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FBIから来た女:1〜リアン・ハートネスとジンの章
作:ユーリ



ファイル05:新たな出会いと、恋の幕開け



「ん・・・うぅ・・・」

意識がもうろうとする中、蘭はようやく目を覚ました。


「あれ・・・?ここは・・・?」

快斗
「おお、気がついたか?」

蘭の目に写っていたのは、新一にそっくりな青年だった。


「し、新一!?」

快斗
「え?え!?」

快斗は、あわてている。


「あなた、新一!?」

快斗
「や・・・オレは・・・」

「その人は工藤新一君じゃないわよ!」

声がする方に蘭が振り向くと、赤い髪の少女が立っていた。


「???」

弥生
「アタシはこの人の妹の黒羽弥生で、この人は黒羽快斗!工藤新一君じゃないわ!!」


「そうなの・・・それにしてもここはどこ?」

弥生
「そんな事言う前に、自分の体を見てみれば?」

蘭は弥生に指さされた鏡を見て、えぇーっ!!?という顔になった。


「な、何この体!?体が縮んでる!!?」

蘭は、しばらく目の前の状況が信じられなかった。





しばらくして、ようやく蘭は自分の状況を理解した。


「そんな・・・私がこんな姿になるなんて・・・」

蘭はうつむき、泣き出した。そんな蘭に、弥生が駆け寄りなぐさめる。



しばらく泣き続けて、蘭はやっと泣き止んだ。

弥生
「やっと理解できたようね。」


「うん、でもどうしよう・・・」

快斗
「学校の事かい?」


「うん、この姿で高校に通うってワケにもいかないでしょ?」

弥生
「そうね・・・転校手続きは寺井ちゃんにアタシの通っている江古田小学校にしてもらうとして・・・偽名を決めなきゃね。」


「偽名か・・・」

蘭はしばらく考え込み、次の瞬間、両手をポンッと叩いた。


「決めたわ!私の偽名は、遠蘭鈴にする!」

快斗
「とおらんすずか・・・」

弥生
「なかなかいい名前じゃない・・・」

寺井
「快斗ぼっちゃま、江古田小学校への転校手続きが整いました!」

快斗
「って、早っ!」

弥生
「まあ、遅くても困るけどね。」


「じゃあ、よろしくお願いします。」

こうして、蘭は江古田小学校に転校する事になった。






翌日・・・江古田小学校

中森北斗
「ねえ、弥生、聞いた?」

弥生
「ああ、転校生の事でしょ?知ってるわよ、ウチに居候してるんだもの・・・」

北斗
「弥生の家に居候してるんだ・・・どんな子だった?」

弥生
「そうね・・・一言でいうと・・・カワイイかな?」

桃井桂太
「カワイイ転校生か・・・」

小泉青治
「・・・」

「席に着けー!出席をとるぞー!!」

先生の声がかかると、弥生達はあわてて席に着いた。

「授業を始める前に、転校生を紹介する!さあ、入ってきてくれ!」

「はい。」

先生に言われて、遠蘭鈴が入ってきた。

「カ・・・カワイー!!」

転校生の遠蘭鈴を見て、北斗達は歓声をあげた。

「今日からみんなと勉強する事になった、遠蘭鈴(とおらんすず)君だ!みんな仲良くしてやってくれ!さて、遠蘭君の席はっと・・・」

「先生!」

「ここ、ここ!」

「オレの隣!」

「フム・・・どこがいい、遠蘭君?」

鈴は辺りを見渡した。


「あそこにします。」

鈴はそう言うと、その席へと歩いていった。

ガタ・・・。

鈴が座ったのは、弥生の隣の席だった。

「弥生ちゃんの隣に行ったぞ!」

「何でだろ?」

「そりゃあれだ、黒羽がかっこいいから・・・」

弥生
「だ〜れ〜がボーイッシュだって〜!?」

「ゲッ!」

「黒羽が怒った・・・」

弥生
「アンタ達、二度とふざけた口がきけないようにしてあげようか!?」

「わー!」

「ゴメンナサイゴメンナサイ!!」

弥生は、男子3人を追いかけ回した。

それを見て、鈴は唖然としている。


「中森さん、弥生ちゃんっていつもああなの?」

北斗
「そうだよ。」

桂太
「いつもなら4、5人ぐらいは追いかけ回してるよ・・・」

青治
「ま、それだけ弥生ちゃんが人気あるって事なんだけどな。」


「へー・・・」



授業は進み、給食の時間






「あ、おいしい・・・(給食を食べるのも、意外と悪くないわね・・・)」

北斗
「弥生、お兄さんまだ魚食べられないの?」

弥生
「そうなのよ〜・・・鈴ちゃん、力貸してくれる?」


「任せといて、弥生ちゃん!好き嫌いはいけないわ!!」

弥生
「ありがと〜!!」

鈴と弥生は、誓いの握手を交わした。

北斗
「なんか、女の友情って・・・」

桂太
「最強だね・・・」

青治
「そうだな・・・」



同じ頃、帝丹小学校では、賢橋小学校とのスポーツ交流会が開かれていた。



元太
「あー、疲れる・・・」

歩美
「でも相手の学校、ドッジボール上手だよね〜。」

光彦
「ええ、残ってるのはコナン君と灰原さんと刃ちゃんだけですしね・・・あの3人に任せましょう・・・」



「くらえー!!」

ブンッ!


「江戸川君、危ない!!」

コナン
「おっと!」

バシッ!

コナン
「刃ちゃん、パス!」

ビュンッ!


「はい!」

パシッ!


「そらぁ!!」

ドゴォ!!

「があっ!!」

歩美
「やったあー!」

元太
「あと1人!」

光彦
「でも、あの子強そうですよ・・・」

「隆太君!がんばれーっ!!」

「平尾、負けるなよ!!」

「3人ともやっつけちまえー!!」

平尾隆太
「了解了解!」

賢橋小学校チーム最後の1人、平尾隆太は、異様な笑みを浮かべている。

隆太
「いくよ、少年探偵団のエリートさん・・・」

ビュンッ!

パシッ。

隆太
「ハァァァァッ・・・ハッ!!」

ブンッ!


「アタシが止める!!」

バシィィィ!!


「うっ!なんて威力なの・・・」

隆太
「賢橋小学校チーム最後の砦のこのオレを、甘く見てもらっちゃ困るよ・・・」

コナン
「なんか、ヤバそうだな・・・」


「固まっていては彼の格好の的になるだけよ!」


「二手に分かれましょ!」

コナンは哀の側に行った。


「勝負よ、平尾隆太君!!」

隆太
「望むところだよ、剣野刃ちゃん・・・」

隆太はボールを投げた。

刃はそれを受け止める。


「相手は強い男の子だわ・・・一撃でしとめるしかない!!」

刃は、高く飛び上がり、隆太に照準を合わせた。


「いくわよ!服部流・落雷落とし!!」

刃はボールを勢いよく隆太にシュートした。だが・・・

パシッ。

隆太は、刃の強力なシュートを片手で受け止めてしまった。


「ウ、ウソ・・・アタシのシュートが片手で止められた・・・」

隆太
「甘いね・・・腕力には自信があるんだ・・・」

隆太はそう言うと、空中で無防備になっている刃に照準を合わせた。


「いけない!空中じゃ、避けられない・・・」

隆太
「終わりだよ・・・」

ドンッ!!


「キャアアアアッ!!」

隆太のシュートが、刃を直撃した。


「うぅ・・・」

刃が墜落し、コナンがそれを受け止めた。

コナン
「刃ちゃん・・・」


「ゴメン、コナン君・・・やられちゃった・・・」

コナンは、刃を元太達がいる外野に連れていった。

コナン
「元太君、刃ちゃんを頼む・・・」

元太
「任せてくれ。」

コナンは、内野に戻った。


「江戸川君・・・」

コナン
「灰原、本気でいくぞ・・・」


「え、ええ・・・」

コナンと哀は、隆太との最後の勝負に望んだ。

最後の勝負なので、ボールの数が2個に増えた。

コナン
「ハァッ!」

ブンッ!


「ハァァァァッ!」

ブンッ!

隆太
「フンッ!」

隆太は、2つのボールを受け止めた。

隆太
「ハァァァァッ!!」

ブンッ!


「ハッ!」

哀はボールを避けると、コナンの肩に乗った。

隆太
「甘いね!オレの放ったボールはブーメランのように動くんだ!!」

ボールが、回転しながらコナンと哀の元に向かってくる。

バシィィィ!!

哀は、静かにボールを受け止めた。

隆太
「なっ・・・」

コナン
「灰原、あれの準備はできてる?」


「ええ、バッチリ・・・」

コナンが言ってるアレとは、阿笠博士が新開発した腕力強化グローブの事である。

コナン
「じゃあ、いくぜ!!」

コナンは、哀を空中に放り投げた。

ブンッ!

隆太
「え!?」


「いくわよ、隆太君!!」

空中から、哀のシュートが放たれた。

ドンッ!!

隆太
「くっ・・・」

ドゴォォォォォォォ!!

帝丹小学校の校庭に、煙が巻き起こった。

蹴り終わって落ちた哀を、コナンがしっかりと受け止める。

数秒後、煙の中から隆太が姿を現し、倒れた。

小林
「勝負あり!!この勝負、帝丹小学校の勝ち!!」

「やったー!!」

帝丹小学校の児童達は、みな抱き合っている。

哀も、思わずコナンに抱きついた。

コナン
「は、灰原?」


「あ・・・」

哀はあわててコナンから離れる。

2人は、うつむいて赤面した。


「フ・・・2人とも、まだまだニブいみたいね・・・」

刃は、クスッと笑った。

閉会式が終わり、児童達は解散した。


どうも、ユーリです。予想以上の大人気に、いささか驚いております。まだまだ終わりませんけど・・・さてそんな事より次回は、怪盗キッドを上回る怪盗が登場します!しかも前後編です。お楽しみに〜・・・











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