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FBIから来た女:1〜リアン・ハートネスとジンの章
作:ユーリ



ファイル50:夏だ!恐怖の肝試し!!『後編』


前回までのあらすじ

時雨山大学院では毎年恒例になっている、音無寺の肝試し。
桜野松葉、蜂野鈴也、宮本フレア、佐々木メトロ、風魔雷薙、柳生清兵衛の6人は、クラスメート6人と共に、音無信秋のいる音無寺に乗り込んだ。
種明かしをしようと、お嬢様の綾小路麗華も参加したんだけど・・・
米倉沙織が話した6年前の事件が、現実の話になっちゃって・・・!?
次々とみんなが消えちゃった!!


松葉
「ねぇ、沙織ちゃん・・・次は誰がいなくなるの?」

沙織
「え?」

松葉
「さっきの沙織ちゃんの作り話・・・そして、その話と同じようにいなくなったNOSと藤原君・・・とくれば、これは沙織ちゃん達の企んだ事なんでしょ?」

沙織
「わ、私は関係ないわ!」

松葉
「アタシ、NOSがヒソヒソ話してるの見ちゃったんだけどなぁ・・・」

沙織
「NOSがみんなをおどかそうとしてたのは知ってたわ・・・でも私は本当に無関係なのよ・・・まさか、こんな事になるなんて・・・」

松葉
「それじゃあ・・・これって・・・」

信秋
「皆さ〜ん!!来てくださ〜い!!」

鈴也
「音無の声だ!」


信秋
「これを見てください・・・」

鈴也
「これって・・・水たまり・・・?足跡!?」

フレア
「キャ!!」

ハラ・・・

メトロ
「?何だこれ!?」

鈴也
「!?清兵衛の服の色に似てる・・・」

松葉
「もしかして、雷薙ちゃんがこの水たまりに!?」

沙織
「・・・もうイヤ〜!!」

フレア
「キャーッ!!」

鈴也
「ちょ、ちょっと、落ち着いてよ!!」

沙織
「これがどうして落ち着いていられるのよ!!」

麗華
「あなたの作り話とたまたま同じなだけじゃない!みんなの悪ふざけに決まってますわ!!」

沙織
「あれは本当に作り話なんかじゃないのよ!最後の人の事、話してなかったでしょ!!」

麗華
「だ、だってその人も、いなくなってしまったんでしょ?」

沙織
「最後の1人は、事件の3日後に保護されたの・・・その子は、恐怖で髪の毛が真っ白になっていたそうよ・・・」

松葉
「な、何があったの?」

フレア
「ねぇ、鈴也君・・・」

麗華
「そんな大事な話、どうして黙ってらしたの?」

沙織
「だってあの時、綾小路さんがウソよ〜っ!!って早トチリして、言う機会がなかったんだもの・・・」

松葉
「じゃあ、何かの呪いがこの裏山にもあるって事?」

沙織
「私には何とも・・・」

麗華
「プラズマよ・・・ねぇ、佐々木君?」

鈴也
「なあ音無、フレアちゃん知らない?」

信秋
「さっきまでこの辺に佐々木君といましたけど・・・宮本さんや佐々木君まで・・・」

沙織
「フレアちゃーん・・・」

松葉
「メトロくーん・・・」

信秋
「本堂に戻りましょう・・・もう、ボク達の手に負える問題ではありません・・・」


信秋
「母さぁん、父さぁん!」

タタタ・・・

松葉
「鈴也!」

鈴也
「?」

松葉
「このニンジャコールで4人に連絡すれば?」

鈴也
「じゃあオレ、フレアちゃんとメトロに!」

トゥルル・・・トゥルル・・・

鈴也
「フレアちゃんとメトロ、出ないよ・・・」

松葉
「雷薙ちゃんと清兵衛君も・・・いったいどうなってるのかしら?」

麗華
「そんなバカな〜っ!!」

鈴也
「どうしたの、綾小路!?」

信秋
「家中探したんですけど、父さんも母さんもいないんです!」

松葉
「どこかへ出かけたのかもよ?」

信秋
「母さんはやりかけのままいなくなるなんて事はないんです・・・父さんだってそうです・・・」

麗華
「警察に電話するのよ!!」

バッ!

カチャカチャ・・・

鈴也
「どうなの、綾小路?」

麗華
「電話がつながらない!」

鈴也
「何の音もしない・・・」

麗華
「逃げましょ!!ここにいても仕方ありませんわ!」

鈴也
「ダメだよ!!みんなを放っておいて逃げるなんて、できるワケないじゃん!!」

麗華
「蜂野君、あなたは皆さんの尊い犠牲を無駄になさる気ですの?」

信秋
「縁起でもない事言わないでください!!」

松葉
「だったらこうしましょう!アタシと鈴也はみんなを探すから、綾小路さんと沙織ちゃんは逃げてちょうだい!」

信秋
「じゃ、ボクは父さんと母さんを・・・」

松葉
「音無君は、2人を安全な所へ連れていってあげて!」

鈴也
「音無、あとお願いな!」

ダッ!

タタタ・・・

ガッ!

鈴也
「あたた・・・」

スッ!

鈴也
「あ、ありがとう松葉・・・」

スッ・・・

鈴也・松葉
「臨兵闘者皆陣列在前!!ニンジャ・チェンジ!!!」

鈴也と松葉は、忍者に変身した。

鈴也は水色、松葉は桃色の忍者である。

鈴也
「華麗な忍者・すずやっちー!!」

松葉
「可憐なくノ一・まつばっちー!!」

鈴也
「・・・で、どうする?」

松葉
「ミラクルニンジャは、2人だけじゃ使えないし・・・」

鈴也
「そうだ!桜流蜂忍法・召還!!カラオケセットよ、出ろぉ!!」

ボゥン!!

松葉
「鈴也、歌うの・・・?」

鈴也
「これでみんなを呼び出すんだよ!」

松葉
「なるほど!」

鈴也
「みんなを見つけるって言うより、みんなに見つけてもらうって感じ?じゃあ、やるね!しぐれ・・・」

キィィィィン・・・

鈴也・松葉
「わあぁぁぁ!!」


キィィィ・・・ン・・・

麗華
「な、何ですの、この音!?」

信秋
「まるで獣の遠吠えみたいですね・・・」

沙織
「イヤアァ〜・・・」

ダッ!

信秋
「よ、米倉さぁん!そっちじゃないですよ〜!!綾小路さん!危険ですからここを動かないで待っててください・・・米倉さんを連れて戻りますから!」

ダッ!

麗華
「危険なんだったら、行かないでぇ!!」

ポツ〜ン・・・

麗華
「だ、誰か・・・一緒にいて・・・蜂野君でもいいから〜!!」

コトッ・・・

麗華
「・・・蜂野君!?蜂野君なんでしょ?・・・そんな所に隠れてないで、こちらに出ていらしたら?」

カッ!!

麗華
「キャ!プラズマ・・・プラズマ!」

『そして、とうとう最後の1人も・・・』

麗華
「だ、誰・・・!?」

ズオォォ・・・

麗華
「イヤァ・・・!」


翌日・・・

『桜野亭』

鈴也
「だけどあるんだねぇ、あんな事・・・」

雷薙
「あんなに大事になってるなんて、考えもしなかったわ・・・」

鈴也
「奈川と杉森は、オレ達をおどかそうと隠しておいたシャツやコンニャクの隠し場所がわかんなくなってずーっと探し回ってて・・・」

雷薙
「藤原君と沖田君は、あわてて走ってたもんだから滑って転んで崖の下に落ちて目を回してて・・・」

フレア
「雷薙ちゃんと清兵衛君は話に夢中になってて・・・」

雷薙
「アタシが水たまりに足突っ込んで・・・」

清兵衛
「オレがビックリした拍子にソデを木の枝に引っかけちゃったんだよな・・・」

鈴也
「フレアちゃんは米倉の声にビックリして、トイレに行きたくなったんだけど・・・」

メトロ
「みんな話に夢中だったもんで、しょうがなくオレが連れてってやったんだよな・・・」

鈴也
「音無のお父さんお母さんは、スイカにかける塩を買いにコンビニに車で出かけてて・・・」

松葉
「電話が通じなかったのは、綾小路さんがあんまりあわててたもんだから、電話線を引っこ抜いちゃったのよね・・・」

雷薙
「ドジだなぁ・・・」

フレア
「綾小路さんらしいわねぇ・・・」

鈴也
「そういうフレアちゃん達も・・・」

松葉
「ニンジャコールを忘れて来たけどね・・・」

フレア・メトロ・雷薙・清兵衛
「ギク・・・!!」

鈴也
「それにしても・・・綾小路も災難だったね・・・」


麗華
「キャアア・・・!!」

鈴也
「綾小路、綾小路ってば・・・」

麗華
「・・・ん!?」

ヒョコ!

ヒョコ!

ヒョコ・・・

麗華
「へっ・・・!?」

鈴也・松葉・フレア・メトロ・雷薙・清兵衛・達治・良和・敦也・正文・信秋・沙織
「・・・」

麗華
「・・・」


フレア
「もしアタシが綾小路さんだったら、たぶんショック死してるわ・・・」

松葉
「だけど、あれだけ同じような事が重なるなんてねー・・・」

鈴也
「あ、そうそう、松葉!これ、どうもありがと!ちゃんと洗っといたからさ!肝試しの時に借りたハンカチ!」

松葉
「・・・え?」

鈴也
「ほら、オレが転んだ時貸してくれたじゃん・・・」

松葉
「アタシ、そんなの知らないわよ・・・」

鈴也
「・・・え!?」

松葉・フレア・雷薙
「ま、まさか・・・」

鈴也・メトロ・清兵衛
「これって本当に・・・」

鈴也・松葉・フレア・メトロ・雷薙・清兵衛
「ギャアアアアアア〜ッ!!!」


綾小路邸

麗華
「ママ・・・一緒に寝てもいい?」

「あら・・・また・・・?」

麗華
「だって・・・」

「明日は1人で寝るのよ・・・甘えんぼさん・・・」

麗華
「こんな姿、他の方には見せられませんわ・・・」


どうも皆さん、作者のユーリでございます。
暑苦しい夏には、背筋も凍る怪談話がいい薬!
涼しくなりすぎるのも問題かもしれませんが・・・
今回の話は、松葉と鈴也の仲を進展させる目的で書いた話でしたが、今回の話で少しは距離が縮まったかな?
次回もお楽しみに!!











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