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FBIから来た女:1〜リアン・ハートネスとジンの章
作:ユーリ



ファイル20:稼ぎ屋の里・・・そしてビッグジュエル・ブラッディブラッド



「新一君、志保ちゃん〜っ!!」

刃は、うつむいて座り込んでしまった。


「どうしよう・・・アタシのせいだわ・・・アタシが、ちゃんと回りに気を配っていなかったから、新一君と志保ちゃんが・・・うっ・・・うぅっ・・・」

刃は泣き出した。

麻衣とレオンが刃に駆け寄り、なぐさめる。

麻衣
「泣かないで、リアンちゃん・・・あなたのせいじゃないわ・・・」

レオン
「2人を守りきれなかった、オレ達にも非があるんだよ・・・」

隆太
「くっそぉ、アイツよくも・・・みんな!今すぐ2人を助けに行こう!!」

レオン
「ムチャだよ、隆太君・・・いくらあの2人が探偵バッジを持ってるからって言ったって、今すぐに敵の本拠地に乗り込むのは、危険すぎるよ・・・」

麻衣
「ここは、相手の目的を探り出すのが先決よ!とりあえず、彼女の住んでた所がわかればいいんだけど・・・」


「それなら、アタシに任せて!」

そう言うと、刃は近くの木に手を置いた。


「・・・こっちだわ。」

そう言うと、刃はスタスタと歩きだした。

レオン
「なんでリアンちゃん、わかったんだ?」

麻衣
「なるほど・・・彼女は雷の力を持つ接触感応能力者・・・つまり、サイコメトラーってワケね・・・」

隆太
「つまりリアンちゃんは、手を接触させた場所の思考を読み取る事ができるってワケか・・・」

麻衣
「ええ、しかも彼女の超能力のレベルは、かなりの物みたいよ・・・」

隆太
「そういえば、前にリアンちゃんが魔女の事をすべて言い当てた事があったって2人が言ってたけど・・・あれって、そういう事だったのか・・・」

刃・レオン・麻衣・隆太は、ある場所に向かって歩きだした。






一方、さらわれたコナンと哀は・・・








コナン・哀
「うぅ〜ん・・・」

コナンと哀は、ゆっくりと目を覚ました。

コナン
「あれ?」


「こ、ここは・・・?」

アリス
「2人とも、お目覚め?」

コナン・哀
「!!」

コナンと哀の目の先には、アリスが立っていた。

アリス
「ここは、アタシが借りてるコテージよ。」

コナン・哀
「うっ!ぐぐっ・・・!!」

コナンと哀はもがいてみるが・・・体が動かない。

アリス
「ムダよ。あなた達を拘束しているその糸は、クモ一族の中でも特に強力な糸を使う、ジョロウグモ忍者に教えてもらった術を使ってるからね。そう簡単にはほどけやしないわ。」

そう、コナンと哀の手足と体は、クモの糸でグルグル巻きに縛られていたのだ。

コナン
「く、くそぉ・・・」


「私達をどうするつもり!?」

アリス
「フフフ・・・アタシの任務は、あなた達6人を捕らえて、依頼者に引き渡す事・・・確かその人の付き人は、スコッチっていったかしら・・・」

コナン・哀
「!!」

その言葉に、コナンと哀はゾクッとなった。

もしかしたら、黒の組織に正体がバレてしまったのではないかと・・・

コナン
「ち、ちくしょう・・・最初からオレ達が狙われてたって事か・・・」


「ど、どうしよう・・・絶体絶命だよ、私達・・・」

コナンと哀は、ふるえているしかなかった・・・






その頃、刃達は・・・






隆太
「さっきから、ずっと血の臭いがしてる・・・」

麻衣
「目的地が近い証拠だわ!」

レオン
「あ、あれだ!!」


「砦・・・血の臭いの発生源は、ここね・・・」

刃達は、砦に入り込んだ。

レオン
「あ・・・」

隆太
「!」

麻衣
「こ・・・これは・・・」

ゴオオオオ・・・

隆太
「魔物や妖怪と・・・戦ったのか・・・」

麻衣
「ほとんど相討ちじゃない・・・まちがいないわ、この砦は・・・アタシ達が探していた稼ぎ屋の里だ・・・」

隆太
「この人達が、稼ぎ屋の人達・・・」

刃が口を開いた。


「みんな・・・アタシ、FBIの現役で任務をしてた頃、ユーリお兄ちゃんとリリーお姉ちゃんに聞いた事があるの・・・日本のどこかに、魔物や妖怪を退治して報酬で生計をたてている、稼ぎ屋の忍者達の隠れ里があるって・・・この里の人達は先祖代々、魔物や妖怪退治を生業としてきたらしいのよ・・・」

隆太
「それじゃあ、魔物や妖怪達から怨まれるのも当たり前か・・・」

麻衣
「リアンちゃんのお兄さんとお姉さんは、この里の忍者達と交流があったって事?」


「うん。昔、任務でこの近くに来た時、この里の人達と親睦を深めてたんだって。超能力者にとって、未知の技を使う忍者は貴重な情報源だから・・・たびたび情報交換をしてたみたいだわ・・・」

隆太達は、黙っている。


「アタシも子供の頃、何度かお兄ちゃん達とここに来ていたから、少しだけならここの地理がわかる。みんな、ついて来て。アタシが案内するわ。」

刃達は、里の忍者達の亡骸を供養した後、里の中を回った。








ゴオオオオ・・・


「この里は、工房の役割もあってね・・・」

麻衣
「工房?」


「退治した妖怪や魔物の骨や皮で、武器や鎧を作っていたのよ。そして残った亡骸は村のはずれの・・・この鍾乳洞の中に・・・」

ゴオオオオ・・・


「この鍾乳洞こそ、この里の村人達が先代まで代々受け継いできたビッグジュエル、ブラッディブラッドが生まれた場所・・・そして、すべての戦いの始まり・・・」

レオン
「ビッグジュエル・・・」

麻衣
「ブラッディブラッド・・・?」


稼ぎ屋の里・・・そして、この里で生まれたビッグジュエル・ブラッディブラッド・・・謎は次回に持ち越しです。











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