ファイル51:コナン君とコナー王子
米花町
哀達4人は、米花町で起きたひったくり事件を解決し、帰っている途中だった。
哀
「今日もいろいろあったわね。」
ユリ
「ホントね。」
刃
「また事件か何かが起こっちゃったりして・・・」
コナン
「ハハ、んなバカな・・・」
「おお、見つけましたぞ、コナー王子様。」
コナン
「へ?」
「早く行かないと、間に合いませんよ。」
そう言うと、老人はコナンの腕をつかんだ。
ガッ!
コナン
「わっ!」
刃
「あ!!」
ユリ
「やめなさい!!」
刃とユリが、老人を取り押さえた。
刃
「コナン君を誘拐する気?」
ユリ
「だったら、警察に電話して・・・」
「その方は、コナー王子ではないのですか・・・?」
哀
「?」
ハドスン
「私は、ホームズ公国のハドスン大臣と申すものです。」
ユリ
「ええ、大臣だったの!!」
刃
「ご、ごめんなさい!!」
ハドスン
「いえいえ。我が公国の王子コナーは、国王の代わりに日本の大臣に会いに来たのです。ただ、その王子様がホテルからいなくなってしまわれまして。辺りを探し回っていたら、あなた様があまりにも王子様に似ていらっしゃったもので、つい早トチリを・・・」
そう言うと、ハドスンは哀達に写真を見せた。
コナン
「わあ、ボクそっくり。」
ハドスン
「約束は今日の午後3時なのに、イタズラ好きの王子様は、こんな紙を残してホテルからいなくなってしまったのです。」
哀
「ちょっと見せてください。」
哀はハドスンから紙を受け取り、読んだ。
『すまたいなたにんなた(←)えうたなこ(な↓)るなたあのなたい(た↓)たなすんたなふ』
哀
「・・・(わかったわ!!)」
哀はニコッと微笑んだ。
哀
「なるほど、場所はわかりました。問題は、3時までに間に合うかどうかです。そこで・・・」
ゴニョゴニョ・・・
ハドスン
「それは、すばらしいアイデアです。よろしくお願いします。」
コナン
「がんばってね。」
哀
「私達は、急いでコナー王子を見つけよう。」
哀
「コナー王子は、ここにいるはずよ。」
刃
「どこにいるのかしら。」
ユリ
「いた!おーい、王子様。」
哀
「大声で呼んじゃダメよ。」
コナー
「ああ、見つかっちゃった。」
コナー王子は逃げ出す。
哀達は悪戦苦闘しながら、ようやくコナーを捕まえた。
哀
「もう、逃げられないわよ。」
刃
「今日は、大切な会議なんでしょ?」
コナー
「ああ、もっと遊びたかったのに。」
ユリ
「仕方ないでしょ。ああっ!あと7分しかない!」
ユリが時計を見ながら、叫んだ。
哀
「大丈夫よ、このスケボーがあるんだから。さあ、王子様、乗って!!」
コナーが乗ると、哀はスケボーを発進させた。
コナー
「わあ、すごい。」
ホテル
ハドスン
「間に合いませんでしたな。」
コナン
「仕方ないね。作戦通り、ボクがコナー王子の代わりにがんばるよ。」
『それでは、ホームズ公国のコナー王子に入場していただきます。』
コナン
「行くよ。」
ハドスン
「はい。」
その時・・・
哀
「江戸川君!」
コナン
「あっ。」
哀とコナー王子が、スケボーで追いついた。
キキーッ!
コナー
「わっ!」
ドシャ!
哀
「ごめん、大丈夫?」
コナン・コナー
「イタタ・・・」
ハドスン
「何とか、間に合いましたな。さあ、行きますよコナー王子。」
そう言うと、ハドスンはコナンの手を引っ張った。
コナン
「え。」
コナー
「え。」
哀
「あ、ハドスン大臣。ハドスン大臣、ちがいます!」
バタン!
コナン
「ボクはコナン、いえ、コナー王子です。よろしく。」
「これは王子様、よろしく。」
ハドスン
「しまった。こっちはコナン君だった・・・」
コナー
「ボクの代わりにコナン君ががんばってるから、ボク達は遊びに行きましょう。」
哀
「ハドスン大臣、どうすればいいの・・・」
その後、会議が終わる5時30分まで、哀達はコナーにつき合わされたのでした・・・ |