているマリエル号で、かつてのクルーズスタッフ共々、あなた様のご到着を心からお待ちしております・・・

敬具

大篠津繁の孫娘 大篠津美保より』

コナン
「(美保ちゃん・・・元気にしてるんだな・・・)」


「どうしたの?」

コナン
「あ、イヤその・・・」


「あ、私にもそれ見せて!」

哀はコナンから手紙を引ったくった。


「・・・。ふーん、あなた私に内緒でこんなクルーズに参加してたんだ・・・ん?事件?事件があったんだ。ねぇねぇ、よかったら私にも聞かせてくれない?」

コナン
「え!?」


「ねー、教えてよー!」

コナン
「あー、わかったよ!教えりゃいいんだろ、教えりゃ・・・」

コナンは哀に、マリエル号の事件について話し出した。

コナン
「オレ、蘭、おっちゃん、園子、服部、和葉ちゃん、その他大勢の客が参加した、マリエル号のミステリークルーズ・・・そこでイベントがあったんだ。それは、怪盗ハマーに奪われた『バラの姫の首飾り』を探し出すというイベントだった。イベントにはタロットカードが使われてて、『KNIGHT』『PALACE』『WITCH』『DRAGON』『CHURCH』『WHEEL』『LAKE』の7つのカードが使われたんだ。オレは園子とチームを組み、見事ネックレスを見つけたんだぜ。」


「へー、スゴいわね!」

コナン
「服部は、和葉ちゃんを助けるために参加者の1人ピーターとポーカー勝負をやったりで、大変だったらしいけどな。」


「アハハ・・・」

コナン
「だが、その後パーティ中に、ヤリがテーブルに突き刺さるハプニングが起こったんだ。その夜、オレは園子に誘われて、船内を探険したんだ。そうしたらな・・・」

コナンは、ニヤリとした。


「そ、そうしたら・・・?」

コナン
「エントランスホールにあった甲冑がなくなっていて、鎧がうろついていたんだ。」


「えぇ〜!?こ、怖いわ・・・」

コナン
「大丈夫、結局それもトリックだったんだ。エキストラの仕掛けたな。」


「は、はあ・・・」

コナン
「ま、積もる話は置いといて・・・おっちゃんに話をしとかないとな。」

コナンと哀は、毛利探偵事務所に入っていった。





小五郎
「ほぅ、また弓浜社長から招待状が来たのか?」

コナン
「うん。」

小五郎
「そうだな、また参加するか。オマエ達も、誰か友達を誘っとけよ。」

そう言うと、小五郎はビールを買いに行った。

コナン
「さて、誰を誘ったものかな・・・」


「博士とユリを誘ってみる?」

コナン
「そうだな、そうしよう。」



博士とユリに電話すると、博士もユリも一発OKだった。

こうして、オレ達はミステリークルーズに参加する事になった。






『名探偵コナン・呪われたクルージングツアー』


オレは高校生探偵、工藤新一。
幼なじみで同級生の毛利蘭と遊園地に遊びに行って、黒ずくめの男の怪しげな取引現場を目撃した。
取引を見るのに夢中になっていたオレは、背後から近づいてくるもう1人の仲間に気づかなかった。
オレはその男に毒薬を飲まされ、目が覚めたら・・・
体が縮んでしまっていた!!
工藤新一が生きているとヤツらにバレたら、また命を狙われ、周りの人間にも被害が及ぶ・・・
阿笠博士の助言で正体を隠す事にしたオレは、蘭に名前を聞かれてとっさに『江戸川コナン』と名乗り、ヤツらの情報をつかむために、父親が探偵をやっている蘭の家に転がり込んだ・・・。
ではここで、オレの正体を知ってる人達を紹介しよう。
まず、服部平次と剣野刃。
服部は、オレと同じ高校生探偵で、ある事件でオレの正体を知ってしまった。
剣野刃は、FBIの捜査官だったが、潜入捜査がバレてしまい、ヤツらに毒薬を飲まされ縮んでしまった。
瀬戸川レオン、笠原麻衣は、京都に住む名探偵のカップルで、オレと同じように組織の取引現場を目撃し、口封じのために毒薬を飲まされた。
忍者だった桜野松葉は、ジンに利用された挙げ句、毒薬を飲まされてしまった。
吉田歩美と平尾隆太。
この2人にバレたのは、オレの不注意のせいだった。
灰原哀と金田一ユリは、黒の組織の仲間だったが、組織を裏切って幼児化し、オレの所へ逃げてきた。
そしてもう1人・・・怪盗キッド!!
ヤツとの決着はまだついていない・・・
そして今、豪華客船マリエル号で、再び血塗られた惨劇がオレや仲間を待ち受ける!!
混迷と疑惑の闇に、一条の光を・・・
小さくなっても頭脳は同じ!
迷宮無しの名探偵!!
真実は、いつも1つ!!!


作「対談第5回は、江戸川コナン君です!」
コ「前回で言ってたゲームを元にしたっていうのは、こういう事だったのか。」
作「あれ?誰から聞いたんだい?」
コ「もちろん、刃ちゃんからだよ。」
作「あ、そっか。」
コ「それより、この話でまたオレの正体が誰かにバレるんだってな?」
作「ああ、そうだよ。」
コ「ああ、そうだよじゃねぇよ!!いったい誰にバレるんだ!?」
作「それは、これからのお楽しみさ。」
コ「鬼・・・」
作「まあ、いいじゃないか。」
コ「よくねぇよ・・・」
作「それでは、コナン君、どうぞ!」
コ「次回も、必ず見てくれよな!!」











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